映画『グリンチ』吹替え版製作発表会見実施!豪華吹替えキャスト陣がアフレコの様子や収録エピソードを披露

グリンチ

2010年『怪盗グルーの月泥棒3D』から始まり、2013年『怪盗グルーのミニオン危機一発』は日本でも25億円と大ヒット。続く、2015年『ミニオンズ』は、『トイ・ストーリー3』を抜き、『アナと雪の女王』に次ぐアニメーション作品全世界歴代2位、日本での興行収入は50億円を超え、2017年『怪盗グルーのミニオン大脱走』もまた、日本での興行収入が73億円を超えるメガヒットを記録しているキャラクター「ミニオン」を生み出し、『ペット』、『SING/シング』もハズれ知らずのイルミネーション・エンターテインメント。そんなイルミネーションが満を持して贈る最新の長編アニメは、偉大な絵本作家ドクター・スースの名作、『グリンチ』。アメリカではサンタクロースに並ぶ“クリスマスの代名詞”ともなっている国民的キャラクターあのイルミネーション最新作としてこの冬、日本にやってくる。この度、本作の超豪華吹替えキャスト大泉洋さん、杏さん、ロバート秋山竜次さん、横溝菜帆さん、宮野真守さんら登壇の<吹替え版製作発表会見>が実施された。

映画『グリンチ』 吹替え版製作発表会見 実施概要

日時:9月13日(木)
場所:ザ・ペニンシュラ東京3F ザ・ギンザボールルーム
登壇者(敬称略):大泉洋(グリンチ役)、杏(ドナ役)、ロバート秋山竜次(ブリクルバウム役)、横溝菜帆(シンディ・ルー役)、宮野真守(ナレーター役)

『怪盗グルー』シリーズ、『ペット』、『SING/シング』、そしてあのミニオンを生み出したイルミネーション・エンターテインメントの最新作の幕開けを飾るイベントということもあり、会場には大勢のマスコミ陣が殺到。イベントのスタートをいまかいまかと待ちわび、会場が熱気に包まれる中、MCの呼び込みによって大泉洋さん、杏さん、ロバート秋山竜次さん、横溝菜帆さん、宮野真守さんが登場し、ステージは大きな拍手とフラッシュの嵐に包まれた。

画像01クリスマスが大嫌いな超ひねくれ者!!というだけでなく、全身緑色の毛に覆われたおかしな風貌も特徴的なグリンチをイメージして、フサフサの緑の毛がみっちりと装飾された特別仕様のステージと椅子が設置されたイベント会場。早速、主人公のグリンチの声を務めた大泉さんがその座り心地について問われると、大泉さんは「まあ普通ですかね。そこまで良いっていうわけでもなく…(笑)グリーンバックかと思うくらいにステージが緑で、今日はCGを撮影する日なのかな?背景は透明になるのかな?と思いました」と、グリンチばりのボヤキを披露し、早速会場が賑やかな笑いに包まれた。
キャスト陣はそれぞれキャラクターの服をイメージした衣装で登場。大泉さんは「僕だけ全身グリンチ色の緑で浮かないかなと思いながら、みんなと会ってみたらこんなに寄せている人たちが…」と秋山さんをチラリ。自身が演じるブリクルバウムと全く同じ柄・色のニットという完ぺきなコーディネートで登場した秋山さんは「これもうただの実写化ですよね、同じような色とかではなく、そのまんまブリクルバウムです!」とコメント。杏さんも自身が演じるドナと同様の紫色の衣装で現れ、「この服は特別にドナに合わせて作っていただいたんですよ!」と目を輝かせた。

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改めて、MCに実際にアフレコに挑戦してみての感想について問われた面々。大泉さんは「グリンチは結構なひねくれ者のキャラクターなんですが、周りからピッタリの役だといわれて若干複雑な思いがあります。(笑)アフレコ収録はもう6日ほど行っているのですが、とんでもなく難しいと感じます。本国ですでに吹替えを済ませているカンバーバッチのお芝居に合わせないといけないみたいなのですが、そのこだわりがすごい。グリンチが”シー!シー!”っていいながら、こっそり階段を上っていて、足もとを映しているシーンなんですが…、”シーシーシー!”ってやっていたら“シー!”が一個足りないと言われました!彼は本国の方なので、好き勝手できますけどもね、合わせる僕は必死ですよ!…と、ぼやいちゃいましたけど、それくらいやりがいのある役でした(笑)」とコメント。
グリンチの心を変える少女シンディ・ルーのママ、ドナの声を務めた杏さんは「双子の子供を持つ母親の役が普段の自分にも重なるということでオファーをいただきました。テスト台本でも双子のお母さんあるあるをわたしから提案させていただきました!もともとの台本では双子を呼ぶときに”お兄ちゃん、弟くん”ってなっていて、日本でも双子に対してどっちが上なの?ってよく聞かれるのですが、親としては子供たちに兄と弟ということを意識させたくないんですよね。セリフを変えるというのは簡単なことではなかったようなのですが、本国に相談させていただいて、本編ではそれぞれの名前を呼ぶことにしてもらいました」と、双子の子を持つ杏さんならではのこだわりエピソードを明かすと、「そんなに自由効きました?”シー!”を一個減らしたいって言えばよかったな…!」と大泉さん。
画像03続けて、クリスマスが大好きでとにかく陽気なグリンチの隣人ブリクルバウムの声を務めた秋山さんは「ブリクルバウムはどの町にもひとりいるギリギリの陽気なおじさんですね。めちゃくちゃ笑うシーンがあるので、大変でした。あらゆる隙間にハハハハッって入れたりとか。僕がこのキャラクターを演じるときも、本国に確認するってスタッフの方が何度も何度も仰っていました。僕も昔から本国が好きで、いつか本国で仕事をしたいと思っていたので嬉しかったです。(笑)」とコメントし、会場に笑いが沸いた。グリンチと心を通わせるお母さん想いの優しい少女シンディ・ルーの声を務めた横溝さんは「わたしが大好きなイルミネーション作品に出られてとっても嬉しいです」とコメント。またイルミネーション作品常連で、本作では全編を通してグリンチを優しく見守るナレーターを務め、これからアフレコ収録を控える宮野さんは「台本を読ませていただいたときに、グリンチの気持ちに一番寄り添えるのがナレーターだなと感じたので、劇中でグリンチがどんな気持ちでいるののか、表現していきたいなと思います」と意気込みを語った。

本編が鋭意製作中ということで、予告編以外の映像がまだ一切世に出ていないという本作だが、今回はこの日本のイベントのためだけに全世界最速で特別に吹替え版の本編映像を解禁することに。上映されたのは、横溝さん演じるシンディー・ルーが浮き輪に乗って、雪の積もった街を勢い良く滑り、大泉さん演じるグリンチと衝突するシーン。笑顔でモニターを見守っていた面々は初めての吹替え版本編映像に大興奮の様子。大泉さんが横溝さんへ「かわいかったね!たくさん滑るところを演じるの大変だったでしょう?本国になにも言われなかったの?」といたずらに尋ねると、横溝さんは「何回も何回も一生懸命やりました」と笑顔でコメント。会場は和やかな空気に包まれ、大泉さんも「これは本国も何も言わないでしょう!」と大絶賛した。

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本作を製作しているのは『怪盗グルー』シリーズや『ペット』、『SING/シング』といった特に子供に大人気なアニメーション作品を生み出しているイルミネーション・エンターテインメント。そんなスタジオの最新作に出演が決まったことについてお子さんの反応についてMCが問うと、秋山さんは「うちの子供は”本国に気に入られるといいね!”と言っていましたね」と冗談をほのめかしつつ、「喜んでいますよ。早く見せたいです」とコメントし、大泉さんは「子供たちには“やってやって!”って言われていますね。“いじわるな人だよ”って伝えているけど、“最後はいい人になるんでしょう?”と聞かれていて、“そうなるかはわからんぞ”と仲良く話しています」、杏さんは「まだ子供たちは2歳なのですが、台本がグリンチのかわいいイラストになっていて、見つかると遊ばれてしまうので、内緒にして隠していました!」と明かしており、キャスト陣の子供たちからも本作はすでに気に入られている様子。

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またクリスマスが大嫌いなグリンチの“クリスマスを盗む”驚きのいたずら計画が描かれる本作にちなみ、登壇者のなかで“この人のココを盗みたい!”と思うものについて問われると、杏さんは「大泉さんのおもしろさをちょっとでも盗みたいと思います。出演されているほかの作品や、お芝居以外のものも拝見しているのですが、どちらもおもしろくて尊敬できるなと思っています」、大泉さんは「宮野さんの技ですね。声優の仕事はいくつかやらせていただいているんですけど、やっぱり難しいです。宮野さんはいろんな声を使い分けたりしていてすごいですね…」と明かすと、宮野さんは「僕も何度も家で練習していますが、時間はかかるものだと思います!グリンチもいろんなバリエーションの声があってすごいなと思いました。声を合わせるときは、一旦新鮮な気持ちで音に合わせるほうに集中してみてもといいと思います」とアドバイス。そんな宮野さんは「大泉さんとお会いして、初めましてなのに、素敵な空気を作ってくださったので、僕は大泉さんの好感度や空気感を盗みたいです。」と明かし、横溝さんは「杏さんの綺麗で細い脚。」と照れながらでコメント。その可愛らしさからまたもや会場の全員が笑顔に。秋山さんは「菜帆ちゃんの純粋な可愛らしさですかね。僕は遠近法を使って、6歳として稼働するときがあるのですが、やっぱり40歳の目なので、菜帆ちゃんみたいに6歳の純粋な目を盗みたいなと思います」とコメントした。

ここで、いまではすっかり超が付くほどのひねくれ者であるものの、子供のころはとても純粋で可愛らしく、つぶらな瞳がチャーミングだったグリンチにちなみ、キャスト陣の子供時代を振り返るミニコーナーがスタート。大泉さんは写真を見ながら自身の幼少期を振り返り、「子供のころは、記憶にある限り、人を笑わせることが好きで、当時はそのことばっかり考えていましたね」、杏さんは「キリスト教の幼稚園に通っていたんですが、クリスマスのページェントっていう劇のマリア様役を真似してやっていました。内気な性格だったのですが、クリスマスが大好きで讃美歌もよく歌っていましたね。」、秋山さんは「秋山3兄弟の写真です。みんな2歳、3歳の写真ですけど、僕だけ小学校高学年の写真を選んでしまいました。この頃の僕はもうすでに出来上がっていて、日焼けすれば梅宮辰夫さんになれると思いますね(笑)」、宮野さんは「子役の時の宣材写真で、6歳くらいの頃です。前髪が乱れていて恥ずかしいです(笑)」と説明した。

さらにここで、本国で主人公グリンチの声を担当しているハリウッドスター、ベネディクト・カンバーバッチから大泉洋さんへの特別メッセージ映像が到着していることが明らかに。大泉さんが「なになに?本国から何か来てるの?」と驚くなか、公開された映像ではベネディクト・カンバーバッチから「こんにちは、大泉洋さん!グリンチ役のベネディクトです。大泉洋さんは日本で大人気でグリンチよりひねくれていると聞きました。本当ですか?実際にお会いしたときにお話しましょうね、グリンチ同士で!」というコメントが。大泉さんに向けられたとてもレアなコメントに「おお!かっこいい!!!こういうのあるならいってよ…イベント冒頭からディスちゃったよ。しかもすでにひねくれって伝わっちゃってるよ!これ、あとで僕用にデータをください(笑)」と興奮気味に明かした。

最後に大泉さんが映画『グリンチ』の公開に向けて「いまイベント前半でこの仕事についてぼやいたことを後悔しています(笑)声を入れてるときに映像を見て思ったのは、本当にすべて細かいんですよね。本当にクオリティが高くて、アニメとは思えないくらい表情が繊細なんです。そうすると、役者として自分のお芝居になかなか納得できないところも出てきて、監督にOKと言われても、”もう一回やらせてくれ”ってこだわりたくなるんです。もちろん、お子さんが見たら面白いですし、大人でも絶対に楽しめるシーンの連続でございます。ここでわざわざ言わなくても馬鹿みたいに当たるんでしょう?って思えます!本国も頑張っていると思いますけど(笑)、ぜひ吹替えでもお楽しみください!」とコメント。劇中で、“とんでもないものを盗み出す”という予想外のいたずらを仕掛けるグリンチのように、予想外の嬉しいサプライズや驚きが満載で大盛り上がりの幕開けイベントとなった。

ストーリー
フーの村に住む人々はみんな陽気でクリスマスが大好き。けれど村の北にある洞窟で暮らすグリンチはクリスマスが大嫌い。今年は食料が底につき村まで調達しに向かったものの、案の定みんなはニコニコ笑顔で大騒ぎ。クリスマスを待ち遠しそうに笑いあう村人たちが憎くて仕方ないグリンチは「村からクリスマスを盗んでやる!!」と心に決めて、大計画に乗り出すが…。

作品タイトル:『グリンチ』
日本語吹替え:大泉洋 杏 秋山竜次(ロバート) 横溝菜帆 宮野真守
声の出演:ベネディクト・カンバーバッチ
監督:ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー
プロデューサー:クリス・メレダンドリ
全米公開:11月9日
原題:『The Grinch』
配給:東宝東和

公式サイト:http://grinch.jp/
コピーライト:(c)2018 UNIVERSAL STUDIO

12月14日(金)全国ロードショー!!

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