岩田剛典主演、坂下雄一郎が監督を務める映画『金髪』(11月21日公開)より、本予告映像と本ビジュアルが公開された。

『決戦は日曜日』(22)に続き、坂下監督自身が執筆したオリジナル脚本である本作は、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、大人になり切れない教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長(=自分がおじさんであることを自覚)していく様を、皮肉と愚痴と笑いを交えて描く。
岩田が、若手でも中年でもない年頃で自分を客観視できていない“イタい”中学校教師・市川を演じ、教師役に初挑戦。“金髪デモ”を発案した市川の生徒・板緑役に白鳥玉季、市川の恋人・赤坂役に門脇麦、そのほか山田真歩、田村健太郎、内田慈が出演。
この度解禁となった本予告映像は、自分がおじさんだと気付いていない市川(岩田)が、自身が担任に持つクラスの生徒たちが起こした集団金髪デモと遭遇し唖然とする姿から始まる。そんな市川は生徒の一人・板緑(白鳥)から「校則を変えて欲しいです」と訴えられ、金髪デモを起こした背景を知ることに。中学校内だけに収まるはずだった騒動はいつしか世間を騒がす大騒動へと勃発していき、担任教師という理由だけで市川に非難の矛先が向いてしまう。
そんな理不尽な状況についには市川のぼやきが爆発し、恋人の赤坂(門脇)にも「こんな仕事繰り返してたらいつの間にかおじさんになっちゃうんでしょ?」と早口で愚痴を吐く。するとたちまち赤坂から「おじさんになってきてるのにおじさんじゃなくて若いフリして受け入れられてないっていうのがなんか見てらんないんだよね」と鋭い言葉を浴びせられ市川は言葉をなくし唖然とした表情を浮かべる。
廊下に横たわる無気力な市川だが、実はここから市川の大逆転が始まる。週刊誌の記事については「全部嘘なんです」としらを切り、宿敵であった生徒の板緑から「予定通りですね」と意味深な発言も。果たして市川が打って出る起死回生の作戦とは?
併せて公開された本ビジュアルは、頭を抱える中学校教師・市川とその周りをぐるりと取り囲む金髪の生徒たちの姿が収められている。整然と並ぶ異様な光景と、それぞれ異なる表情が放つ圧迫感は、逃げ場のない混乱と衝撃を予感させる。
さらに、9月5日より各種前売券の発売も決定した。第一弾の特典として市川と板緑の姿が収められた「特製ポストカード」が数量限定で配布。第二弾特典についての詳細は、公式HP・SNSにて順次発表される。


また、現在予約受付中のノベライズ本は9月18日より幻冬舎文庫より発売される。

ストーリー
その日、中学校教師・市川の人生を大きく変える出来事が起きた。一つは担任クラスの生徒数十人が髪を金髪に染めて登校してきたこと。そしてもう一つは、彼女から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには文科省まで巻き込み大騒動になる“金髪デモ”と、日々の愚痴を聞いた彼女からの辛辣な説教で板挟みになる市川は、窮地を脱するために“金髪デモ”を計画した張本人・板緑と手を組み、とある作戦に打って出る…。仕事の問題と人生の決断が一挙に押し寄せた市川は、いつまでも若者で何事も順風満帆だと思っている“イタいおとな”から“マトモな大人”へと成長し、全ての試練を乗り越えられるのか!?
『金髪』
出演:岩田剛典 ⽩⿃⽟季 ⾨脇⻨ ⼭⽥真歩 ⽥村健太郎 内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎
音楽:世武裕⼦
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
配給:クロックワークス
(C)2025 映画「金髪」製作委員会
kinpatsumovie.com
2025年11月21日(金)、全国公開
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