安田章大が企画から参加し、のんとW主演を務めた映画『平行と垂直』より、特報とティザービジュアルが公開された。

安田演じる兄の大貴(だいき)は自閉スペクトラム症(ASD)。現在は清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。のん演じる妹の希(のぞみ)は、カウンセラーとして働きながら兄を支えて生きてきた。ふたりの生活は変わることなく続くと思っていたが、希の結婚話をきっかけに、お互いのこれからに向き合うことになる。それは、ふたりのこれまでに向き合うことでもあった。
安田が、劇団ふくふくやを主宰し女優としても活躍する山野海のオリジナル脚本に感銘を受けて、旧知の佐藤現プロデューサーに「これを映画化できないだろうか?」と持ち込んだことから企画が始動。そこに企画に共鳴した小林聖太郎監督も加わり、ASDの専門家の方々に監修を仰ぎながら約2年をかけて脚本を練り、企画の実現にこぎつけた。
また安田はASDの役を演じるにあたり、幾度となく専門家のレクチャーを受け、ASDなどの特性をもつ方々が通う教育機関を訪れて生徒の方々と交流を持つなどして理解を深め、真摯に役作りに向き合った。一方ののんも、本作の脚本に感銘を受け、オファーを快諾。実際に障がいのあるきょうだいを持つカウンセラーの方々から話を聞く機会を持つなど、こちらも誠実に役作りに取り組んだ。
さらに本作の舞台となった大阪府堺市出身で、これまで最年少受賞を含む3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞に輝いた気鋭の作曲家・富貴晴美が音楽を手掛け、ぬくもりある音色で物語を彩る。

今回公開されたビジュアルでは、平行と垂直にデザインされた印象的なタイトルロゴを真ん中に、川べりの階段で向かい合ってジャンケンをする大貴と、笑顔を浮かべる希の姿が写し出されている。お互いグーを出し合っておあいこ同士のふたりの横には、「ずっと、ふたりで生きてきた」というふたりの関係性を示す言葉が優しく添えられており、お互いを大切に想い合う気持ちが伝わってくる、優しさに包まれた温かなビジュアルとなっている。
あわせて公開された特報映像では、曲がる時に必ず足を止めて垂直に曲がる習慣を持つASDの大貴の姿から始まり、そんな大貴との週に一度の夕食中に「やばいやばい、急に私も嬉しなってきた!」と笑顔で結婚の報告をする希に、「希、結婚する・・」と少し複雑な表情を浮かべる大貴の姿が印象的だ。「今までと何も変わらへんから大丈夫よ」と大貴に語りかける希。そして「ジャイケンホイ!」と子どもの頃と変わらず仲良くジャンケンをする大人になったふたりの姿がオーバーラップしていく。
希の結婚を機に、思いがけずお互いの過去と未来に向き合うことになるふたり。「大切な人の心の声が聞きたいって、ずっとそう思ってました…」、心からの言葉で語る希の声とあわせ、映像の最後では大貴が希の頬に優しく手を差しのべるシーンも映し出される。
ストーリー
自閉スペクトラム症の大貴と、兄を幼い頃から支えてきた妹の希。兄妹は幼い頃に母親を亡くし、ネグレクト気味の父親から距離を置き、二人で懸命に生きてきた。
大貴はほとんど会話をせず表情もあまり変わらないように見える。グループホームから自立を目指して、一人暮らしを始めた大貴は独自の規則を持っている。全てを平行と垂直に並べるほど几帳面でこだわりが強く、机に並ぶ食器も丁寧に揃える。週に一度の希との食事の時間は決まって19:00。1分でも過ぎると落ち着かなくなる。
カウンセラーの仕事をしている希は恋人からプロポーズを受け、一抹の不安を抱えながら兄と共に、婚約者の両親に会いに東京へ行くことに…。
『平行と垂直』
出演:安田章大 のん 伊島空 高山トモヒロ 谷村美月 福田転球 芦川誠 早織 久保田磨希 河野咲良 髙田幸季 武藤凪 神野三鈴 菅原大吉
監督:小林聖太郎
原案・脚本:山野海
音楽:富貴晴美
企画:安田章大
企画プロデュース:佐藤現
製作:「平行と垂直」製作委員会(東映ビデオ、アスミック・エース、メディアプルポ、中京テレビ、テレビ大阪、ストームレーベルズ、ローソン、東映シーエム)
制作プロダクション:セントラル・アーツ
撮影協力:大阪府堺市
取材協力:さくらんぼ教室 NPO法人アスペ・エルデの会 特定非営利活動法人PDDサポートセンターグリーンフォーレスト
後援:日本発達障害ネットワーク、日本自閉症協会
配給:東映ビデオ
(C)2026「平行と垂直」製作委員会
https://www.toei-video.co.jp/heikoutosuichoku/
2026年8月28日(金)全国公開