福士蒼汰と福原遥がW主演 映画『楓』予告映像・ティザービジュアル公開

スピッツによる楽曲「楓(かえで)」を原案に、行定勲監督・髙橋泉脚本のもと映画化した『楓』に、福士蒼汰と福原遥がW主演で出演することが明らかとなった。切ない運命に向き合う恋人同士を演じる。あわせて予告映像<楽曲編>とティザービジュアルが公開された。

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スピッツの楽曲が、デビュー34年にして初の映画化。映画化されるのは、98年にリリースされた8thアルバム『フェイクファー』の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされた「楓」。劇伴を含む音楽は、“Yaffle(ヤッフル)”が担当する。

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スピッツ

「楓」の花言葉でもある、“大切な思い出”や“美しい変化”、そして“遠慮”がキーワードとなる本作。物語の主人公は、人生のなかで大切な人を失った2人の男女。出逢いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた過去とそれでも続いていく現在。そして未来へ進もうとする2人の姿を、季節の移り変わりを通して描く。

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スピッツ『フェイクファー』ジャケット写真
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スピッツ「楓」ジャケット写真

福士が本作で演じる涼は、運命に翻弄されながらも、自分より愛する恋人を大切に想う優しさと包容力にあふれたキャラクター。愛情深さと憂いを繊細に表現する。そして、福士と初の恋人役・亜子を演じるのは、福原遥。本作で演じる亜子は、大切な人を失い、喪失感を抱えながら、日々を前向きに生きようとするキャラクター。清純でまっすぐな役を演じることの多い福原だが、これまでにない難役に挑んでいる。

解禁となったティザービジュアルには、ニュージーランドのテカポ湖を背景に優しく笑い合いながら同じ方向を見つめる涼と亜子の姿、そして、“さよなら 君の声を抱いて歩いていく” 切なさを予感させる「楓」のフレーズが。

さらに予告映像には、「楓」に乗せて美しく切ない本作のシーンが切り取られる。詳細なストーリーは明かされていないが、見る人それぞれが「楓」の楽曲とともに、登場人物の感情やその先にあるストーリーを想像することができる映像となっている。

ニュージーランドで仲良く旅行中の2人の「これはこっちの楓」という会話。そして、地平線に広がる湖を前にひとり佇む亜子の後ろ姿。寂しげな雰囲気が漂うかと思えば、食卓を囲んだり、猫とふれあったり、2人の幸せそうな日常が映し出される。過去の思い出を懐かしんでいるような描写もあり、切なさを予感させるシーンも。星空世界遺産であるテカポ湖の星空が登場するが、“星”はこの物語を象徴する一つであり、2人の運命にどのように関わっていくのか、これから始まる壮大なラブストーリーを予感させる。

福士蒼汰 コメント

スピッツさんは世代を問わず一生愛され続ける存在で、愛をテーマに歌われていることも多く、「楓」から生まれた今回の物語にも普遍的な愛しさや愛情が描かれています。「楓」はとても素敵な曲で大好きな曲ですが、(オファーを受けて)「この曲を元に台本にした」と聞き、台本を読んでから歌詞をもう一度見ると、色々な想いを受け取ることができ、改めて素晴らしい楽曲だと感じました。この曲に込められた想いも作品に注入して、より良い作品にできるように演じさせていただきました。久しぶりの恋愛映画でしたが、行定監督が「人間の心を描く恋愛映画が好きだ」とお話しされていて、今回の映画は普遍的で根源的な感情を描いており、とても共感しています。

福原遥 コメント

「楓」は私が生まれた年にリリースされた曲で、ご縁を感じています。スピッツさんは昔からずっと聴いていて、辛い時や悲しい時に聴くと、優しく包み込んでくれるような歌ばかりです。「楓」の歌詞も、歳を重ねて聴くと違うものを受け取れて、その時その時で違う感じ方ができるのは、この映画にも似ていると思いました。台本を読ませていただいたとき、心がジェットコースターのように動かされて、素敵な「楓」の楽曲が、この映画の世界観と交わり、本当に良い作品になる予感がしました。同時に「相手のことがすごく大事で愛しているからこそ取った行動」すべてを理解する事は難しかったのですが、行定監督とたくさんお話しさせていただき一緒に作ることが出来ました。



『楓』
出演:福士蒼汰 福原遥 ほか
監督:行定勲
脚本:髙橋泉
原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
音楽:Yaffle
製作幹事:アスミック・エース/東映
制作プロダクション:アスミック・エース C&Iエンタテインメント
配給:東映/アスミック・エース
(C)2025 映画『楓』製作委員会
https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp

12月19日(金)全国公開

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