『ブラック・フォン』(2022)の続編となるサイコスリラー『ブラックフォン 2』より、特別映像と新たな場面写真が解禁された。

『M3GAN/ミーガン』や『ハッピー・デス・デイ』で知られるブラムハウスが製作し、『ドクター・ストレンジ』や『エミリー・ローズ』『フッテージ』など、ホラーからマーベル作品まで幅広く手掛けるスコット・デリクソンが監督を務める本作。
前作は、断線した黒電話に届く「死者からのメッセージ」を頼りに、監禁された少年フィニーが連続殺人鬼からの脱出を試みるという設定と、恐怖の先に描かれる兄妹の絆が注目を集めヒットを記録。最新作となる本作は10月17日に北米で公開を迎え、オープニング3日間で2,733万ドル、前作比115%でスタートを切った。
今回解禁された映像では、兄フィニーを演じるメイソン・テムズが「地獄からグラバーの電話だ」と語る通り、雪原にたたずむ電話ボックスの中で、故障中の黒電話が鳴り続けている。17歳になったフィニーの目前には、凍てついたマスクをつけたグラバーが迫る。
そして妹グウェンの夢の中では、その電話ボックスで執拗に痛めつけている。演じたマデリーン・マックグロウは「誘拐事件がフィニーのトラウマで、予知能力のせいでグウェンも魔女扱いされているの」と、前作の悪夢から4年経ってもなお苦しむ兄妹の心境を語る。
夜な夜な恐ろしい夢を見るグウェンと、4年前の出来事で深層まで傷ついたフィニー。テムズは「奴は怨念を持って現れる」と締めくくり、その言葉が、グラバーの“死は終わりではない”という恐怖を際立たせる。
あわせて到着した場面写真には、もはや無敵の存在となった連続殺人鬼グラバーに立ち向かう緊迫の瞬間が捉えられている。フィニーがグウェンの顔を心配そうに覗き込む姿や、グラバーの魔力で宙に浮遊するグウェンを押さえつけようとする仲間、さらに4年前フィニーが監禁された地下室でグラバーに追い詰められるグウェンの不穏な場面など、緊張感あふれるショットが揃っている。



本作の核となるのは、前作を経てより強固になった“兄妹の絆”だ。監督は「今回は、前作を経て深まったフィニーとグウェンの絆を描きたかった」とし、「続編でも、最初から兄妹が強く結ばれている。だからこそ、もう一度その絆を試したかった。そして今回は、危険にさらされるのがグウェンの方なんだ」と語っている。
フィニーを演じるテムズも、「フィニーが唯一“尖がっていない心”を見せるのはグウェンに対してだけ。彼は彼女のためなら何でもすることを知っている。フィニーを直接傷つけても意味がないため、グウェンを狙うことでフィニーを崩す。それが物語の軸なんだ。これは単なる“生死”の話ではなく、最愛の人を守る物語なんだ」と、続編で描かれるテーマを語る。
生き残った事実を影のように背負い、消えないトラウマに苦しむフィニーを、テムズは「僕にとって初めて“感情の奥まで潜り込む”役だった」と振り返る。「前作での痛ましい経験と向き合う彼の姿を描くのは難しかったが、やりがいのある挑戦だった」とも明かしている。
一方、高校生に成長したグウェンを演じるマックグロウは、「今回は夢の世界を深く掘り下げられるのが楽しみだった。前作の彼女は幼くて怖いもの知らずだったけど、今のグウェンは違う。自分で自分を追い込み、学校でもいじめに直面。多くの痛みを抱えている」と説明。「性格も前作とは正反対で、今作では静かで内向的。だからこそ彼女を探るのが面白かった」と語っれいる。
『ブラックフォン 2』は、11月21日より全国公開。
『ブラックフォン 2』
出演:イーサン・ホーク、メイソン・テムズ、マデリーン・マックグロウ、デミアン・ビチル、ミゲル・モラ、ジェレミー・デイビス、アリアンナ・リヴァス
監督:スコット・デリクソン
脚本:スコット・デリクソン、C.ロバート・カーギル
原作キャラクター:ジョー・ヒル
製作:ジェイソン・ブラム、スコット・デリクソン、C.ロバート・カーギル
製作総指揮:ジョー・ヒル、アダム・ヘンドリックス、ライアン・チュレック
原題:BLACK PHONE 2
上映時間:1時間54分
映倫レイティング:R15+
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:東宝東和
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https://www.universalpictures.jp/micro/blackphone2
11月21日(金)劇場公開