山田洋次が監督を務め、倍賞千恵子、木村拓哉が出演する映画『TOKYOタクシー』が、10月27日~11月5日に開催する第38回東京国際映画祭のセンターピース作品に決定した。

本作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開しヒットしたフランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びを謳いあげる奇跡と希望の物語。
タクシー運転手の宇佐美浩二(木村)は、ある日85歳のすみれ(倍賞)を東京・柴又から、神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。タクシーで旅を共にするうち次第に心を許したすみれは、初対面の浩二に、喜びと悲しみを織り交ぜた壮絶な人生を語り始める。
今回選ばれた東京国際映画祭のセンターピース作品とは、オープニング作品、クロージング作品と並ぶ目玉作品として映画祭の中盤を盛り上げる大作であり、特別な存在感と大きな話題を象徴する作品。
山田監督は「今の東京を映し撮るように作った『TOKYOタクシー』を、東京国際映画祭で上映できることを嬉しく思います。偶然出会ったドライバーと乗客の心が通じ合い、人生が重なり合っていく、運命のような1日を描きました」とメッセージを寄せている。
山田監督作品はこれまで、倍賞も出演した『男はつらいよ お帰り 寅さん』が第32回のオープニング作品として上映、木村が山田監督と前回タッグを組んだ『武士の一分』が第19回のオープニング・イブに選出され、映画祭史上初の邦画オープニング作品として上映されるなど、監督・キャスト共に縁の深い本映画祭。
第38回東京国際映画祭(www.tiff-jp.net)は、10月27日~11月5日にかけて、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催される。
山田洋次監督 コメント
今の東京を映し撮るように作った『TOKYOタクシー』を、東京国際映画祭で上映できることを嬉しく思います。偶然出会ったドライバーと乗客の心が通じ合い、人生が重なり合っていく、運命のような1日を描きました。先の見えないこの時代に、観る人の人生に寄り添い光を灯すような映画であればと願っています。
東京国際映画祭プログラミング・ディレクター 市山尚三 コメント
日本映画界を代表する巨匠・山田洋次監督の新作がかくも軽やかで瑞々しい作品となったことは大きな驚きでした。映画にはまだ多くの可能性があることを確信させてくれるこの傑作をセンターピース作品として上映できることを光栄に思います。
『TOKYOタクシー』
出演:倍賞千恵子 木村拓哉 蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜 神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来 小林稔侍 笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:映画『パリタクシー』(監督 クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/
11月21日(金)全国公開
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