実写版『リロ&スティッチ』の大阪プレミア試写会舞台挨拶が5月22日にTOHOシネマズ 梅田で実施され、少女リロを演じる永尾柚乃、そしてスペシャルゲストとして吉本新喜劇の酒井藍が登壇した。

本作が描くのは、両親を亡くした少女リロと姉のナニ、そして愛を知らない暴れん坊のエイリアン・スティッチの奇跡の出会いと、“オハナ<家族>”の大切な絆。ナニは親代わりとしてひとりで妹のリロを育てようと奮闘するも失敗ばかり…。離れ離れになってしまいそうな姉妹だったが、スティッチとの出会いで少しずつ変わっていく――。
開場には先日解禁された、Travis Japanが歌う「バーニング・ラヴ」が流れアロハな雰囲気が漂う中、イベントが開始。ピンクのハイビスカスを頭につけ、オレンジ色の可愛らしい衣装で現れた永尾は「リロ役日本語吹き替え版声優を務めます。永尾柚乃です!」と堂々と挨拶し、大きな拍手で迎えられた。
本作に関して永尾は「すごく楽しみにしていたので、わくわくドキドキで感動もあってよかったです!」と完成版を観た感想を話し、さらに「アニメよりキュートでモフモフですごいんです」と実写版のスティッチの可愛さをアピール。
今回永尾が演じたひとりぼっちの少女リロについては「リロは友達がいないので、いつも一人ぼっちなんです。でも親友が欲しいといつも思っている女の子なんです。そしてスティッチに出会って、“オハナ<家族>”になるんです」と語った。
そして、ディズニー実写版声優に初挑戦した永尾は「全部楽しくて、難しいよりめっちゃ楽しかったです!リロになって嬉しかったです」と喜びを明かし、さらに「リロは周りに流されない女の子なので、そこが似ていると思います」と自身との共通点も教えてくれた。
ここで、今回のイベントの舞台となった大阪の話題へ。何度も大阪に来たことがあるという永尾は「大阪の人は皆さん面白い、楽しい、優しい人ばっかりなので大好きです!」と熱く語り、観客は大喜び。
永尾からのコメントで温かい空気に会場が包まれる中、今回のスペシャルゲストとして、吉本新喜劇の酒井が登場。ピンクのヘアアクセサリーを付けて髪型も似ている2人が並ぶと、まるで姉妹のようだとMCも驚きの声を上げた。

たくさんの観客を前に酒井は「永尾柚乃ちゃん&スティッチが大好きな吉本新喜劇の酒井藍ですー!」と早速スティッチ好きをアピール。吉本新喜劇が大好きという永尾に対し酒井は「なんていい子。肩に乗せて御堂筋を歩きたいくらい」と返し、会場は笑いに包まれた。
本イベントの会場となったTOHOシネマズ 梅田 スクリーン1は日本最大級の座席数となっている。たくさんの観客を前に酒井は「これだけたくさんの皆さんがいますけど、このあと一緒にカフェで語りたいです」とこれから本編を観る会場の観客に期待を届けた。
この日会うのが初対面だという2人。永尾は「吉本新喜劇が大好きなので、お会いできてめっちゃ嬉しいです」とコメント。それに対し酒井は「新喜劇で小学校3年生の役をするときがあるんですけど、柚乃姉さんのお芝居を参考にしています(笑)だから私もお会いできて本当に嬉しいです」と相思相愛ぶりを見せつけた。
そんな酒井は本作を観た感想を「最高です!それ以外出てこないくらい!」と熱弁。もともと『リロ&スティッチ』の大ファンだという酒井は「楽しみで期待もしていたんですけど、それを悠々と超えてきます。実写版になることでより気持ちが入る!」とコメント。
続けて永尾も「リロは両親を事故でなくして友達もいなくて、いつも一人ぼっちなんですけど、ナニはいつもリロのことを想ってくれて、そばにいてくれるんです。それが“オハナ<家族>”なんですね。そういう絆って大切だなあって思いました」とリロとナニの絆を熱く語った。

そして本作について永尾は「“ワク・ドキ・どう”です!ワクワク・ドキドキ・感動の“どう”です!」と感想を言うと、このわかりやすい表現に、「天才です。流行らせます!」と酒井。
自身も3姉妹の長女という酒井は、家族について「うちは本当にリロとナニの姉妹とは逆で、妹が私の面倒見てくれるといいますか。給料とか全部管理してくれてます(笑)でもみんなで美味しいご飯食べに行こうとか、ちょっといいお肉食べに行こうとか、そういうことは頑張ってます!」と姉妹エピソード明かした。
本作は“オハナ<家族>”の大切な絆を描いた作品だが、日本版声優の共演者について聞かれると、永尾は「MOMONAさんは本当のお姉ちゃんみたいで、私はお姉ちゃんが欲しかったので、すごく嬉しくて。山寺さんは最初にアドバイスをくださって、色々教えてくださいましたね」と共演者との絆を話してくれた。
それに対し酒井も「実際の家族も大事なんですけど、やっぱり吉本新喜劇のメンバーは私にとって大切な“オハナ<家族>”です。末成映薫姉さんは、柚乃ちゃんの顔のサイズぐらいのおにぎり握ってきてくれたりとか(笑)本当に皆温かいんですよ」と自身の“オハナ<家族>”の存在である吉本新喜劇のメンバーとの絆を語った。
すっかり距離が縮まった2人は、ハワイでは、“ありがとう”や“おめでとう”の意味が込められ、愛情や友情、歓迎を象徴するレイを、お互いに贈り合った。永尾からレイを受け取った酒井は「感激です。こんな近くで柚乃ちゃん見れたことも感激なんですけど、めちゃくちゃ可愛いです。最高!」と興奮の様子。さらに永尾も「酒井さんからレイを貰えたことが本当に嬉しいです!泣きそうくらい!ほんまですよ~」と関西弁も交えつつ、喜びを明かした。そして今回、大阪プレミアに登壇してみて永尾は「あっという間でした。また来れたらいいなと思います」と話した。
最後に永尾は「心がすごくポカポカして、“オハナ<家族>”っていいな~ってなる作品になっています。大事に大事にリロのお声を演じました。大好きになってくれたらうれしいです」とこれから映画を観る観客たちにメッセージを贈った。永尾と酒井はここ、大阪で“オハナ<家族>”の絆で結ばれ、温かい雰囲気の中、イベントは終了した。
『リロ&スティッチ』は、6月6日より公開。
『リロ&スティッチ』
出演:クリス・サンダース(スティッチ役)/マイア・ケアロハ(リロ役)
監督:ディーン・フライシャー・キャンプ
原題:Lilo & Stitch
オリジナル・サウンドトラック:ウォルト・ディズニー・レコード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/lilo-stitch
6月6日(金) 全国劇場公開