『TOKYOタクシー』山田洋次監督とスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーが特別対談 2人が語る倍賞千恵子&木村拓哉の魅力とは

『TOKYOタクシー』の山田洋次監督と、本作をひと足先に鑑賞したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの特別対談が実現。TOKYO FMのラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」にて3週に渡り、2人の貴重な対談が放送されることが決定した。

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『TOKYOタクシー』は、倍賞千恵子と木村拓哉が共演するヒューマンドラマ。タクシー運転手の宇佐美浩二(木村)は、ある日85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から、神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。人生の終盤を迎えたすみれは、「東京の見納めにいくつか寄ってみたいところがある」と浩二に頼み、人生のターニングポイントとなった思い出の場所を寄り道することに。タクシーで旅を共にするうち次第に心を許したすみれは、初対面の浩二に、喜びと悲しみを織り交ぜた壮絶な人生を語り始める。そんな“たった1日の旅”が偶然出会った二人の心、そして人生を大きく動かしていく―。

本作で実写初共演を果たした倍賞と木村の初共演は、21年前に公開された『ハウルの動く城』(04)。そのプロデューサーである鈴木がパーソナリティを務めるラジオ番組に、山田監督がゲスト出演を果たした。かねてより親交の深い山田監督と鈴木プロデューサー。同番組では、そんな日本映画界の巨匠2人が『ハウルの動く城』のアフレコ当時の話から、『TOKYOタクシー』にまつわる裏話まで語りつくしている。

『TOKYOタクシー』を既に2回も観たという鈴木プロデューサーが「面白かったですね。『これだけの力強い映画を作ることはできるんだ!』って本当に感動しました」と絶賛。さらに「面白かったのは、木村さんの芝居がいつもと逆だった」と語ると、山田監督も「今回は“受け”の芝居ですからね。逆に(倍賞)千恵子さんは攻める。木村くんも、この映画をやる時から『これは倍賞さんの映画です』って言っていました」と、本作で木村の新たな表情が見られることを告白。

そんな木村と『ハウルの動く城』と『君たちはどう生きるか』でタッグを組んだ鈴木プロデューサーは、「アフレコの時は台本を持ってきてもいいわけですよ。ところが(セリフを)全部入れてくるんですよね。全部覚えたやつを喋っていました」と、貴重なアフレコ時のエピソードを披露し木村を絶賛。さらに、木村が山田監督と初タッグを組んだ映画『武士の一分』についても驚きのエピソードが明かされる。

また、鈴木プロデューサーもファンだという「男はつらいよ」シリーズをはじめ、70作にわたりタッグを組む倍賞について、山田監督が「あの人は本当に天才的な女優さんだと思っています」と語るなど、両巨匠が倍賞と木村の魅力を語りつくす、ここでしか聞けない内容となっている。

TOKYO FM「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」
11月16日(日)・23日(日)、12月7日(日)23:00~23:30放送予定
TOKYO FM他全国38局ネット
終了後ポッドキャスト配信あり
https://www.tfm.co.jp/asemamire/

『TOKYOタクシー』
出演:倍賞千恵子 木村拓哉 蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜 神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来 小林稔侍 笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:映画『パリタクシー』(監督 クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/

11月21日(金)全国公開

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