齊藤 工監督×窪田正孝主演『スイート・マイホーム』主題歌がyamaの「返光(Movie Edition)」に決定!

齊藤 工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』の主題歌がyamaの「返光(Movie Edition)」に決定した。

俳優業の傍ら、20代から映像製作にも積極的に携わり、初長編監督作『blank13』(18)では国内外の映画祭で8冠を獲得した齊藤監督が、「第13回小説現代長編新人賞」(2018年)を受賞した女性作家・神津凛子のデビュー作を映画化。
※俳優「斎藤 工」は、自身の監督する作品については監督名を「齊藤 工」と表記している)

主演を務める窪田正孝が演じるのは、奇妙な事件に巻き込まれていく主人公・清沢賢二。さらに蓮佛美沙子奈緒窪塚洋介中島歩里々佳松角洋平根岸季衣吉田健悟磯村アメリ岩谷健司ら実力派俳優達が揃い、新居購入をきっかけにある家族が遭遇していく恐怖の連鎖が描かれる。

本作の主題歌「返光(Movie Edition)」は、衝撃のラストを迎える本作のエンドロールに流れる、どこか狂気と懐かしさを孕んだ世界観の中にも切なさに溢れた珠玉のバラード。祈りにも通ずるyamaの歌声が感情に訴えかけてくる楽曲となっている。

作詞・作曲は尾崎世界観によるもの。齊藤監督が「人間の本質的なエグみにあふれた映画『スイート・マイホーム』の主題歌はyamaさんでなければならなかった」と話し、「映画を完成させて下さったのは、エンドロールにおけるyamaさんのが楽曲でした」とyamaが歌う主題歌への思いを寄せている。

yama自身、「脚本を読んで、できることを全力でさせていただきました。読みはじめてすぐに続きが読みたくなるほど引き込まれました。ずっと手に汗握るサスペンス・ホラーの怖さの一方で、映像になった時の期待がありました」と、今回のオファーが届いた時を振り返る。

尾崎世界観が書き下ろした楽曲を聴いて、「尾崎さんの書かれる歌詞が、熱量があって人間らしくてすごく好きで、尾崎さんがこの作品を観て書かれるものに信頼があったので、お任せする形でした。馴染みやすいメロディにも関わらず、えぐってくるような狂気性もあって、初めて聴いた時に素晴らしい曲だと思いました。すごく悲しいというストレートな表現より、ちょっと明るいけれど怖いというアンバランスさを音楽に落とし込みました。温かな家庭の情景から何かに追い詰められていく様子と、子供たちを守りたいという感情のグラテーションを意識しました」というyama

レコーディング時も「バラードは感情の波の調整が難しいし、それが顕著に出ると思っています。不穏さや狂気さを表現したかったので、スローテンポだけれども、ただ優しく歌うことではない、いつもと違うアプローチをしました」と挑戦の連続だったようだ。また、「怖くて目を逸らしたくなるほどの緊張感や、人間の恐ろしさを感じました。主人公がただの被害者ではなく、過去に痛みや罪を抱えているからこそ、誰も責められない。(主題歌も)歌詞からして、母親目線の楽曲だと自分は感じていて、我が子に対する愛情、守りたい気持ちが切ないなと思いました。(エンドロールで自身が歌う主題歌が流れた時は)曲とリンクするものがたくさんあったので、劇中で語られなかった母親の気持ちをエンドロールで知るようで、自分の曲だけれど、切なくなりました」と本作の感想も語った。

コメント

齊藤 工監督
yamaさんの表現の、秘めたる部分にこそ映し出される、リスナー自身の本質。
そんな人間の本質的なエグみに溢れた映画『スイート・マイホーム』の主題歌はyamaさんでなければならなかったと思いますし、映画を完成させて下さったのは、エンドロールにおけるyamaさんの楽曲でした。

中村陽介プロデューサー
この作品の準備をしていた一昨年の秋だったのですが、yamaさんがED曲をやられていたTVアニメを好きで見ておりまして。普段聴く曲のプレイリストに入れていたのですが、駅のホームで聴いていた際にふと涙がボロボロ流れてきて、傍から見たら完全にヤバい人だと思いつつ、映画の主題歌はyamaさんにお願いしようと決めてしまいました。すぐさま齊藤監督に提案したところ、yamaさんの歌うレクイエム(鎮魂歌)の様な曲になると良いですねという事でそこから話が具体になりました。楽曲を尾崎世界観さんに書き下ろして頂き、上がってきた完成音源を初めて耳にした際は、不覚にもまた落涙してしまいました。映画を結ぶ主題歌として早く皆さんにお届けするのが楽しみです。

ストーリー
極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘のために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく。
差出人不明の脅迫メール、地下に魅せられる娘、赤ん坊の瞳に映り込んだ「何か」に戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄、周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された記憶。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?

作品タイトル:『スイート・マイホーム』
出演:窪田正孝
蓮佛美沙子 奈緒
中島 歩 里々佳 吉田健悟 磯村アメリ
松角洋平 岩谷健司 根岸季衣
窪塚洋介
監督:齊藤 工
原作:神津凛子「スイート・マイホーム」(講談社文庫)
脚本:倉持 裕
音楽:南方裕里衣
制作プロダクション:日活 ジャンゴフィルム
企画協力:フラミンゴ
製作幹事・配給:日活 東京テアトル

公式サイト:sweetmyhome.jp
公式Twitter:@sweetmyhome_jp
コピーライト:(C)2023『スイート・マイホーム』製作委員会 (C)神津凛子/講談社

9月1日 全国公開

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