本日6月6日公開の実写版『リロ&スティッチ』より、音楽制作の裏側を収めた特別映像が公開された。

本作が描くのは、両親を亡くした少女リロと姉のナニ、そして愛を知らない暴れん坊のエイリアン・スティッチの奇跡の出会いと、“オハナ<家族>”の大切な絆。
少女リロと姉のナニは両親を亡くし2人きりで生活することになるが、ひとりでリロを育てようと奮闘するも若すぎるナニは失敗ばかり。離れ離れになってしまいそうな姉妹の前に突然現れたのは、家族の愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチだった。予測不可能な彼の行動は平和な島に大混乱を巻き起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていくことに。
本作にとって欠かせないポイントのひとつは、伝統的なハワイアンからエルヴィス・プレスリーの大ヒット曲まで名曲揃いの楽曲たちだ。
解禁された映像の冒頭にて、本作を手掛けたディーン・フライシャー・キャンプ監督が「伝統的でもエルヴィスでも関係ない。音楽が本作の魂なんだ」と語るように、ハワイの風景を思い出させてくれたり、リロとスティッチの奇跡の出会いをより魅力的なものにしてくれるエモーショナルな楽曲が劇中では数多く使用されている。
アニメーション版でも歌と作曲の一部を担当し「『リロ&スティッチ』とは22年の仲だ」と語るシンガーソングライターのマーク・ケアリイ・ホオマルや、現地の児童合唱団・カメハメハスクールが再び参加している他、ハワイ出身で米人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の優勝者、イアム・トンギが劇中歌「Hawaiian Roller Coaster Ride」を合唱団と共に歌唱している。
また、映像ではスティッチがリロ達とサーフィンをする様子に合わせ歌唱する様子が収められており、イアン本人が願うような心温まる劇中歌となっている。
そして、キャンプ監督が「エルヴィスの楽曲は欠かせない」と語る通り、実写版でも“キング・オブ・ロックンロール”であるエルヴィス・プレスリーの名曲が多く使用されている。
その中でも、吹替版のエンドソングでTravis Japanが歌うエルヴィス・プレスリーの名曲「バーニング・ラヴ」を、字幕版ではハワイ出身の世界的アーティスト、ブルーノ・マーズがプロデュースしており、同じくハワイ出身でブルーノの甥っ子たちである新進気鋭の兄弟デュオ、ナイジャ・ミュージック&ザイヤ・リズムが歌唱している。
映像では、そんな2人が抜群の歌唱力で仲良くレコーディングする様子や、「兄弟で参加できて嬉しい」「映画の題材でもある“オハナ”だからね」と楽曲を担当することへの喜びを語っている。
また、現地時間5月17日にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたUSプレミアにも参加した2人は、本作で「バーニング・ラヴ」を歌うことが決まった時の気持ちを聞かれ、「ものすごくびっくりした!家族とも一緒に仕事ができて、本当に素晴らしい時間だった」(ナイジャ)、「すごく興奮して、頭が真っ白になった!そして、レコーディングのためにカリフォルニアに行って家族と一緒に仕事をした。すごくエキサイティングだったよ!」(ザイヤ)と答えている。
さらに、叔父であるブルーノも「すごく喜んでくれた」(ナイジャ)「僕たちのためにとても喜んでくれたし、最後まで助けてくれた」(ザイヤ)と、2人が楽曲を歌うことを応援し、ブルーノ自ら歌唱時の細かいアドバイスもくれたという。
「豊かな歴史的文化をもつハワイの物語なので、文化との結びつきを持つ人が関わっていることが重要だった」と監督が語るように、ブルーノをはじめ、ハワイとゆかりのあるアーティストの“オハナ”たちが奏でる数々の音楽にも注目だ。