ジェームズ・キャメロンが監督する「アバター」シリーズの第三弾となる最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月19日公開)より、ポスタービジュアルが解禁された。
さらに、本作の初の予告編が、7月25日より公開される『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』から“劇場限定”で先行上映されることも決定した。

2154年―滅亡間近の地球、人類存続の最後の希望は、神秘の星パンドラ。貴重な鉱物資源を採掘するため、人類はパンドラの先住民族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を開発する。戦地で両足を負傷し、生きる希望を見失っていた元海兵隊のジェイク(サム・ワーシントン)は、亡くなった兄に代わり〈アバター〉となってナヴィに接触。彼らの生き方に共鳴したジェイクは、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、生きる希望を取り戻していく。ジェイクとネイティリは家族を築き、キリ(シガーニー・ウィーバー)やロアク(ブリテン・ダルトン)ら子どもたちと平和に暮らしていた。しかし、クオリッチ(スティーヴン・ラング)率いる人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われてしまう。ジェイクたちはその先で出会った“海の部族”と共闘し、あまりにも大きな犠牲を伴いながら、人類を退けることに成功。しかし―。
解禁されたポスターで、怒りとも哀しみとも取れる表情を浮かべるのは、今作で初登場するパンドラの部族“アッシュ族”のリーダー、ヴァラン(ウーナ・チャップリン)。ヴァランの人物像について、キャメロンは海外サイトのインタビューで、「彼女は計り知れない苦難を経験してきた部族のリーダーです。その経験により、非常に強くなった彼女は、民のためなら、たとえ我々が“邪悪”だと感じることでも、何でもするだろうね」と明かしている。
自然と共生してきたネイティリなどの“森の民”や“海の民”とは違い、自然に裏切られた経験から憎悪を募らせているとされる“アッシュ族”。キャメロンは「“火”を憎しみ・怒り・暴力と捉え、“灰”をその結果だと考えれば、灰の後に残るものは何か?悲しみや喪失です。そしてそれが将来何を生むかといえば、さらなる暴力・怒り・憎しみ。終わりのない悪循環です。タイトルには、そんな思いが込められています」と語っており、ヴァラン率いる“アッシュ族”が、ジェイクやネイティリらにさえ牙をむき、新たな火種を生むことになるのか―。
また、キャメロンは「何人かの限られた人たちに見てもらったのですが、感想としては、間違いなく三作の中で最も感情的で、おそらく最高の出来だと言われています。心を打たれる作品になっていると思います」と強く自信を見せている。
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
出演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ他
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ジョン・ランドー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2025年12月19日(金)日米同時公開
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