福士蒼汰と福原遥がW主演を務める映画『楓』より、福士と福原が演じる涼と亜子の、互いに言えないまま抱える“秘密”に迫る特別映像が解禁された。

本作は、スピッツの名曲「楓」を原案に、大切な人を失った男女が、真実を言えないまま惹かれ合ってしまう、切ない運命を描いたラブストーリー。行定勲が監督を務め、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』の髙橋泉が脚本を担当している。
映像には、穏やかな日常の裏にある〈ふたりの秘密〉と〈ねじれていく想い〉、そして〈愛するがゆえの選択〉がもたらす涼や亜子の〈葛藤〉が静かに映し出される。
静かなモノローグとともに映し出されるのは、亜子との穏やかな日常。誕生日を祝う姿や食卓を囲む日常の温かさの裏に、涼が抱える“本当の自分を明かせない苦しさ”が映し出される。

福士は、「双子の兄弟の恋人だった人と今一緒にいることはとても複雑ですが、それでもそうしていたいという葛藤もある」と語り、自分を犠牲にしながらも亜子に寄り添う涼の優しさと痛みが映像を通して伝わってくる。
一方、恋人・恵とのかけがえのない時間を失い、一人で思い悩む亜子。福原は、「亜子はすごく天真爛漫ですが、その裏には抱えているものがあります」と語り、複雑な感情を丁寧にすくい取った演技が、亜子のキャラクターに深みを与えている。

弟のフリをして過ごす日々について福士は「このまま続けていいのか、亜子もそれを望んでいると思っていていいのか」と、涼が抱えていた葛藤を明かす。亜子について福原は「苦しいけれど、そうしなくては自分自身も崩れてしまう」と、強く深い想いを抱える亜子の胸の内を、演じた立場から寄り添いコメントしている。

映像のラストには、亜子の「今まで本当にありがとう」という言葉が切なく響き、十明の透き通る歌声でカバーされたスピッツの名曲「楓」が重なる。さらに、福士と福原のインタビューも収録され、キャラクターの心情により深く寄り添える内容となっている。
また、行定勲監督の出身地・熊本県では、11月21日に「くまもと復興映画祭」で本作がオープニング作品として上映されることが決定。行定監督に加え、主演の福士蒼汰・福原遥も舞台挨拶に登壇する予定だ。さらに、11月23日には大阪・なんばパークスシネマでも舞台挨拶付き先行上映会の実施が予定されている。
映画『楓』は、12月19日より公開。

ストーリー
須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だった。1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があったー。
『楓』
出演:福士蒼汰 福原遥 宮沢氷魚 石井杏奈 宮近海斗 大塚寧々 加藤雅也
監督:行定勲
脚本:髙橋泉
原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
音楽:Yaffle
プロデューサー:井手陽子 八尾香澄
製作:映画『楓』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース C&Iエンタテインメント
2025/日本/カラー/120分/シネスコ/Dolby5.1c
配給:東映/アスミック・エース
(C)2025 映画『楓』製作委員会
https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
12月19日(金)全国公開