ファティ・アキン監督『RHEINGOLD ラインゴールド』予告2種が解禁!ナレーションは木村昴

(C)2022 Bombero Int. _ Warner Bros. Ent. _ Gordon Timpen

『女は二度決断する』『ソウル・キッチン』のファティ・アキン監督最新作『RHEINGOLD ラインゴールド』(3月29日公開)より、ショートバージョンとロングバージョンの予告2種が解禁された。ナレーションを担当したのは、ドイツ出身でラッパーとしても活躍する声優の木村昴

ドイツ出身、さらに幼少期よりヒップホップにのめり込み、高校在学中は友人たちと結成したヒップホップユニットでダンスやラップバトルを行っていた木村は、現在も声優の傍らHIPHOPの伝道師としても活躍しており、Xatar(カター)との親和性が高い木村昴の熱いナレーションにも是非注目してほしい。

解禁されたショート予告は、「これは、のちにスーパースターとなる男の規格外に破天荒な実話」というナレーションから始まる。「スーパースターになる男」とはドイツに実在する、スターラッパーであり、音楽プロデューサーとして名を馳せているXatar(カター)。
冒頭に映し出されるCDジャケット「Nr.415」は、実際に2012年4月にリリースされ、ドイツのアルバムチャートで19位にランクインしたアルバム。誰かに殴りかかったり、コソ泥をしたり、夜のクラブ街で銃撃されるなど、やんちゃな生活を送っていたカターが、金塊強盗により逮捕されるまでがテンポよく描かれる。「人生詰んだと思ったら……」のナレーションのあと、「獄中からスーパースターに」の文字が現れ、そこから、刑務所内でのレコーディング風景が描き出される。「ドイツNo.1ヒットを飛ばすラッパー誕生までの驚愕のサクセスストーリー」というナレーションが流れ、銃口を額に当てられた意志の強い男の顔でショート予告は幕を閉じる。

<ショートバージョン>


ロング予告では、カターの生い立ちが語られる。「音楽家の両親のもと、ピアノの英才教育を受けるも開花せず。父に捨てられ底辺生活」という言葉と共に、幼きカターが少年になり、クスリの売人になり、肉体改造をする姿が映し出される。“危険な奴”を意味する「カター」と呼ばれるようになり、HIPHOPに出会い、レーベルを立ち上げる資金集めのためにコカインを売りさばこうとするが失敗、金塊強盗をするが逮捕される。
「これが宿命だ」と諦めるカターに父が語る。「自分の人生は自分で作れ」。その言葉から一念発起してカターは刑務所でレコーディングを敢行していく……。「まるでジェットコースター!――GQ Itaria」「爆発的かつ暴力的――MYmovies.it」「口が悪く、独創的で、エネルギッシュ!――Fotogramas」という海外評が並び、この作品の強度を窺わせる。

<ロングバージョン>


ショート・ロング共に、予告編のタイトルを締めるのはリヒャルト・ワーグナー「ニーベルングの指環」の序夜「ラインの黄金」だ。
難民から、金塊強盗、そしてスーパースターへ。現代ドイツの新たな神話とも言えるカターの破天荒で、盛りだくさんの半生をさらにダイジェストで観るかのような予告編2種となっている。

(C)2022 Bombero Int. _ Warner Bros. Ent. _ Gordon Timpen

クルド系音楽家のもとに生まれたジワは、亡命したパリで音楽の英才教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚、底辺生活に。ストリートで勝つためにボクシングを覚えたジワはカター(Xatar:危険なヤツ)となり、金塊強盗をして投獄される。しかし、刑務所でレコーディングした曲がヒット、文字通り“ギャングスタ・ラッパー”になり、音楽プロデューサーとしても成功してゆく。亡命、両親の離婚、貧困にあえぎながら、犯罪もいとわず自身の力で成り上がり、2枚のアルバムがチャート1位を獲得、手掛けたレーベルでもヒットを飛ばす。ドイツに実在するラッパー、音楽プロデューサー、実業家でもあるカターの自伝に基づく、驚愕のスクリューボール・サクセスストーリー。
『女は二度決断する』でゴールデングローブ賞外国語映画賞を獲得したほか、世界的に高い評価を受けるファティ・アキン監督。本国ドイツではDC映画『ブラック・アダム』を抑え、約1000万ドルの興行成績を上げた、アキン監督作品史上最大のヒット作がついに日本上陸。

作品タイトル:『RHEINGOLD ラインゴールド』
出演:エミリオ・ザクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ、アルマン・カシャニ、フセイン・トップ、ソゴル・ファガーニ
監督・脚本:ファティ・アキン
撮影:ライナー・クラウスマン 編集:アンドリュー・バード 美術:ティム・パネン
音楽:ジワ・ハジャビ aka Xatar オリジナル管弦楽曲:エグバル・ハジャビ 音楽監修:ピア・ホフマン 監修:マエストロ セリフ監修:Xatar
140分/1.85:1/2K/Dolby Atmos/2022/ドイツ語、クルド語、トルコ語、オランダ語、英語、アラビア語/ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ 日本語字幕:吉川美奈子
配給:ビターズ・エンド

公式サイト:www.bitters.co.jp/rheingold
公式X:@FatihAkin_movie
コピーライト:(C)2022 bombero international GmbH & Co. KG / Palosanto Films Srl / Rai Cinema S.p.A / Lemming Film / corazón international GmbH & Co. KG / Warner Bros. Entertainment GmbH

3月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー!

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