吉岡里帆と水上恒司がW主演を務める映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)より、本編映像が初公開された。

眉月じゅんの漫画「九龍ジェネリックロマンス」(集英社/ヤングジャンプ連載)が、アニメ化に続き実写映画化。過去の記憶がない鯨井令子(吉岡里帆)と誰にも明かせない過去をもつ工藤発(水上恒司)の恋。2人の距離が近づくほど深まっていく謎。その真相にたどり着く時、2人は究極の選択を迫られる。
舞台となるのは、かつて香港に存在した美しくも妖しい街“九龍城砦”。その風景を再現するため、狭く雑多な路地裏の商店など、古い街並みを残す台湾にて真夏のロケを敢行。ノスタルジーに溢れる世界で、切ないミステリーとラブロマンスが描かれる。
今回解禁されたのは、九龍城砦の街中のとある屋上で過ごす令子と工藤の“ゼロ距離”シーンを切り取った本編映像。九龍城砦の不動産屋で働く令子は、先輩社員である工藤に恋心を抱いている。仕事の休憩時間に屋上で何気ない会話を楽しむ二人だったが、「俺はこの懐かしいって感情は恋と同じだと思ってる」と話す工藤に「私はこの街に懐かしさなんて感じません」と言い放ちつつも「でも、工藤さんには時々感じます。“懐かしさ”」という令子の一言に、工藤は我に返ったようなハッとした表情を見せる。


令子の横顔に、工藤は令子に瓜二つ姿をした婚約者・鯨井Bの面影を重ねる。「“懐かしい”って、この胸に閉じ込めたいってことなんじゃない」――と微笑む鯨井Bが、工藤の脳裏をよぎる。やがて真剣な眼差しで令子に近づき、ふいに令子の耳を撫でる工藤。思いがけず“ゼロ距離”となった二人の緊張感はピークに。いつになく真剣な表情を浮かべる工藤に動揺する令子。急接近する2人の恋の始まりを予感させるシーンとなっている。
『九龍ジェネリックロマンス』
出演:吉岡里帆 水上恒司 栁俊太郎 梅澤美波(乃木坂46) 曾少宗(フィガロ・ツェン) 花瀬琴音 諏訪太朗 三島ゆたか サヘル・ローズ / 関口メンディー 山中崇 嶋田 久作 竜星涼
原作:眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:池田千尋
脚本:和田清人 池田千尋
音楽:小山絵里奈
主題歌:Kroi「HAZE」(IRORI Records / PONY CANYON INC.)
制作プロダクション:ROBOT
制作協力:さざなみ
配給:バンダイナムコフィルムワークス
(C)眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会
https://kowloongr.jp/
2025年8月29日(金)公開