ウッディとバズたちに新たなライバルが登場 『トイ・ストーリー5』初映像公開 

ディズニー&ピクサーの「トイ・ストーリー」シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』より、初映像とポスターが全世界で公開された。

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世界で初めての長編フルCGデジタルアニメーションとして誕生した同シリーズは、おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃのかけがえのない絆を描く。

この度公開された映像では、子ども部屋に届けられた箱を前に、レックスとスリンキー・ドッグがブルブルと震え、目を覆い指の隙間から覗くフォーキーとカレン・ビバリーや、恐ろしいモノを見たようなミスター・ポテトヘッドがすかさずミセス・ポテトヘッドの目を剥ぎ取り、ジェシーとブルズアイが怯えきっている表情を浮かべている様子が映し出されている。

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まるで30年前に『トイ・ストーリー』の冒頭で描かれた、ウッディたちのいる子ども部屋へ誕生日プレゼントとして届いた最新式のおもちゃ、バズ・ライトイヤーに恐怖するおもちゃたちのシーンを彷彿とさせる演出のさなか、この現実を受け入れられずにいるおもちゃたちへ突きつけられたコピーは「おもちゃの時代は…もう終わり?」という受け入れがたい現実。おもちゃたちのライバルになるであろう届けられた箱の中身は、令和の子どもたちも夢中になっているタブレットだった。

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「やったー!うれしい!ありがとう!」と大興奮するボニーにタブレットは「こんにちは!わたしはリリーパッド。一緒にあそぼう!」と、とびきり明るい声で話しかける。映像のラストにはウッディとバズ・ライトイヤーが登場し、2人がリリーパッドという最新のテクノロジーに怯え、震えながら抱き合うというコミカルなシーンで映像は幕を閉じる。

監督・脚本を務めるのは「トイ・ストーリー」シリーズのすべてを手掛けたアンドリュー・スタントン。自身も1作目からシリーズに関わり続けるピート・ドクターは、アンドリューについて「彼はトイ・ストーリーのすべての映画で脚本を書いている天才です」と評している。彼がシリーズを通して語ってきたことは[おもちゃは子供たちのためにあるものだ]というテーマで、劇中で描かれるウッディとバズは対立する事も多いが<おもちゃにとって一番大切なことは、“子供のそばにいること”>だと信じている姿が描かれてきた。しかしテクノロジーが溢れ、子供たちが電子機器に夢中になっている今の時代において“おもちゃ”の本当の役割とは何なのか?

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アンドリューは「『トイ・ストーリー5』で、おもちゃたちはとても大変な状況に直面することになります。今の子供たちは電子機器に夢中。おもちゃはかないません。テクノロジーがどこにでもある今の時代、おもちゃには、携帯、タブレットなど、強力なライバルがいるのです」と語る。

ピートは本作のテーマの一つを「トイ・ミーツ・テクノロジー(Toy Meets Tech)」と話し、「いまウッディはボーと一緒に迷子のおもちゃたちを助けるために働いているし、バズとジェシーはボニーの部屋のリーダーで彼らは別々の所にいる。でもリリーパッドの登場で“本当に子供に必要な事”について、おもちゃたちは対立するんだ。ウッディは助けを求められて戻ってくるんだけど、ウッディとバズは意見がいつも合うわけじゃない。これ以上ネタバレしたくないから、ここからの展開は言わないでおくね!」と最新作の概要を明かしている。

『トイ・ストーリー5』
監督:アンドリュー・スタントン
共同監督:マッケナ・ハリス
製作:ジェシカ・チョイ
原題:Toy Story 5
全米公開日:2026年6月19日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2026年夏 全国劇場公開

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