映画『ローズ家～崖っぷちの夫婦～』のロンドンプレミアが現地時間8月27日に開催され、先日開催されたニューヨークプレミアに続き、オリヴィア・コールマンとベネディクト・カンバーバッチを中心に、ケイト・マッキノン、アンディ・サムバーグ、ジェイミー・デメトリウ、ゾーイ・チャオ、スニータ・マニとチュティ・ガトゥ、アリソン・ジャネイらキャスト陣が再び勢ぞろいした。
本作は、ある夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いたブラック・コメディとしてヒットした『ローズ家の戦争』を再映画化。順調なキャリア、可愛い子供たち、完璧な家庭生活に彩られ、誰がどう見ても順風満帆な夫婦。しかし、夫が事業破綻をしクビを宣告されると事態が一変。見る見るうちに夫婦のバランスが崩れ、2人の心に秘められた競争心と不満が一気に火を噴く。夫婦役を演じるコールマンとカンバーバッチは本作が初共演。監督はジェイ・ローチ。
この日会場となったオデオン・レスター・スクエアには、ローズ家にちなんで大量の“ローズ”で作られたモニュメントが設置された。イギリス出身で、これまで英国アカデミー賞や数多の英国映画賞などの受賞歴もあるコールマンとカンバーバッチの凱旋に多くのファンが詰めかけ、二人はファンからのサインやセルフィーのリクエストにも笑顔で応じた。
「本当にワクワクするわ。ここまで来られたなんて信じられない」と大興奮だったコールマンは、夫婦が長続きする秘訣について聞かれると「今回の取材を通して、私たちは悟ったわ。お互いの話を聞いて、時には言いたくなることも言わないでおくことね」と笑顔で回答。ベネディクト・カンバーバッチも「その一つは忍耐、愛に満ちた忍耐さ。そう、ただ自分自身に溺れず、結婚という関係があなた自身の中心にいることの意味を悟ることだよ」とその秘訣を明かした。さらに監督と、脚本のトニー・マクナマラも登場し、会場に詰め掛けた観客たちを沸かせていた。
あわせて今回、二人の夫婦の仲を修復すべく、カウンセラーの前で「お互いのいいところ10個を上げる」というシーンから始まるメイキングを含めたフィーチャレット映像も解禁。
ロンドンで情熱的な恋に落ちた二人だが、「出会った当初の熱はやがて重圧に変わる」とオリヴィアが語るように、テオの事業破綻をきっかけに夫婦関係は悪化し、テオが「遠くから眺めると頭の形がいい」と切り出すと、アイビーも「負け犬のろくでなし」と徐々にヒートアップ。一方で、カウンセラーが「関係修復は無理」と投げ出すと、逆に二人は驚きの表情を浮かべるなど、英国風のユーモアもたっぷり。これまでクールな役どころが多かったカンバーバッチも「悪ふざけって楽しいね」と明かすほどの、命懸けの夫婦喧嘩に注目だ。
『ローズ家～崖っぷちの夫婦～』
出演：オリヴィア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン ほか
監督：ジェイ・ローチ
脚本：トニー・マクナマラ
原題：THE ROSES
北米公開：2025年8月29日
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
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https://www.searchlightpictures.jp/movies/theroses
10月24日公開
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