オムニバス映画『GEMNIBUS vol.2』内で唯一のアニメーション作品『もし、これから生まれるのなら』の予告編とキービジュアルが公開された。

東宝が展開する才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」。本プロジェクトは、東宝が若手クリエイターの才能育成を目的に立ち上げられた。初の劇場公開となった映画『GEMNIBUS vol.1』は、2024年6月に4人の気鋭監督による4本の短編映画が集結し、2週間限定公開のなか満席が続出した。第2弾となる『GEMNIBUS vol.2』には、ジャンルや表現手法も異なる6つの短編がひとつの作品として集結している。
本作『もし、これから生まれるのなら』の監督を務めるのは、YOASOBI「海のまにまに」のMVや「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」のアニメPV「キミに会えた!」など数々の話題作を手掛ける土海明日香。本作では、「生」と「死」が隣り合わせにある幻想的な世界を描き出している。
また音楽を原摩利彦が担当し、主題歌が坂本美雨の「Lullaby」に決定。映画『国宝』の主題歌「Luminance」でも共作した二人が再びタッグを組み、美しくも残酷な異世界の旅路を優しく荘厳な音楽で包み込む。
公開された予告編は、本作の世界観を凝縮した幻想的な旅路が映し出され、やわらかな光と色彩に包まれた、静謐でどこか切なさを帯びた映像美が印象的な仕上がりとなっている。描かれるのは、母親の胎内を思わせる、美しくも不思議な惑星。そこで目覚めた双子の子どもは、時折現れる不思議なモノたちに導かれ、まだ見ぬ母親に会うための旅に出る。
「ここから先、悲しみがお前らを包むだろう」という言葉が予感させる、美しさの裏に横たわる過酷な現実。それでも「一緒に生きたいから」「きっと大丈夫」と互いの手を強く握りしめ、前へと進む二人。「十月十日(とつきとおか)」を壮大な冒険に例え、現実世界で悲しみを抱える母親と、その元へひたむきに向かおうとする子どもたちの想いが交錯する、切なくも温かい映像体験に期待が高まる。
併せて公開されたキービジュアルには、薄暗い世界の中で、差し込む暖かな光に小さな手をかざす主人公の姿が描かれている。「生」を受けることへの恐れを抱く彼女が、光の先に見出したものとは。『もし、これから生まれるのなら』というタイトルは、不安の中で揺れ動く主人公自身の心の声であり、これから過酷な世界へ踏み出そうとする、主人公の静かな決意と希望が込められている。

土海明日香(監督・脚本) コメント
これから生まれる命は、何を思い、この世界の何に生きる意味を見出していくのだろうかと、考えることがあります。
生きていれば、なにかを失い、傷ついていく。
それでも、ふとした瞬間に感じる世界の彩りは、今を一緒に生きる人たちと分かち合うことができると信じています。
「今、生きていること」のあたたかな手触りを、あらためて感じてほしい。
そんな思いを込めてこの映画を作りました。
坂本美雨(主題歌「Lullaby」作詞・歌) コメント
わたしたちはなにも持たずに生まれて、すこしの間ここにとどまって、なにも持たずに消えていく。
その間にどんな功績を残せるか、ではなくて、生まれたこと自体が爆発的な祝福であり、歓びなんだ、と感じながら歌いました。
原摩利彦(音楽、主題歌「Lullaby」作曲) コメント
時折、息子は自分が生まれる前の話をする。
外国の海辺に住んでいて、望遠鏡でママを見て
「名前は知らないけれど、お腹の中にいくよ」と予告状を出したらしい。
この作品の音楽を作ることを通して、ひとが生まれてくる前の、
もしかしたら私たちがただ忘れてしまっただけの世界に少しだけ触れられた気がする。
『GEMNIBUS vol.2』上映作品
『青い鳥』
出演:森七菜、黒川想矢
監督・脚本・撮影:増田彩来
『インフルエンサーゴースト』
出演:西野七瀬 本郷奏多
監督・脚本・編集:西山将貴
『顔のない街』
出演:吉田美月喜 香椎由宇
監督・脚本:村上リ子
原案:西田充晴(ペンネーム:奇多郎)「顔のない街」(東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト 大賞受賞作品)
『ソニックビート』
出演:西垣匠 山﨑天(櫻坂46) 戸塚純貴
監督・脚本:関駿太
『You Cannot Be Serious!/ユー・キャノット・ビー・シリアス!』
出演:黒島結菜、浅野温子
監督・脚本:大川五月
『もし、これから生まれるのなら』(アニメーション)
監督・脚本:土海明日香
音楽:原摩利彦
主題歌:坂本美雨「Lullaby」(Universal Music)
制作:騎虎
『GEMNIBUS vol.2』
(C)2026 TOHO CO., LTD.
https://gemstone.toho.co.jp/
3月6日(金)~3月12日(木)TOHOシネマズ 日比谷にて一週間限定公開