フランス映画『メグレと若い女の死』（3月17日(金)公開）より、パトリス・ルコント監督からのメッセージ動画が解禁された。
本作は、第42回カンヌ国際映画祭にノミネートされた『仕立て屋の恋』(89)や、第16回セザール賞にて7部門ノミネートされた『髪結いの亭主』(90)など、大人の恋愛劇に定評のあるフランスの名匠パトリス・ルコント監督の8年ぶりとなる最新作。
原作は、彼の出世作でもある『仕立て屋の恋』の原作者でもあるジョルジュ・シムノンの傑作ミステリー小説で、シムノンの代表作である〈メグレ警視シリーズ〉の中でも人気の高い「メグレと若い女の死」（1954年発行）を基に、ルコント節全開で描かれる。
〈メグレ警視シリーズ〉は世界中で数えきれないほど映像化されており、日本でも愛川欽也さんがメグレを演じた〈東京メグレ警視シリーズ〉として1978年にテレビ朝日系列で放送された。
そして、この度のルコント版で主人公メグレ警視役を務めるのは、フランスきっての名優ジェラール・ドパルデュー。身長180cm、体重100kgという、これまで実写化されたメグレの中で最も原作に忠実と言える大柄な体型を活かしつつ、重厚さと渋みを漂わせる名演が見どころだ。
この度解禁されたのは、パトリス・ルコント監督が日本版のメグレについて話す様子を収めたオンラインインタビュー時の動画。監督自身の口から「日本にも〈東京メグレ警視シリーズ〉というTVドラマがあったことを知っている」と語り、続けて「日本のメグレ警視を観たい。その映像を観る方法がわかる人がいたら情報を寄せてほしい」と懇願している。家にVHSが残っている！という方など、映像をお持ちの方は、ぜひ以下までご一報を。
『メグレと若い女の死』配給会社アンプラグド メールアドレス
senden@unpfilm.com
唯一の手がかりである血塗られた高級ドレスが導き出す真相とは？シムノン・ファンであることを以前から公言していたルコントにとって渾身の一作である『メグレと若い女の死』は、3月17日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
