韓国発のサイコホラー、アニメ映画『整形水』日本公開決定！「新感染」シリーズ監督ヨン・サンホのスペシャルコメント到着

世界中で驚異の閲覧数と高い評価を誇る人気原作をもとに、美しくなりたいという人間の果てなき欲望と狂気をアニメーションで描いた韓国発のサイコホラー『奇々怪々　整形水（原題）』。このたび、邦題を『整形水』として9月23日（木・祝）に公開されることが決定した。
あわせて、『整形水』チョ・ギョンフン監督のコメントと、「新感染」シリーズのヨン・サンホ監督より本作へ寄せたスペシャルコメントが到着した。

原作は、日本では「LINEマンガ」で独占配信中のオムニバス作品『奇々怪々』。
グローバルでの累計閲覧数は31億回を超え、韓国「NAVERWEBTOON」サービス内での評価は10点満点中9.9点を獲得する大人気作。誹謗中傷、外見至上主義――現代社会の闇をエンターテイメントへと昇華させた本作は、世界中の映画祭で高く評価され、昨年ロックダウン中の韓国でも劇場公開されて話題を呼んだチョ･ギョンフン監督のデビュー作。
数々の賞に輝いた『パラサイト半地下の家族』の歴史的快挙を筆頭に、映画をはじめドラマや音楽など世界的に高い評価を受ける韓国のエンターテイメントの躍進が止まらない。

配給は、「ルパン三世」「それいけ！アンパンマン」「名探偵コナン」に代表される国民的アニメ作品など多くの名作アニメーションで知られるトムス・エンタテインメントとアジア映画を多く手掛けるエスピーオー。トムス・エンタテインメントとしては、本作が初の海外買い付け作品となる。

今回解禁となったポスタービジュアルには「美（にく）をください。」とのキャッチコピーが書かれ、美貌を追い求める主人公の瞳にはこちらを見つめる“何か”が写り込んでいる。また、特報には「“奇跡の整形水”の使用方法」動画を見つめる姿が映し出される。

誰もが美しくなれる“整形水”を手にした主人公・イェジが、美しくなりたいという欲望にかられ、やがて別人へと変貌を遂げた時、物語はあらぬ方向へと狂いだしていく。新たな人生をスタートさせた主人公に一体何が起こるのか、不穏な展開を予感させる特報に仕上がっている。
尚、7月9日（金）より、数量限定オリジナルステッカー付ムビチケカード＜1,400円（税込）＞が発売（一部劇場を除く）。

『整形水』チョ・ギョンフン監督のコメント
最高のアニメーション大国である日本で公開されることになり大変光栄です。既存の日本のアニメーションとは明らかに異なるものの、これまでにない味わいがあると思います。外見への恐怖、他人の視線に対する恐怖を観客にストレートに投げかけ、私たちが作り出し、抜け出せないでいる、“外見至上主義”に対する絶望と悲しみを表現しようと思いました。アニメーションというよりホラー映画として気軽に楽しんで欲しいです。

「新感染」シリーズ　ヨン・サンホ監督のコメント
不安な時代をさらけ出した映画に出会うことは容易ではありません。アニメーションとなれば尚更です。『整形水』は、ジャンルアニメとして新たな領域を開拓し、現代社会が抱えている問題をあぶり出します。アニメがスクリーンの中だけでなく、私たちの社会と共に息をしている、自分を見つめ直す機会を与えてくれる作品です。

誰もが美しくなれる奇跡の水。
つけたら最後、破滅のはじまり―。

ストーリー
小さい頃から外見に強いコンプレックスを持ち、人気タレントのメイクを担当しているイェジ。タレントからは罵倒され、ふとした偶然で出演したTV番組では、自分への悪意ある書き込みで自暴自棄に。そしてある日、巷で噂になっている“整形水”がイェジの元へ届けられた。顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水。後遺症も副作用もない。美しくなりたいという欲望に駆られ、イェジは“整形水”を試すことを決意する。全く新しい人生を歩むために。それからしばらくして、周囲で不審な出来事が起こり始める。

作品タイトル：『整形水』
監督：チョ･ギョンフン
原作：オ・ソンデ（LINEマンガ『奇々怪々』内「整形水」）
英題：BEAUTY WATER／翻訳：小西朋子／PG12
2020年／韓国／ 85分／カラー／ビスタ／5.1ch
提供：トムス・エンタテインメント
配給：トムス・エンタテインメント／エスピーオー

９月23日（木・祝）全国公開