ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『そして彼女たちは』より、有村架純がナレーションを担当した予告編と場面写真が解禁となった。

若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、貧困や暴力などさまざまな問題を抱えている。

戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく。
『ロゼッタ』(99)『ある子供』(05)でカンヌ国際映画祭パルムドール大賞を受賞、10作がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。

本作は第78回カンヌ国際映画祭で自身2度目となる脚本賞と、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞(R)国際長編映画賞ベルギー代表にも選出された。

常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らが、本作では5人を主人公とする自身初の群像劇に挑んだ。そして、同じくベルギー出身の新鋭監督ルーカス・ドン(『CLOSE/クロース』)が共同プロデューサーとして参加している。

この度解禁された予告編は、自身の膨らんだお腹に聴診器を当てて「(鼓動が)速すぎて怖い」と心配そうに呟く少女と、「赤ちゃんは速いの」と優しく見つめるナースのやり取りが映し出されるところから始まる。
そして、共同生活を送る母子支援施設の穏やかな雰囲気に続いて、ナイマ、ジェシカ、アリアンヌ、ジュリー、ペルラの5人の少女たちの姿。家族との関係や貧困など、彼女たちが抱えるさまざまな問題が浮かび上がる。それでも母になる彼女たちは、悩み、惑いながら、未来を選んでいく。母と、パートナーと、姉と、自分自身と、向き合うことで一歩踏み出す少女たちの姿が力強く映し出される。
「ダルデンヌ兄弟の最高傑作(VARIETY)」「希望に満ち溢れたラスト(CLARIN)」と本作に寄せられた各国メディアの評も作品の強度を窺わせる。

以前より、『ある子供』(05)『少年と自転車』(11)をはじめダルデンヌ兄弟監督作品のファンを公言してきた有村。主人公である少女たちを温かな視線で包み込むように、「愛され方は知らない。でも、愛することはきっとできる」と強さと優しさのこもった声で本作のコピーを吹き込んだ。

さらに解禁された場面写真では、共同生活を送る少女たちがそれぞれの赤ん坊を抱いて向き合う様子や、パートナーや母と一緒に我が子と過ごす少女たちの姿、次なるステップを見据え、希望に満ちた笑顔でバイクに乗る姿が映し出され、彼女たちを取り巻く現実が厳しかろうとも、「愛」に向かってたしかに進んでいく少女たちの歩みを感じられる。
『そして彼女たちは』は、3月27日より公開。








『そして彼女たちは』
出演: バベットミ・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン、リュシー・ラリュエル、サミア・イルミ
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
2025/ベルギー=フランス/104分/原題:Jeunes meres/英題:Young Mothers/日本語字幕:横井和子
配給:ビターズ・エンド
(C)Les Films du Fleuve – Archipel 35 – The Reunion – France 2 Cinéma – Be Tv & Orange – Proximus – RTBF (Télévision belge) / Photo(C)Christine Plenus
3月27日(金)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!