映画『湯道』（公開中）のロケ地・京都にて行われた舞台挨拶に、主人公・三浦史朗役の生田斗真、企画・脚本を務めた小山薫堂、監督の鈴木雅之が登壇した。
イベント実施概要
日時：3月3日(金) 18:00～18:30（30分間）※有観客／上映前舞台挨拶
登壇者（敬称略）：生田斗真、小山薫堂（企画・脚本）、鈴木雅之（監督）／MC：森川みどり
場所：T・ジョイ京都 スクリーン10
盛大な拍手に包まれる中登場した3人。生田は「ここ京都は「湯道」発祥の地であり、撮影された場所で、聖地と言っても過言ではありません。京都の皆様の心の奥底に届けば良いなと思います。」、小山は「色んな人生の連鎖で「湯道」が誕生した。2012年下鴨茶寮という料亭（の主人）を引き受けて、茶道に触れたことで新しい道を探ろうという閃きがあり、そこから2015年に「湯道」が誕生しました。京都で生まれ、京都に育てられた「湯道」だと思っています。」、鈴木監督は「京都発祥の映画ということで、是非京都からこの映画を沸かしていただきたい！よろしくお願います！」とそれぞれに挨拶した。
公開後の反響について、小山は「一番多く聞いたのはお風呂に入りたくなったという声。この映画をきっかけにお風呂っていいなと思ってもらえたら幸せ。そして、全国の温泉や銭湯に携わっている方の勇気になれば」と語った。
本作のロケ地である京都での撮影について質問が及ぶと、生田は「自分が住んでいる土地を離れて、映画のことだけを考える日々で、なおかつ京都は人も良くて、ご飯も美味しくて贅沢な日々でした。」、小山は「2回撮影を観に行ったが、セットがすごくてびっくりした。丸ごと銭湯を作っていて、お湯もちゃんと出ていた！」とコメント。
また、生田は「撮影後に監督と一緒にお風呂に入りました。一緒にお風呂に入ると、昨日よりもその人を好きになれる気がするし、より深く知れた気持ちになる。お湯の魔力・魅力に出会いました！」とお湯に魔力を感じた撮影時のエピソードを披露した。
さらに、テーマであるお風呂についてのトークに移ると、生田は「映画を通して、北海道に住んでいた時に祖父と一緒に銭湯に行って、帰りにぽかぽかの体を冷ましながら帰った時の記憶を思い出させてくれた。」と銭湯での思い出も明かしてくれた。
続いて、「入浴」の様式や精神を突き詰める「道」、つまり「湯道」という本作のテーマにちなみ、日ごろからこだわっていることや、突き詰めたい「道」について質問されると、生田は「カレーです。地方に行くといつもカレーを探しています。ぐちゃぐちゃに混ぜるカレーが好き」とコメント。
また「湯道」について、小山が「日本人は、お風呂に入るのが当たり前すぎて、作法を語るまでもない。しかし、まったく知らない海外の人は、何度のお風呂に入るか、お風呂の掃除は？と聞かれることもある。これを日本の文化として発信することで、日本の魅力も高まりますし、お風呂に入る心地よさや心の豊かを伝えることができると思います。」と語ると、生田が「たまに海外のホテルでは、このくらいしかない時ありますよね？でも僕は、なんとかして入ります！」とその場に寝そべり、海外での入浴時を再現する一幕も。会場は最後までポカポカとした盛り上がりを見せた。
イントロダクション
本作は、心も身体もシットリ感動、ホッコリ幸せな気分に整う、“お湯”を愛する全ての人々に贈るお風呂エンタメ。
国内外問わず数々の賞を総なめにした『おくりびと』(08)の脚本を手掛け、ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂が、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道「湯道」を、完全オリジナル脚本で映画化！『HERO』『マスカレード』シリーズなど、群像劇を得意とする鈴木雅之がメガホンをとり、超豪華キャスト陣が集結した。
ストーリー
亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗（生田斗真）。帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗（濱田岳）に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いているいづみ（橋本環奈）の助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。いつもと変わらず暖簾をくぐる常連客、夫婦や親子。分け隔てなく一人一人に訪れる笑いと幸せのドラマ。不慣れながらも湯を沸かし、そこで様々な人間模様を目の当たりにした史朗の中で徐々に凝り固まった何かが解されていくのであった……。
作品タイトル：『湯道』
出演：生田斗真 濱田岳 橋本環奈
小日向文世 / 天童よしみ クリス･ハート 戸田恵子 寺島進
厚切りジェイソン 浅野和之 笹野高史 吉行和子 ウエンツ瑛士 朝日奈央
梶原善 大水洋介 堀内敬子 森カンナ 藤田朋子 生見愛瑠
吉田鋼太郎（特別出演） 窪田正孝（特別出演） 夏木マリ 角野卓造 柄本明
企画・脚本：小山薫堂（『おくりびと』）
監督：鈴木雅之（『HERO』シリーズ、『マスカレード』シリーズ）
音楽：佐藤直紀
配給：東宝
公式サイト：https://yudo-movie.jp/
公式Twitter：@yudo_movie
公式Instagram：@yudo_movie
コピーライト：(C)2023 映画「湯道」製作委員会
公開中
