クラシック名曲にも注目!『ふたりのマエストロ』親子の葛藤と夫婦の絶対的な愛を映し出す場面写真が解禁

映画『ふたりのマエストロ』(8月18日(金)公開)の場面写真が解禁された。

父も息子も、パリの華やかなクラシック界で活躍する指揮者の親子。父・フランソワ(ピエール・アルディティ)は、輝かしいキャリアを誇る大ベテラン。息子のドニ(イヴァン・アタル)は指揮者として才能を発揮し、今や飛ぶ鳥を落とす勢い。ある日、父へ一本の電話が。それは夢にまで見た世界最高峰<ミラノ・スカラ座>の音楽監督就任の依頼だった。しかし、ドニは父の偉業を素直に喜ぶことができないでいた。翌日、ドニにスカラ座の総裁から呼び出しが。なんと父への依頼は、息子への依頼の誤りだった。ドニは父に真実を伝えなければいけない苦渋の選択を迫られるーーー。

解禁となった場面写真は、真剣な眼差しでオーケストラと向き合い指揮を振るドニ、スカラ座からの依頼に思わず微笑む父・フランソワをはじめ、夜の街をドニとドニの息子・マシュー(ニルス・オトナン=ジラール)、バイオリニストでドニの恋人・ヴィルジニー(キャロリーヌ・アングラーテ)と楽しそうに歩くカット、さらにフランソワと妻・エレーヌ(ミュウ=ミュウ)がパリの煌びやかなレストランで食事をするシーンなど、印象的な家族の場面を多く切り取った。

1980年代のアラン・レネ監督作品に数多く出演した名優ピエール・アルディティと、日本では特に『バルスーズ』(75)のヒロインとして知られるミュウ=ミュウは、本作で3度目の夫婦役を演じる。30年以上前に知り合い、気心の知れた友人でもある2人は月日を重ねた複雑で繊細な夫婦関係を見事に体現し、印象的なレストランでのシーンについて次のように振り返った。

ピエール・アルディティ
「ミュウ=ミュウは良き仲間であり深く愛している人だから、愛を告白するのは簡単だった。互いの動きを見て楽しんだりね。レストランのシーンはフランソワが青年に戻る場面だ。(夫婦のこれまでが)毎日がバラ色というわけではなかったが、当然ながら全て彼女のおかげだと認めているんだ。」

ミュウ=ミュウ
「ピエールとはいつも上流階級の夫婦役なのよね。とても気が合うし信頼があるからうまくいっていると思う。エレーヌは母親でありながら、夫に永遠に恋をしている女性。彼らが持つお互いへの絶対的な愛はとても印象深い。レストランのシーンでは夫婦の結託が感じられて、彼らがどんな人生を過ごしてきたかが想像させられる。」

また、本作にはクラシックの名曲がふんだんに使用されている。予告編で流れるモーツァルト「フィガロの結婚 序曲」、ベートーヴェン「交響曲第9番」をはじめ、ブラームス「間奏曲第7番」、シューベルト「セレナーデ」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、ドヴォルザーグ「母が教えてくれた歌」、モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第5番」ほか多数の楽曲が随所に散りばめられた。

音楽担当と夜通し語り明かすこともあるほどクラシック音楽が大好きだというブリュノ・シッシュ監督は「登場人物を表現できる音楽を選んだ」と明かした。たとえば、息子・ドニを表現する曲としてノスタルジックな調べと甘すぎない旋律が特徴のブラームス「間奏曲第7番」が繰り返し登場。ドニを演じたイヴァンはピアノ演奏シーンのためこの曲を習得したという。数々のクラシック名曲にもぜひ注目してほしい。

作品タイトル:『ふたりのマエストロ』
出演:イヴァン・アタル、ピエール・アルディティ、ミュウ=ミュウ、キャロリーヌ・アングラーデ、パスカル・アルビロ、ニルス・オトナン=ジラール
監督:ブリュノ・シッシュ
2022/フランス/原題:MAESTRO(S)/88分/シネスコ/5.1ch デジタル/PG12
字幕翻訳:松岡葉子
配給:ギャガ

公式サイト:gaga.ne.jp/MAESTROS
公式Twitter : @maestro_s_  #ふたりのマエストロ
コピーライト:(c) 2022 VENDÔME FILMS – ORANGE STUDIO – APOLLO FILMS

8/18(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、
Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋 ほか全国順次公開

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