異才アンシュル・チョウハン監督『コントラ KONTORA』予告編解禁!伊藤沙莉、行定勲監督ら著名人によるコメント到着

3月20日(土)より満を持して公開される、数々の映画祭で高い評価を獲得してきた衝撃作『コントラ KONTORA』
本作の劇場ティザー予告編とポスタービジュアル2ヴァージョンが解禁された。
さらに伊藤沙莉さん、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督行定勲監督など、ジャンルや世代を超えた表現者らから多くのメッセージが到着。メッセ―ジは、予告編でも使用されている。
また、ティザー予告編は監督自ら手がけたもので、モノクロームの力強いイメージの連打はただならぬ才気のほとばしりを感じさせると同時に、主人公のソラの襲えきれぬ感情をも活写していて圧巻。

ポスターは『COLD WAR』『ヴィタリナ』『あさがくるまえに』の渡辺純氏のデザイン。映画の主要人物である二人のイメージを中心に据え、モノクロームにシルバーを敷いたスタイリッシュなデザインに仕上げている。

この映画の全ては、「車の事故で家族を亡くしたある男性が、過去に戻ろうと後ろ向きに歩き出した」という記事からはじまったと、アンシュル・チョウハン監督

後悔の念を浄化する為に過去に戻りたいと思う人間の願望。全編を通して、モノクロームの圧巻の映像と、プリミティブと哀感が絡み合う美しい旋律で紡ぎ出す独特の映像世界。アニメーターと言う経歴を持つインド出身の異彩 アンシュル・チョウハンだから成し得た世界観が具現化されていく。

アンシュル・チョウハン監督

ソラを演じた円井わんは、ドラマ『全裸監督』(19)、映画『タイトル、拒絶』(20)ほか21年には5本の公開待機作が控えている期待の俳優。謎の男を演じた間瀬英正は、本作で大阪アジアン映画祭最優秀男優賞を獲得し、彼もまた将来が嘱望されている。

また父親役の山田太一は、映画『パッチギ』の出演やTBS『報道特集』のナレーションなどで活躍する傍ら、本作では演者としてだけでなく、ロケ地の提供、製作費のサポートなど、アンシュル監督のクリエーションを公私に渡って支えている。

ワールドプレミアとして上映されたエストニアのタリン・ブラックナイト映画祭でのグランプリ&最優秀音楽賞受賞をはじめ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭での国内長編コンペティション部門 優秀作品賞受賞ニューヨークで開催されたジャパンカッツ大林賞など、数々の映画祭で高い評価を獲得してきた衝撃作が、満を侍して遂に劇場公開される。これは全く新しい時代の日本映画。

なお、リアリーライクフィルムズはこれまで新人監督や女性監督を中心に外国映画に限定して配給してきたが、今回の『コントラ KONTORA』を第一回作品として、越境する映画作家たちの作品を積極的にラインナップしていく。
日本人でありながら外国を拠点に創作活動を続けいている映画作家、アンシュル・チョウハン監督のように、外国籍でありながら日本をベースにクリエイションを続けている映画作家の作品のラインナップを近日中に発表する予定。

説明がつかない。言葉にならない。
伊藤沙莉さん(俳優)


「幾重にも折り重なった素晴らしい物語構成」と「真の映画体験」と。
マイク・ニューウェルさん(映画監督)


息苦しさを緩和する幻惑する音楽に誘われる予測不能な物語。
行定勲さん(映画監督)


なんと壮大で挑戦的な作品だろう。
暉峻創三さん(大阪アジアン映画祭プログラミングディレクター/映画評論家)


『コントラ』は今年日本映画のベスト10は間違いない!
パワフルで感動的で考えさせられる映画。
アダム・トレルさん(米映画配給会社代表)


映画なのに、演劇のようで。その戯曲は、崇高なダンスのようで、
古典と現代劇をうまく交差させていた。
杉本学子さん(スタイリスト)


どこにでもありそうな日本の田舎の情景が、
別世界のように見えてくる。にもかかわらず、
自分の中の何かとコネクトしている感覚がじわりと残る。
近森基さん(アーティスト/デザイナー)


変わらず日常にある日本的な鬱屈と重さ、
そこに切り込む奇妙で唯一無二な世界観に魅了された。
吉泉聡さん(デザイナー)


家族関係から戦争や日本の体制まで描かれた今作は狂気的でもあり、
美しい物語だった。
嶌村吉祥丸さん(アーティスト)


冷たくて暖かい、暗くて明るい、夜明けの晩のような世界。
止まない憂いは、少女を大人にする。
Naomiさん(ミュージシャン)


”美しい”田園風景とコントラストを描くように、過去や負の感情と上手く向き合えない我々の不器用さと残酷さが暴かれていく気がします。アンシュルの羨望でも投影でもない、日本への静かな目線を僕らは受け止めないといけないと思う。
池貝峻さん(ミュージシャン)

ストーリー
高校生のソラ(円井わん)は、父親(山田太一)と二人暮らしだが、その関係は冷え切っている。そんなある日、急死した祖父が第二次世界大戦時の日記の中に遺していた、記号化された宝の存在を知ることとなる。彼女が密かに宝の探索を試み始めたとき、突然無言で後ろ歩きをする見窄らしい男(間瀬英正)と遭遇する。ソラの身に、ほぼ同時に起こった二つの事象。それは果たして何かの啓示なのか?

【映画祭&受賞歴】
・タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF) 2019 – グランプリ&最優秀音楽賞受賞
・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2020 – 国内長編コンペティション部門 優秀作品賞受賞
・大阪アジアン映画祭 2020 – 最優秀男優賞受賞
・ジャパン・カッツ 2020 – 大林賞受賞
・グラスゴー映画祭 2020 – 公式セレクション
・Ostrava Kamera oko 2020 – 公式セレクション
・ジャパニュアル・日本映画祭 2020 – 公式セレクション
・ハイファ国際映画祭 2020 – 国際コンペティション公式セレクション

作品タイトル:『コントラ KONTORA』
出演:円井わん / 間瀬英正 / 山田太一 / 清水拓蔵
A Kowatanda Films Production
協力会社:株式会社アティック&株式会社ワールドP.S. 
制作・監督:アンシュル・チョウハン
制作総指揮:海老原信顕
コープロデューサー:茂木美那 / 山田太一
脚本:アンシュル・チョウハン
編集:ランド・コルター
撮影監督:マックス・ゴロミドフ
音楽:香田悠真
撮影助手:ピーター・モエン・ジェンセン
音響:ロブ・メイズ
配給:リアリーライクフィルムズ + Cinemaangel
配給協力:アルミード

公式サイト:http://www.kowatanda.com/kontora
コピーライト:(C) 2020 KOWATANDA FILMS. ALL RIGHTS RESERVED

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