デヴィッド・クローネンバーグを父に持ち、自身も『アンチヴァイラル』『ポゼッサー』などを手掛け、カルト的な人気を誇るブランドン・クローネンバーグ監督の長編第3作となる『Infinity Pool』（原題）が、『インフィニティ・プール』の邦題で4月5日(金)より新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国公開となることが決定し、日本版ポスター・ビジュアルが解禁された。
裕福な若い夫婦が訪れた美しいリゾート地“リ・トルカ島”。その国では、観光客はどんな犯罪を起こしても大金を払えば自分のクローンを作ることができ、そのクローンを身代わりとして死刑に処すことで罪を免れることができるという身の毛もよだつ残酷なルールが存在していた……。
『パラサイト 半地下の家族』の配給会社NEONが製作を手掛けた本作は、スカルスガルド兄弟の長男アレクサンダー・スカルスガルド（『ターザン：REBORN』「ビッグ・リトル・ライズ」）とタイ・ウェスト監督作『Pearl パール』で大ブレイクを果たしたミア・ゴスが初共演し、全米スマッシュヒットを記録。本国ではスランプに陥り徐々に堕落していく作家ジェームズを演じたスカルスガルドの体当たりの熱演と、そんな彼を奇妙で恐ろしい世界に誘う女、ガビ役のミア・ゴスによる怪演が話題になった。また、『タクシー運転手 ～約束は海を越えて～』のトーマス・クレッチマン、『月影の下で』のクレオパトラ・コールマン、『イヴ・サンローラン』のジャリル・レスペールなど、著名な俳優たちが脇を固めている。
本作は当初、アメリカ映画協会（MPAA）より17歳未満入場禁止映画であるNC-17のレーティングを付けられたが、クロ―ネンバーク監督による再編集の結果、北米ではR指定（17歳未満は成人保護者の同伴必須）での公開となった。取り返しのつかない転落と倒錯。不可思議で、恐ろしく、どこか可笑しくもある、スタイリッシュでスリリングな1本だ。
今回解禁された日本版ポスター・ビジュアルを手掛けたのは、人気デザイナー・石井勇一。黒と紫を基調にした背景に浮かび上がる恍惚と恐怖が入り混じったアレクサンダー・スカルスガルドの表情と、そんな彼をじっと見つめるミア・ゴスの妖しい視線が印象的だ。スタイリッシュなロゴの下には、「罪を償うのは、もう一人の自分」というコピーが添えられており、意図的に反転された「自分」の文字が本作の世界観を洒脱に物語っている。
石井はこのポスターのデザインについて「彼が目覚めたものは、“溺れるような自己陶酔”か、それとも“堕ちていく快楽”か。そんな抜け出したくても抜け出せない魅惑の沼を妖しく表現しました。「POOL」ロゴの中には、無限（インフィニティ）マークも潜んでいます」とコメント。ポスターにはこれ以外にも、物語を紐解くような秘密が隠されているという。
また、海外版ビジュアルを採用したムビチケカードが2月9日(金)発売となることも決定（ムビチケオンライン同時発売）。購入特典は海外版ロゴをモチーフにした、ここでしか手に入らないオリジナル・マスキングテープ「インフィニティ・テープ」となっており、メイジャー通販サイト（https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20240209008）または公開劇場窓口（一部劇場を除く）にて購入することができる。
ストーリー
高級リゾート地として知られる孤島を訪れたスランプ中の作家ジェームズは、裕福な資産家の娘である妻のエムとともに、ここでバカンスを楽しみながら新たな作品のインスピレーションを得ようと考えていた。ある日、彼の小説の大ファンだという女性ガビに話しかけられたジェームズは、彼女とその夫に誘われ一緒に食事をすることに。意気投合した彼らは、観光客は行かないようにと警告されていた敷地外へとドライブに出かける。それが悪夢の始まりになるとは知らずに……。
作品タイトル：『インフィニティ・プール』
出演：アレクサンダー・スカルスガルド、ミア・ゴス、クレオパトラ・コールマン、トーマス・クレッチマン、ジャリル・レスペール
監督・脚本：ブランドン・クローネンバーグ
製作：NEON
2023年／カナダ・クロアチア・ハンガリー合作／英語／118分／R18＋／原題：Infinity Pool
日本語字幕：城誠子
配給：トランスフォーマー
公式サイト：https://transformer.co.jp/m/infinitypool/
公式X（旧Twitter）：@infinitypool_jp
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４月５日(金)新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
