映画『バード ここから羽ばたく』ポスタービジュアル&予告編解禁

イギリスの名匠アンドレア・アーノルド監督作『バード ここから羽ばたく』(9月5日公開)より、ポスタービジュアル、予告編、場面写真が公開された。

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本作は、郊外の下町に暮らす12歳の少女が“バード”と名乗る摩訶不思議な男と出会い、ささやかに、しかし確実に世界がひらかれていく姿を描いたヒューマンドラマ。

監督と脚本は、社会の片隅に生きる人びとの姿を映し続け、熱い称賛を集めてきた『フィッシュ・タンク』(09)『アメリカン・ハニー』(16)の名匠アンドレア・アーノルド。国際的な評価や輝かしい受賞歴とは裏腹に、日本では映画祭や限定公開などでしか上映の機会がなかったが、リアリズムと神話的ファンタジーの融合という新境地を拓いた本作で待望の全国公開が実現する。撮影監督はケン・ローチ作品や『哀れなるものたち』などで知られ、アーノルド監督とは短編時代からタッグを組んでいる名手ロビー・ライアン。本作では16mmフィルムのざらついた画質とスマホのデジタル映像を組み合わせ、リアルでありながら夢の中にいるようなカラフルで詩的な映像美を作り出した。

このたび解禁されたポスタービジュアルには、ベイリー(ニキヤ・アダムズ)と、全身に虫のタトゥーを入れた若き父親バグ(バリー・コーガン)が、電動キックボードに二人乗りしながら笑顔を見せるシーンと、タイトルロールを務める謎の男バード(フランツ・ロゴフスキ)が佇む姿が組み合わされ、切なさの中にも多幸感がにじむ印象的なビジュアルとなっている。

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スタイリッシュで疾走感のある予告編では、エレクトロ・ミュージックの第一人者ブリアルが担当した音楽が印象的に使用され、ベイリーの騒がしく、危険と隣り合わせの日常と、バードとの出会いを通じて広がっていく新たな世界が、繊細なタッチで描き出されている。さらに、アーノルド監督の作品ならではの自然や動物たちも象徴的に挿入され情感豊かな深みを与えている。

また『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』以降、全てのヨルゴス・ランティモス監督作品のスチル写真を担当する写真家の西島篤司が撮影した写真なども解禁となった。

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ストーリー
シングルファーザーの父バグ(バリー・コーガン)と暮らし、やり場のない孤独をつのらせていた少女ベイリー(ニキヤ・アダムズ)は、ある日、草原で服装も振る舞いも奇妙な謎の男“バード”(フランツ・ロゴフスキ)と知り合う。彼のぎこちない振る舞いの中にピュアななにかを感じたベイリーは、「両親を探している」というバードの手伝いをはじめるが……。

『バード ここから羽ばたく』
出演:ニキヤ・アダムズ、バリー・コーガン、フランツ・ロゴフスキ
監督・脚本:アンドレア・アーノルド
2024年|イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ|英語|119分|ヨーロピアンビスタ|5.1ch|原題:BIRD|日本語字幕:石田泰子
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
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9月5日(金) 新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国公開

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