アニメーション映画『アメリと雨の物語』26年3月公開決定、神戸の風景を切り取った場面スチルも

2025年アヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を受賞した映画『アメリと雨の物語』の公開日が2026年3月20日に決定し、あわせて場面スチル4点が公開された。

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日本で生まれたベルギー人の女の子、アメリ。1960年代の神戸、外交官の家庭に生まれ、2歳半までは無反応状態だった彼女は、とあるきっかけから無敵の子ども時代に突入。自らを「神」と信じ、魔法のような世界を生きている。大好きな家政婦のニシオさん、家族との新たな発見に溢れた生活に心を寄せ始める。しかし3歳の誕生日に、彼女のすべてを変えてしまう出来事が訪れる。

2歳の主人公アメリが眼差す生命と色彩、そしてウィットに富んだ彼女の言葉が織りなす情感あふれる世界観は、多くの観客の心を魅了し、2025年のアヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を見事受賞。世界の映画祭を席巻中で、「間違いなく今年最も美しいアニメーション映画の一つ」(Cinema Escapist)「世界初と言える、正真正銘の成長物語」(IndieWire)と、アメリの冒険に大きな称賛が寄せられ続けている。

アメリー・ノートンによるベストセラー自伝的小説「チューブな形而上学」を原作とし、『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』などでレミ・シャイエ監督と協働してきたマイリス・ヴァラード、リアン=チョー・ハンが監督を務めた。

公開された場面スチルは、アメリの暮らす神戸の風景を切り取ったもの。美しく咲いた花に眩い好奇心を向ける、アメリの瞳が印象的な1枚や、夏の夕暮れを歩くアメリとニシオさんの忘れがたいシーンが切り取られたショット、アメリにとってのキーパーソンである祖母を含め、家族勢ぞろいの瞬間や、雪景色に感嘆の声を上げるアメリと、彼女を優しく見守るニシオさんを押さえた場面も。

2歳半にして目覚めた彼女は、はじめて触れる数々の景色にどのような思いを抱き、どのように成長していくのだろうか。本編への期待が膨らむ。

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『アメリと雨の物語』
声の出演:ロイーズ・シャルパンティエ、ヴィクトリア・グロボア、ユミ・フジモリ
監督:マイリス・ヴァラード、リアン=チョー・ハン
原作:「チューブな形而上学」(アメリー・ノートン著)
音楽:福原まり
英題:Little Amélie or the Character of Rain
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、駐日ベルギー大使館
2025年/フランス/フランス語・日本語/77分/カラー
配給:ファインフィルムズ
(C) 2025 Maybe Movies, Ikki Films, 2 Minutes, France 3 Cinéma, Puffin Pictures, 22D Music
littleamelie-movie.com

2026年3月20日(金・祝)TOHOシネマズ 日比谷他全国公開

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