一夜限りの『リロ&スティッチ』プレミアム・ダンスナイトが6月16日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催され、Travis Japanが登壇した。

本作が描くのは、両親を亡くした少女リロと姉のナニ、そして愛を知らない暴れん坊のエイリアン・スティッチの奇跡の出会いと、“オハナ<家族>”の大切な絆。少女リロと姉のナニは両親を亡くし2人きりで生活することになるが、ひとりでリロを育てようと奮闘するも若すぎるナニは失敗ばかり。離れ離れになってしまいそうな姉妹の前に突然現れたのは、家族の愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチだった。予測不可能な彼の行動は平和な島に大混乱を巻き起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていく。
ネオン輝くダンスフロアをイメージした特別ステージに、80年代風のカラフルなスーツを身にまとったTravis Japanの7名が登場し、日本版エンドソング「バーニング・ラヴ」を生歌唱。会場に駆け付けた観客も大盛り上がりの中、一夜限りのダンスナイトが開幕した。

公開前に実施されたジャパンプレミアイベントで、「いつか皆さんの前で歌えたら」と語っていたデイヴィッド役の日本版声優を務める中村海人の念願叶い、Travis Japan7人全員が揃ってイベントに初登場。中村は「先日のジャパンプレミアイベントでME:IのみなさんがMOMONAさんの雄姿を観に来てくれていて、メンバーが来てくれるってなかなかない機会だからうらやましいなって思っていたので、今回Travis Japanとして7人でこのステージに立って、『バーニング・ラヴ』を皆さんに届けられてとても嬉しいです」と喜びを明かした。

また、宮近海斗は「ライブの公演前に『リロ&スティッチ』のエンドソングにTravis Japanが決まったと知らされて、その場でみんなで『バーニング・ラヴ』という曲を調べました。アニメーション版のエンディングでも流れるこの曲を僕たちが歌うとどうなるんだろうってとてもわくわくに包まれていました」と、日本版エンドソングアーティストに抜擢された当時を振り返った。また、七五三掛龍也は「実際に映画を観させていただいて、エンドソングが流れたときは泣いちゃいました。すごくいいところで流れるんだもん…」と告白。
2024年に公開された『ライオン・キング:ムファサ』で日本版声優を務めた松田元太は「僕もいろいろと教えていただきながら挑んだので、海人がオーディションに受かったって聞いたときは自分のことのように嬉しかったし、かっこいいな、すごいなって素直に感じました。僕は公開後にも映画館で『リロ&スティッチ』を観たんですが、エンドロールが終わって最後に『デイヴィッド役:中村海人』っていう名前を見たときに僕は一番涙を流しちゃいましたね」とコメント。

また、映画を観た感想を聞かれた松倉海斗は「もしデイヴィッドの声が海人だと知らずに観たら海人だと気付かなかったんじゃないかなってくらい、完全にデイヴィッドだったので感心したし、誇らしいなと思いながら観ていました」と明かし、川島如恵留は「僕は普通に映画を観に行ったときに予告編で海人の声が聞こえてきて、海人に『出てるじゃん!』ってLINEを送りました」とほほえましいエピソードを明かした。
“オハナ<家族>”の絆を描き、「思わず泣いてしまった」といった感動の声が多数寄せられている本作。宮近は「両親を亡くしたリロとナニが、二人で暮らそうと一生懸命頑張るストーリーなんですが、いろんなことが重なって一人じゃうまくいかなくて葛藤する姿に感動しました。大人になってから観ると、家族の絆やオハナの愛が沁みて、泣いちゃいましたね」と熱い感想を語り、吉澤閑也も「リロとナニが何回も喧嘩しちゃうけどやっぱり仲が良いっていう家族の感じが、自分の家族を見ているみたいで感動しました。親とけんかしてる自分の姿を重ねちゃって…」と明かした。
また、スティッチからTravis Japanへ向けたメッセージ動画も到着。彼らが歌う「バーニング・ラヴ」は、手でスティッチを作る振り付けや、メラメラ燃えるハートの振り付けがキャッチーな“ハートメラメラダンス”が話題を呼んでいるが、スティッチも「スティッチ『バーニング・ラヴ』だいすき!」とラブコールを送った。また、「ぜひ今度一緒にセッションしよう!」というスティッチからのメッセージを受け、会場に集まった観客へ向けたダンスのレクチャータイムも実施。中村の「一緒に踊りましょう!」という提案のもと、集まったファンも全員参加で“ハートメラメラダンス”を踊り会場が一体となった。
最後に中村から「この『リロ&スティッチ』という映画は、本当に家族の絆を強く感じられる映画なので、これから観る皆さんもぜひ楽しんで、そしてピュアな心で帰っていただけたら嬉しいです」とメッセージが贈られ、イベントは大盛況のなか幕を閉じた。