ジム・ジャームッシュ監督最新作『ファーザー マザー シスター ブラザー』が11月20日より公開される。この度、キャラクタービジュアルとジム・ジャームッシュ監督からのコメントが到着した。

インディペンデント映画界を切り拓き、独自のスタイルを貫き続けるジム・ジャームッシュ監督が、6年ぶりの新作を携え、第82回ヴェネチア国際映画祭で最高賞である〈金獅子賞〉を受賞した本作。
舞台は、NYを対岸に眺める<ニュージャージー>。隠居するどこか食えない父と、久々に顔を合わせる子どもたち。伝統という亡霊が息づく古都<ダブリン>。生真面目な母が主催する、年に一度のアフタヌーンティーに集う二人の娘。そして、愛と自由の街<パリ>。亡き両親の面影を辿る、双子の兄妹。3つの街で繰り広げられる、完璧とはかけ離れた家族たちの姿が描かれる。
キャストには、トム・ウェイツ、アダム・ドライバー、シャーロット・ランプリング、ケイト・ブランシェット、ルカ・サバト、インディア・ムーアらが名を連ねる。
この度到着したのは、「FATHER」篇、「MOTHER」篇、「SISTER BROTHER」篇からなる、久しぶりに顔を合わせる3組の親子・家族の姿を切り取ったキャラクタービジュアル、全8種。
ニュージャージーを舞台にした「FATHER」篇では、“風変わりで、どこか食えない父”を演じるトム・ウェイツと、隠居する父の身を案じ家に訪れるも、どこか会話がかみ合わず困惑の表情をみせる息子と娘を演じるアダム・ドライバーとメイム・ビアリクの姿が切り取られている。


ダブリンを舞台にした「MOTHER」篇では、“厳格で昔気質な人気作家の母”を演じるシャーロット・ランプリングに、しっかり者の長女役のケイト・ブランシェット、対して自由奔放な次女役のヴィッキー・クリープス。それぞれの表情に浮かぶ緊張感から、家族3人の関係性がうかがえる。



そしてパリを舞台にした「SISTER BROTHER」篇では、両親を亡くし“孤独を分け合う双子の兄妹”にルカ・サバトとインディア・ムーアが。遺品に触れ両親がいた痕跡とかつての日々に思いを馳せるふたりの姿が映し出されている。


併せて、ジム・ジャームッシュ監督が本作に込めた想いを綴ったコメントが到着した。
ジム・ジャームッシュ監督 コメント
『ファーザー マザー シスター ブラザー』は三部作であり、ある意味で私の過去作『ミステリー・トレイン』と物語構成に共通するものがあります。私はこの作品を一種の「アンチ・アクション映画」だと考えています。その静謐なスタイルは、まるで3つの繊細な花のアレンジメントに花が添えられるように、些細なディテールが積み重なっていくのをただ見守るために、入念に構築されています。その結果、観察的であり、価値判断を排した、小津、ブレッソン、カウリスマキ、ライカートらが体現するような「純粋な映画」が生まれたのです。
この映画は本質的にはコメディですが、そこにはある種の哀愁が織り交ぜられています。オスカー・ワイルドが言ったように、「人生は真剣に受け止めるにはあまりにも重要すぎる」。この言葉は、常に私の指針となってきました。
ストーリー
ニュージャージーの田舎町に隠居する父を訪ねた娘と息子。破天荒で風変わり、どこか食えない父の一人暮らしを心配する二人は、その暮らしぶりを確かめようと、あれこれと父に問いかける。しかし、返ってくる言葉はどこか噛み合わない――。
一方、ダブリン。同じ街に暮らしながらも、顔を合わせるのは年に一度。人気作家で昔気質の母が主催するアフタヌーンティーに、しっかり者の長女と自由奔放な次女が集う。互いの私生活には踏み込まないまま、取り繕うように交わされる、どこか他人行儀な会話――。
そしてパリでは、両親を亡くし、孤独を分かち合う双子の兄妹が、遺品整理のために久しぶりに再会する。かつて両親が暮らしていたアパートメントで遺品に触れながら、二人は静かに過去の思い出を振り返る――。
『ファーザー マザー シスター ブラザー』
出演:トム・ウェイツ、アダム・ドライバー、メイム・ビアリク、シャーロット・ランプリング、ケイト・ブランシェット、ヴィッキー・クリープス、インディア・ムーア、ルカ・サバト
脚本・監督:ジム・ジャームッシュ
英題:FATHER MOTHER SISTER BROTHER/2025年/アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、アイルランド、ドイツ/カラー/ビスタ/4K/5.1ch/111分/字幕翻訳:石田泰子/レーティング:G
配給:NOROSHI ギャガ
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11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー