未来を担う映画作家の育成を目指し、日本映画の第一線で活躍する監督を多数輩出してきた、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が行う映画制作プロジェクト「PFFスカラシップ」。第27回PFFスカラシップ作品『裸足で鳴らしてみせろ』が8月6日(土)公開となる。
「代わりに世界を見てきてほしい」という盲目の養母のために、レコーダーを手に“世界の音”を届けようとする二人の青年。彼らは次第に惹かれ合うも、互いを抱きしめることができない。言葉にならない想いは、他愛のないじゃれ合いから暴力的な格闘へとエスカレートしてゆく……。
監督・脚本を務めるのは、大学の卒業制作『オーファンズ・ブルース』でPFFアワード2018でグランプリを受賞し、国内外からその瑞々しい感性と圧倒的な画力・構成力を絶賛された工藤梨穂。寡黙な青年二人の間であふれ出る愛情や欲望の行方を、肉体のぶつかり合いと、偽りの旅を通して描き出す。
本作の公開に先駆け、下記日程において公開前先行試写会の実施が決定いたしました。当日は、上映後に工藤梨穂監督ほかゲストによるトークイベントを予定しております。本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!
皆様のご応募を心よりお待ちしております。
映画『裸足で鳴らしてみせろ』公開前先行試写会5組10名様ご招待!
【日時】7月20日(水)17:30開場│18:00開映(上映時間128分)│20:10頃~トークイベント(30分予定)
【場所】シネアーツ試写室(東京都新宿区市谷本村町2番5号 AD市ヶ谷ビル)
【登壇者(予定)】工藤梨穂監督
※当日上映後に、工藤梨穂監督ほかゲストによるトークイベントを予定しております。
※応募締切:2022年7月11日(月)
【ご注意事項】
※本イベントはメールにて当選をご案内いたします。
※当選通知のため、必ず連絡がとれるメールアドレスでご応募ください。
※当選者ご本人を含む2名様のご招待となります。
※当日は、ご当選者ご本人様が必ずお越しください。
※都合により、登壇者は予告なく変更、イベントが中止、日程変更となる場合があります。予めご了承ください。
※当日はメディアの取材が入る可能性がございます。お客様が取材等で映り込む場合がありますので、予めご了承ください。
※満員の際は消防法によりご入場をお断りいたします。予めご了承ください。
※開演後のご入場は堅くお断りいたします。
※場内での録音・録音機器の使用を固く禁止致します。
※会場までの交通費、宿泊費などは、当選者様ご自身のご負担となります。
※当選の途中経過や当選結果に関するお問い合わせは承ることができません。
※都合により、締切日よりも早く応募を締め切る場合がございます。予めご了承ください。
【新型コロナ対策に伴う注意事項】
※本イベントは、新型コロナウィルス対策の下で実施いたします。
※当日、ご体調の優れない方はご来場をお控え頂きますようお願い致します。
※マスク着用、事前に検温及び手指消毒をお願い致します。
※当日行われる検査等で入場をお断りさせて頂く可能性があります。
※会場内での大声での会話などは控えていただくようお願い申し上げます。
※お申込み時にご登録いただいた情報は、万が一来場者から感染者が発生した場合など必要に応じて保健所等の公的機関へ提供させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※下記症状のある方はご入場をお控えいただくよう、ご協力をお願い致します。
1:ご来場前に検温を行い、37.5度以上の熱がある場合
2:喉・咽頭痛などの症状がある場合
3:新型コロナウィルス感染症の陽性と判明した者との濃厚接触がある場合
4:同居家族や身近な知人の感染が疑われる場合
5:過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航並びに当該国・地域の在住者との濃厚接触がある場合
6:マスク着用、手指消毒、検温、ソーシャルディスタンス等、主催者の定める注意事項を守って頂けない場合
どこへ行こう?
どこへでも行ける。
新鋭・工藤梨穂が紡ぐ、やさしくて痛い青春のきらめき。
フランソワ・トリュフォー監督『隣の女』のセリフ「一緒では苦しすぎるが、ひとりでは生きていけない」から着想を得た本作では、惹かれ合うも触れ合うことができない青年二人の、あふれ出る愛情や欲望の行方を、肉体のぶつかり合いと偽りの旅を通して、やさしくて痛い青春のきらめきを紡いでいく。
『ブエノスアイレス』、『汚れた血』、『ラブバトル』、『アデル、ブルーは熱い色』といった恋愛映画の名作から受けたインスピレーションを、独自のセンスで登場人物の造形や物語に昇華させた工藤梨穂。想いが深くなればなるほど、互いを傷つけてしまう――。主人公の若者たちが抱える愛にまつわる矛盾と、一緒に過ごした時間のかけがえのなさ。誰しもの記憶に残り続ける青春映画が誕生した。
既に海外映画祭からも注目され、第51回ロッテルダム国際映画祭ハーバー部門選出、第22回ニッポンコネクション・NIPPON VISIONS部門にてスペシャル・メンション獲得、今後は、6月開催の第46回フレームライン(サンフランシスコ国際LGBTQ+映画祭)ワールド・シネマ部門、7月開催の世界最大級の子ども映画祭・第52回ジッフォーニ国際映画祭 コンペティション部門に選出されている。
ストーリー
“世界旅行”の果て、二人の青年は凶暴な愛を予感する――。
父の不用品回収会社で働く直己(なおみ)と、市民プールでアルバイトしながら盲目の養母・美鳥(みどり)と暮らす槙(まき)。どこにも行けない彼らは、美鳥の願いを叶えるために、回収で手に入れたレコーダーを手に“世界の音”を記録し始める。サハラ砂漠を歩き、イグアスの滝に打たれ、カナダの草原で風に吹かれながら、同時に惹かれ合うも、互いを抱きしめることができない二人。言葉にならない彼らの想いは、他愛のないじゃれ合いから暴力的な格闘へとエスカレートしてゆく……。
第27回PFFスカラシップ作品
作品タイトル:『裸足で鳴らしてみせろ』
出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、甲本雅裕、風吹ジュン
高林由紀子、木村知貴、淡梨、円井わん、細川佳央
脚本・監督:工藤梨穂
主題歌:soma「Primula Julian」(dead funny records)
製作:矢内 廣、堀 義貴、佐藤直樹
プロデューサー:天野真弓
ラインプロデューサー:仙田麻子
撮影:佐々木靖之
音響:黄 永昌
音楽:藤井草馬
美術:柳 芽似
アクションコーディネーター:園村健介
編集:山崎 梓
助監督:平波 亘
ヘアメイク:大宅理絵
衣裳:藤原千弥
制作担当:三吉優也
製作:PFFパートナーズ=ぴあ、ホリプロ、日活/一般社団法人PFF
制作プロダクション:エリセカンパニー
2021年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/128分/英題:Let Me Hear It Barefoot
配給:一般社団法人PFF/マジックアワー
公式サイト:https://www.hadashi-movie.com/
公式Twitter:@hadashi_movie
公式Instagram:@hadashimovie
コピーライト:(C)2021 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF
8月6日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー
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