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『不思議の国の数学者』チェ・ミンシク「正しい生き方とは何かを問う映画です」インタビュー収めたメイキング映像解禁

不思議の国の数学者

『シュリ』『オールド・ボーイ』『新しき世界』など韓国映画界を代表する俳優チェ・ミンシクの3年ぶりとなる復帰作『不思議の国の数学者』(4月28日(金)公開)より、メイキング映像が解禁された。

脱北した天才数学者と挫折寸前の劣等生。現実に失望しかけた2人が出会い、数学を通して人生を見つめ直していく物語は単なる数式上の正解だけが全てではなく、正解を見つけるための過程の大切さが描かれ、今を生きる私たちに共感と希望、励ましのメッセージが込められた温かな感動作となっている。さらには数学の美しさを証明するために円周率から作られた「π(パイ)ソング」のピアノ演奏など、数学を音楽で表現した圧巻のシーンも見どころ。

今回解禁となったメイキング映像で、主人公の天才数学者イ・ハクソンを演じたチェ・ミンシクは「正しい生き方とは何かを問う映画です」と話す。さらに「数学を通して人生に対する根本的な問題に問いを投げかけます。“間違った問いから正答は出ない”いいセリフです。人生もそうですよね」と劇中のセリフを引き合いに出し、観客に語りかける。イ・ハクソンと深い絆を築いていくさまが微笑ましい劣等生ジウ役に大抜擢されたキム・ドンフィも「結果だけを見せるのではなく過程を描く。人間くさい映画です」と自信を覗かせる。ジウの数少ない友達のボラムを演じたチョ・ユンソも「“問題に向き合い続けるのが勇気ではなく、明日また解くのが勇気だ”数学と人生の交わり、違いはない」と誇らしげに笑顔を見せる。

韓国を代表する名優・チェ・ミンシクとの共演について、キム・ドンフィは「作品に臨む態度、映画という芸術と向き合う態度、そういうものを学びました」と心酔した様子で、チョ・ユンソは「いつも“よくやってる”と言って、私を勇気づけてくれました。」と気遣いに感謝、ジウの教師役グノを演じたパク・ビョンウンも「彼はすばらしいメンターでした」と話し、イ・ハクソンの過去を知る唯一の友人ギチョルを演じたパク・へジュンは「生き方に悩んだ時に彼を見ると、道を示してくれているようで安心するんです」と絶賛。

撮影でチェ・ミンシクは「息を合わせることに神経を使いました。セリフと感情のやり取りです。」と振り返るが、チョ・ユンソは「和気あいあいとした現場で、撮影の日が楽しみで仕方なかったです」と明かす通り、映画『オールド・ボーイ』『悪いやつら』『新しき世界』などの骨太作品に出演してきたチェ・ミンシクが、終始優しい笑顔を見せる朗らかな雰囲気の現場だったことが映像からも伺える。

映画は数学を題材に、その魅力を存分に味わえる作品に仕上がっている。数学を面白く扱うことで苦手な人でも映画を楽しめるよう、日常の中にある数学を分かりやすく描いている。パク・ドンフン監督も「数学を退屈で堅苦しく感じる人もいますが、実は身近なところに数学は存在します。発見する快感を観客にも味わってほしくて構成を考えました」とメッセージを寄せる。

不思議の国の数学者
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