【レポート】映画『とべない風船』完成披露上映会に東出昌大、三浦透子、浅田美代子、宮川博至監督が登壇!

とべない風船

映画『とべない風船』(2023年1月6日(金)公開/広島先行公開中)の完成披露上映会に、東出昌大、三浦透子、浅田美代子、宮川博至監督が登壇した。

映画『とべない風船』完成披露上映会 概要

日程:12月5日(月)
場所:ユーロライブ
登壇者(敬称略):東出昌大、三浦透子、浅田美代子、宮川博至監督

本作は、美しい島々が連なる多島美(たとうび)を有する瀬戸内海の島を舞台に、恋人でも家族でもない一組の男女のぎこちなくもやさしい交流を通して、傷ついた心の癒しと再生を描いたヒューマンドラマ。2018年に起きた西日本豪雨を間近で体験した、広島出身の宮川監督が「豪雨災害をテーマに映画を作らなければ」とメガホンを取った。

12月1日からの広島での先行公開を迎えての反響を聞かれた宮川監督は、「実際に被害を受けて腰まで土砂に浸かった方や大切な人を失った方など、いろいろな方と上映後に話すことができました。皆さんに「良かった」と仰っていただいて、本当に良かったと思っています」とコメント。続けて「東日本大震災の後は色々な映画が生まれたが、西日本豪雨災害については何も見当たらない。広島に住んでいる人間だからこそ描ける物語があるのでは、という思いがあった」と語った。

また、本作の主人公で、豪雨災害で妻子を失って以来心を閉ざした漁師・憲二を演じた東出は、「もしかしたら被災された方の傷口に塩を塗りこむくらいの辛い思いをされてしまうのかもしれないのが映画ですが、僕らも精いっぱいの覚悟をもってやり終えて、お客様から「いっぱい泣いたけど、撮ってくれて有難う」と最大級の言葉を頂けたので、今、胸を張ってここに立っています」と、本作にかけた思いを明かした。

そして、初長編映画の舞台挨拶で緊張する宮川監督に、東出が「大丈夫、東京の人はあったかいから!」と優しく励まし、会場が温かい拍手に包まれる一幕もあった。

過去のトラウマから逃げるように父親が暮らす島を訪れ、憲二と交流を深めていく凛子役の三浦は、「劇的というよりは細やかな人の心の変化を描いた作品。繊細な演技は難しいのですが、場所の力と人の温かさで、そこにいるだけで、凛子という役を成立させてもらえる空気が現場にはありました」と撮影当時を振り返り、主演の東出については「東出さんは本物の漁師のように日焼けされて(笑)、現場では率先して動き、周りのことを気遣って引っ張ってくれました」と明かした。

また、島民たちの憩いの場でもある居酒屋の女将・マキ役の浅田は「撮影現場は、スタッフがみんな広島の方で、みんなで一つのものを作っていく、団結力がありました!」とチームワークの良さを絶賛した。

映画『とべない風船』は1月6日(金)より、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー。

ストーリー
心は晴れないのに、空は憎らしいほど青かった―。
豪雨災害後の瀬戸内海の島を舞台に、傷ついた心の癒しと再生を描く。

陽光あふれる瀬戸内海の小さな島。数年前の豪雨災害で妻子を失って以来、自ら孤立している漁師の憲二は、疎遠の父に会うために来島した元教師の凛子に出会う。凛子もまた、夢だった仕事で挫折を味わい、進むべき道を見失っていた。最初は互いに心を閉ざしていた二人だが、あたたかくてお節介な島の人々に見守られ、少しずつ打ち解けていく――。豪雨災害からの復興が進む瀬戸内海の島を舞台に、恋人でも家族でもない一組の男女のぎこちなくもやさしい交流を通して、傷ついた心の癒しと再生を描いたヒューマンドラマが誕生した。

作品タイトル:『とべない風船』
出演:東出昌大、三浦透子、小林薫、浅田美代子 原日出子、堀部圭亮、笠原秀幸、有香、中川晴樹、柿辰 丸、根矢涼香、遠山雄、なかむらさち
監督・脚本:宮川博至
製作:buzzCrow Inc.
後援:広島県、呉市、江田島市
2022年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/100分
配給:マジックアワー

公式サイト:https://tobenaifusen.com
公式サイト:@tobenaifusen
コピーライト:(C)buzzCrow Inc.

2023年1月6日(金)より、新宿ピカデリー ほか全国順次ロードショー

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