『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』エネア・サラの瞳に釘付けになる本編映像解禁

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映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』(4月26日(金)公開)より、本編映像が解禁された。

ユダヤ人街で暮らしていた、7歳を迎えるエドガルド・モルターラが教皇領の警察により連れ去られた「エドガルド・モルターラ誘拐事件」。
スティーヴン・スピルバーグが魅了され、映像化に向けて書籍の原作権を押さえたことでも知られているが、映画化を実現したのはイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ

幼少期のエドガルドに、北イタリアでの2,000人以上のオーディションで選ばれた演技未経験の新星エネア・サラ、エドガルドの父モモロにベロッキオ監督作品常連であるファウスト・ルッソ・アレジ、母マリアンナを『甘き人生』以来のベロッキオ作品出演となるバルバラ・ロンキが演じる。先日発表されたイタリアアカデミー賞ことダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞ノミネーションでは作品賞、監督賞、主演女優賞(バルバラ・ロンキ)他11部門にノミネートされた。

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「何者かに洗礼を受けた」との報から24時間。教皇領の警察の立ち合いの元、見つめ合うモモロとエドガルド。ユダヤ教の祈り、「シェマ」が書かれた紙を納めた容器メズーザを手渡し「肌身離さずに」持っているよう伝える。「頭を切られるのかな」「何もされないよ」という言葉少なな会話からは、この後に待ち受ける未知の運命への恐れが感じられる。

額へのキスを受け、零れる涙を抑えられないエドガルド。同席するルチディ補佐官の「神は見放しません」という台詞も虚しく響くばかり。「パパも一緒だ」「別の馬車で来てくれるよ」という慰め虚しく、事態を察したエドガルドの「パパ 行かないで」という声をきっかけに、彼を抱き上げるモモロ。

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すると教皇領の警察が、エドガルドを体ごと持ち上げそのまま馬車に連れ去ろうとする―。「話が違うぞ!」「誘拐される!」という大人たちの怒号も虚しく、「パパ!」という叫びに喉を枯らしたまま、そのまま馬車に乗せられてしまうエドガルド。小さな窓から見つめる目に宿る絶望に、我々も息を呑む。「その瞳の表情に衝撃を受けた」とベロッキオ監督が讃える彼の演技をスクリーンで見届けて欲しい。

ストーリー
1858年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、何者かに洗礼を受けたとされる7歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くす。世論と国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ夫妻の闘いは急速に政治的な局面を迎える。しかし、教会とローマ教皇は、ますます揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に決して応じようとしなかった…。

『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』
出演:パオロ・ピエロボン、ファウスト・ルッソ・アレジ『シチリアーノ 裏切りの美学』、バルバラ・ロンキ『甘き人生』、エネア・サラ、レオナルド・マルテーゼ『蟻の王』
監督:マルコ・ベロッキオ
脚本:マルコ・ベロッキオ、スザンナ・ニッキャレッリ 
製作:ベッペ・カスケット『シチリアーノ 裏切りの美学』、パオロ・デル・ブロッコ『ドッグマン』 
原題:Rapito
2023/イタリア、フランス、ドイツ/カラー/イタリア語/134分/映倫:G
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
配給:ファインフィルムズ
(C) IBC MOVIE / KAVAC FILM / AD VITAM PRODUCTION / MATCH FACTORY PRODUCTIONS (2023)

公式サイト:https://mortara-movie.com/

4月26日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、T・ジョイPRINCE品川他にてロードショー

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