ウェス・アンダーソン監督最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』本予告&ポスタービジュアル解禁

ウェス・アンダーソン監督の最新作で、ベニチオ・デル・トロが主演を務める映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』(9月19日公開)の本予告と日本版ポスタービジュアルが解禁された。

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本年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、先月30日よりスタートしたUS先行公開では劇場あたり平均9万5,000ドル=約1,355万円(1ドル=142.6円)と、今年の限定公開作でトップの館アベレージを取得した本作。その後の拡大公開では興行収入ランキングベスト10入りを果たしている。

解禁された本予告では、ヨーロッパ屈指の富豪、ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が様々なシーンで命を狙われ、絶体絶命の危機に何度もさらされながらもなんとか生き延びる様子が描かれる。命の危機を感じたザ・ザは、全財産をかけたフェニキア全土の開発計画「フェニキア計画」を実現させるため、疎遠だった修道女の娘、リーズル(ミア・スレアプレトン)を後継者に指名、家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)も連れた3人でフェニキア全土を横断する資金集めの旅に出る。

ザ・ザ一行がめぐる出資者として、鉄道王リーランドにトム・ハンクス、ザ・ザの“はとこ”ヒルダをスカーレット・ヨハンソンが演じるほか、ウェス・アンダーソン作品には欠かせないブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライトら豪華ハリウッド俳優陣が登場。ユーモアと奥深さをあたえる“くせ者出資者たち”とザ・ザの喧々諤々な交渉シーンや、ウェス・アンダーソンらしい早口の舌戦にも注目だ。

物語のカギを握るのは、ベネディクト・カンバーバッチ演じるザ・ザの異母兄弟ヌバルおじさん。ザ・ザとヌバルおじさんの決死のバトルシーンもチラ見せ。身内にまでも命を狙われる状況に「こんなに嫌われてるの?」とつぶやくザ・ザは、気の毒だがどこかユーモラス。終盤には、リーズルがザ・ザを気遣うように手を添えるシーンも登場。長い旅の途中で変わってゆく父娘の関係が垣間見える。ふたりが見つけた旅の終着点とは。

あわせて解禁されたポスタービジュアルには、「資金と父娘の“ギャップ”、ただいま修復中。」というコピーが。崩壊寸前のフェニキア計画と冷え切った父娘関係、どちらも修復することはできるのか。

また、本作のムビチケカードが7月18日より販売されることも決定。特典は、本作の撮影で使用された35mmフィルムをイメージし、場面写真をデザインした「特製35mmフィルム風しおり」(数量限定)。一部劇場を除く上映劇場などで購入することができる。

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『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、ジョン・ピート
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
2025年/アメリカ・ドイツ/カラー/シネスコ/5.1ch/102分/英語
配給:パルコ ユニバーサル映画
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9月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他 全国ロードショー

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