韓国からカナダへと移住した母と息子のきずなを16mmフィルムで描いた『Riceboy ライスボーイ』の日本版本予告と新場面写真が公開された。

監督・脚本を手がけたのは、自身も8歳で韓国からカナダに移住した経験を持つアンソニー・シム。1990年代のカナダを舞台に、移民としてのアイデンティティの揺らぎ、親子の葛藤と再生を、16mmフィルムの柔らかな質感と共に繊細に描いた。
本作は、トロント国際映画祭のプラットフォーム・コンペティション部門で最優秀賞を受賞し、釜山国際映画祭の観客賞やカナダ・アカデミー賞の最優秀脚本賞など世界中の映画祭で31の賞を受賞、20以上の部門でノミネートされ話題となった。
予告編は、カナダでの登校初日、息を切らしながら逃げる幼い息子ドンヒョンと、必死に彼を追いかける母ソヨンの姿から始まる。同級生たちから「ライスボーイ」とからかわれ、イジメを受ける息子を守ろうと抗議する母の姿や、家庭でキムチを作り、韓国料理を囲みながら会話する母子の姿が映し出される。予告後半では、16歳になったドンヒョンが、カナダでの生活に馴染みながらも、亡き父への思いを募らせ、母にイラ立ちをぶつけてしまう。
母ソヨンを演じるのは、韓国・ソウル生まれのチェ・スンユン。俳優の他、ダンサーとしても活躍しており、自ら作品の制作やプロデュースも行う。幼いドンヒョン役には、新人ドヒョン・ノエル・ファン、成長したドンヒョン役には『アンブレラ・アカデミー』で知られるイーサン・ファンが名を連ねる。






ストーリー
若くして恋人を亡くし未婚の母となったソヨンは、赤ん坊の息子ドンヒョンを連れてカナダのバンクーバー郊外へと移住する。ソヨンは工場で働きながら、言葉や文化の壁、人種差別に直面する日々の中、懸命に息子を育てていく。やがて16歳となったドンヒョンは英語名“デービッド”を名乗り、すっかりカナダでの生活になじんでいた。しかし、彼の心の奥底では自身のルーツ、特に一度も会ったことのない父親の存在への思いが次第に募っていく。そんなある日、二人に届いた衝撃的な知らせをきっかけに母と息子は初めて韓国へ帰郷し、悲しみの過去と対峙することになる――。
『Riceboy ライスボーイ』
出演:チェ・スンユン、イーサン・ファン、ドヒョン・ノエル・ファン、アンソニー・シム 他
監督:アンソニー・シム
原題:Riceboy Sleeps |カナダ|2022年|117分|カラー|英語・韓国語|フラット|5.1ch|PG12|日本語字幕:島﨑あかり|字幕監修:稲川右樹
後援:カナダ大使館
配給:カルチュアルライフ
(C) 2022 Riceboy Sleeps Production Inc.
https://culturallife.co.jp/riceboy
2026年4月3日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、Stranger、渋谷ホワイトシネクイント、アップリンク吉祥寺 ほか全国順次公開