ヴィム・ヴェンダース監督作品、役所広司が主演を務めた映画『PERFECT DAYS』が大阪・関西万博において、2025年7月18日~20日にEXPO アリーナ「Matsuri」で、多言語吹替・字幕で上映することが決定した。

本イベントは、『PERFECT DAYS』を万博ならではの多言語吹替・字幕で楽しめる3日間のスペシャル上映会。世界各国で上映された3言語の吹替、6言語の字幕版が集結、上映される。19日、20日の最終回(18:30~20:30)では、それぞれ対象国が「ナショナルデー※」を迎える日に合わせ、その国の公用語による字幕の上映となる。
EXPO アリーナ「Matsuri」の大型ビジョン『EXPOビジョン』を利用し、万博で行われたイベントや人気映画など様々な映像コンテンツを楽しめる『EXPO Matsuriシアター』の第3弾として開催される。
※ナショナルデーとは、大阪・関西万博に公式参加する国・地域が独自の文化や魅力を発信する特別な日であり、民族舞踊や音楽、伝統料理などを通じて“その国を体感”できる1日だ。

『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダース。彼が長年リスペクトしてやまない役所を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』は、国内での興行収入は13億円を突破、世界での興行的にもヴェンダース監督のキャリアでも『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』を抜き、最高の興行収入を記録した。
ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかに small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いた本作は、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したことを皮切りに、第50回テルライド映画祭、第48回トロント国際映画祭、第71回サンセバスチャン映画祭、第60回台北金馬映画祭と名だたる映画祭に招待。

日本国内では第36回東京国際映画祭オープニング作品として大きな話題になり、日本アカデミー賞(優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞)、キネマ旬報ベスト・テン(日本映画監督賞、主演男優賞)を受賞。米国アカデミー賞(R)では国際長編映画賞・日本代表としてノミネートされ、現在までに約90カ国もの国と地域で上映となっている。
映画『PERFECT DAYS』スペシャル上映会 概要
【日時】2025年7月18日~20日
13:30~15:30、16:00~18:00、18:30~20:30
【会場】EXPO アリーナ「Matsuri」
▽大阪・関西万博 入場チケットの購入について ※上映会は予約不要(自由入退場)
・チケットインフォメーションはこちら
https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/
ストーリー
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。
『PERFECT DAYS』
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬
原題:『PERFECT DAYS』
邦題:『PERFECT DAYS』
製作:柳井康治
製作:MASTER MIND
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/スタンダード/124分/G
配給:ビターズ・エンド
(C) 2023 MASTER MIND Ltd.
perfectdays-movie.jp