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映画『ケイコ 目を澄ませて』第77回毎日映画コンクールで最多5部門受賞!岸井ゆきの&三宅唱監督からコメントも

ケイコ 目を澄ませて

第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品された三宅唱監督最新作『ケイコ 目を澄ませて』(公開中)が、第77回毎日映画コンクールで、日本映画大賞、女優主演賞(岸井ゆきの)、監督賞(三宅唱)、撮影賞(月永雄太)、録音賞(川井崇満)の最多5部門受賞を果たした。あわせて、新場面写真メイキング写真も解禁された。

本作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子をモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと<目を澄ませて>闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16mmフィルムで捉えた。

2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されると「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭での上映が続いている。

主人公・ケイコを演じた岸井ゆきのは、厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた。そして、ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に、日本映画界を牽引する三浦友和。その他、三浦誠己松浦慎一郎佐藤緋美中島ひろ子仙道敦子らが脇を固める。

今回の受賞を受け、岸井は「日々の私を見守ることで懸命に支えてくださり、映画ができていく瞬間を共にした大切な仲間です。このような賞を一緒に受賞できたことを心から嬉しく思います」、三宅監督は「岸井さんの受賞、そして月永さんと川井さんの受賞がとても嬉しいです。作品賞については、個別の部門が設定されてはいない各部のプロフェッショナルな仕事のすべてが結実したものとして勝手に受け止めさせていただき(総スケ賞、弁当賞、雨降賞etc.)、素晴らしい役者たち、スタッフたちとともに働くことができたことを誇りに思います」と喜びのコメントを寄せた。

その他にも、第65回ブルーリボン賞では作品賞、主演女優賞にノミネート、第36回高崎映画祭では最優秀作品賞、最優秀主演俳優賞を受賞している本作。今後の国内映画賞レースへの選出にも期待が高まる。

ケイコ 目を澄ませて
ケイコ 目を澄ませて

イントロダクション
初日から作品を絶賛する口コミが映画ファンを中心にSNSで一気に広がり、2週目も満席近い回が続出するなど、都内劇場を中心に好調な動員を続けている。感想投稿アプリFilmarksでは5点中4点以上の高評価が続き、12月第3週公開映画の初日満足度ランキングで第1位を獲得。また、映画レビューサイトcocoでもTwitter上の映画ファンの注目作品ランキング第1位を獲得し、同日公開の大作を抑える結果となった。

SNSでは「紛れもない傑作!」「世界を心をありのまま映す、これぞ映画」「誰かの人生を変えるパワーに満ちた作品」という熱のある感想が溢れ、映画ファンだけでなく芸能界にも鑑賞者が広がり、各界の著名人たちからもSNSで続々と絶賛の声が寄せられている。

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