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【レポート】『ひみつのなっちゃん。』完成披露舞台挨拶に滝藤賢一ら豪華キャスト登壇!“なっちゃん”役の正体も明らかに

ひみつのなっちゃん。

映画『ひみつのなっちゃん。』(2023年1月13日(金)全国公開)の完成披露舞台挨拶に、主演の滝藤賢一をはじめ、渡部秀、松原智恵子、田中和次朗監督が登壇した。

本作は、大切な友人なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)が、なっちゃんが<オネエ>であることを知らない母・恵子(松原智恵子)のため、ふつうのおじさんとしてお葬式に参列するまでの珍道中を、温かな笑いと素直な涙で彩るハートフル・ロードムービー。

これが初監督・脚本作となる田中和次朗がメガホンをとり、完全オリジナル脚本で令和の日本でドラァグクイーンたちが本当の”美しさ”を見つける旅を描く。

目次

映画『ひみつのなっちゃん。』完成披露試写 上映前・舞台挨拶 概要

日時:12月5日(月) 17:00~17:30
登壇者(敬称略):滝藤賢一、渡部秀、松原智恵子、田中和次朗監督
場所:新宿ピカデリー

大勢の観客で埋まった会場内を見渡した滝藤は「雨も降っている中、こんなにも多くの方に来ていただけるとは思っていなかったので。ちょっと泣きそうです」と感激の表情を見せつつも、「そしてマスコミの方もありがとうございます。ただ明日の一面はサッカー(FIFAワールドカップカタール2022の日本戦)だと思います。きっとサッカーでしょう。でもこの映画のことも少しでも載せていただけたらうれしいです」と軽妙にあいさつし、会場を沸かせた。

そして渡部も「いよいよ完成披露試写会という皆さまにお届けできる日が来て光栄です。今日は短い時間ですが、最後まで楽しんでいってください」と呼びかけ、松原が「(ドラァグクイーンの)皆さんが本当におきれいで、ビックリしました。すごく楽しい映画です。ぜひゆっくりご覧ください」と続けると、田中監督が「ぼくの好きな世界と好きな場所、好きな内容で映画を撮りました。そして好きな俳優さんと好きなスタッフの皆さんと映画を撮れたこと、しあわせに思います」と晴れやかな顔を見せた。

この日は滝藤たちが演じる3人のドラァグクイーンたちの等身大パネルも一緒に登壇。自身が演じるバージンのパネルを見た滝藤は「いやあ、美しいですねぇ」と笑いながら切り出すと、「自分でも驚くほどに、こんな自分もいるんだなと思いました。新しく、眠っていた何かが出てきたように思います」とコメント。

そして今回の役を演じるにあたり、滝藤は「最初は『ミルク』とか『ボーイズ・ドント・クライ』を見ていたんですが、どうもバージンを演じるヒントが見つからなかったんです。それで、彼女は女優さんに影響を受けたんじゃないかと思い、オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローを研究しました。そうすると自分にスッと入ってくるものがあった」といい、「皆さんにも早く観てもらいたいな」と笑いながら呼びかけた。

本作の撮影中は終始、ドラァグクイーンのスイッチが入ったままだったという滝藤。「撮影の何ヶ月か前からずっと女性でいました。なので、渡部くんも前野(朋哉)くんもやりにくかったと思います。だから渡部くんは今日、はじめて本当の僕としゃべったという感じですよね」と語ると、渡部も「そうですね。2度緊張するという感じです」と返して会場を沸かせた。

そんな中、松原の「わたしの息子です」という紹介とともに、ステージには“カンニング竹山演じる、着物姿のなっちゃん”を映し出したパネルが登場。それまで“ひみつ”とされていた“なっちゃん”役の俳優がカンニング竹山であることが明かされた。

このキャスティングについて、田中監督は「ものすごく悩んだんですよ。役柄としては亡くなっている方なので、皆さんが分かる方がいいなというのと、3人の先輩というような役柄なので。ご意見番的なイメージがあったらいいなと思い、スタッフと相談してカンニング竹山さんがベストだということになりました」と明かした。

イベントの最後には、滝藤が「スタッフ・キャスト一丸となって、大事につくった映画です。ハートフルで愛くるしい、優しい映画となっております。ぜひ皆さんに早く観ていただきたいなと思っています」と観客にメッセージを送った。

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