映画『脛擦りの森』高橋一生・渡辺一貴監督コメント、メイキング写真解禁

映画『脛擦りの森』のメイキング写真と、主演を務める高橋一生と渡辺一貴監督からのコメントが解禁。あわせて、著名人コメントも到着した。

脛擦りの森
映画『脛擦りの森』のメイキング写真

本作は、「岸辺露伴は動かない」シリーズの監督・渡辺一貴が手掛ける初のオリジナル作品。岡山に伝承される妖怪「すねこすり」をモチーフに描く、美しくも残酷な愛の物語。

人里から離れた深い森で、足に傷を負った若い男は、女の美しい歌声に導かれ、古めかしい神社にたどり着く。そこには謎の男(高橋)と、若い妻・さゆりが暮らしていた。看病を受け、傷も癒えた若い男は、この場所で夢のような、時の止まったような時間を過ごす。繰り返される穏やかな日々、すべては永遠に続くかに思えたがー。
謎の女・さゆり役には、蒼戸虹子。そして森に迷い込む若い男を、黒崎煌代が務める。

2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」、2020年からの『岸辺露伴は動かない』シリーズ、ドラマ「雪国 – SNOW COUNTRY-」で長年タッグを組んできた渡辺監督と高橋。渡辺監督について高橋は「これまでご一緒させて頂いた中で感じているのは、その世界の“堅持”というか、ご自分が作られているイメージがしっかりとある方。柔軟性とおおらかさはありつつ、完成した物語は一貴監督の世界観になるんです。予想外のことがあることでむしろ良くなっていくだろうという感覚を元に、お芝居を楽しく見ているし、現場に入った時の演者の感覚やスタッフの雰囲気を統合して、一つに落とし込んでいくという能力がとても強い人だと思っています」と、厚い信頼を寄せている。

また現場での監督との会話を振り返り、「自分の中に染み付いている、映像作品でのお芝居の“間”があると思うのですが、それでも一貴監督は『もっと時間を使ってやってもらっても大丈夫です。思った以上に、登場人物が何かを感じていることが伝わってくるので』と、僕がお芝居においてやりたかったことを常に受け入れてくださっています。もう10年くらいの付き合いになりますが、とても安心してお芝居をしています」と、役者として自由に演じられる喜びを語っている。

一方の渡辺監督は本作での高橋について「一生さんはなんというか、“後ろ姿”だけで大丈夫というか。後ろ姿を撮っていても表情が分かる瞬間がとてもあるんです。顔を出さなくても、本当に映画を一本撮れるんじゃないかというくらいに。もちろん表情もしっかり撮ってはいますが、背中やちょっとした腕の動きなどで色々な感情を受け取れるので、どうしてもバックショットを撮りたくなっちゃうんですよ」と、高橋の魅力を表現する。

なお、今回の高橋のキャスティングについて、「実は企画当初から一生さんを念頭に置いていたわけではないのですが、一生さんに特殊メイクで老人をやってもらったら面白いんじゃないかと思い立ちました。以前、一生さんが妖怪“スネコスリ”が好きと言っていたのも記憶にあり、『お好きでしたよね?』とちょっと無理やりお願いしてしまったという感じです(笑)」と、裏話も明かしている。

本作をいちはやく鑑賞した著名人からのコメントも到着。「怪異妖怪記事資料集成」(国書刊行会刊)シリーズの著者で、妖怪好きの高橋もその著作を所有する妖怪研究の第一人者・湯本豪一は「その昔、先祖たちはふとして異界に迷い込み、その体験を言い伝えた。かくて、幾多の不思議は永い時のなかで堆積し、怪異の沃土を形づくっていった。私たちは無意識のうちにその風土に生きている。そして、時として、堆積した怪異の沃土を自由に駆け巡り、遠い過去の怪異と更新して現代に蘇らせる術を持った人があらわれ、その世界に誘う。やがて私たちはそこの住人である自分に気がついてハッとする。この作品を観てそんな想いを抱くのは私一人だけだろうか…」とコメントを寄せている。

また「おんな城主 直虎」の脚本を務めたシナリオライター・森下佳子からは「道具立てから画の構図、台詞、音楽、登場人物、映画を構成する要素の全てに意味があり無駄なものは一切ない。極めて密度が高く心の奥深く様々な感情を呼び起こす映画だ。自分にとっての“すねこすり”は何なのか。その答えがきっとその人のサガなのだと思う」とコメント。

アニメーション監督で「すねこすり」エピソード回を含む「ゲゲゲの鬼太郎」第6シリーズ演出、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の監督を務めた古賀豪からは「今の日本に、スネコスリの存在を感じられる、こんな幽玄な風景が残っていたのかと、嬉しく思える映画です。しかしそれもまた人間の浅薄な所で、千年前も、千年後もきっとこの風景は変わらずあるのだろうと感じられる映画でもありました。真に儚きモノは何なのか…。心地よく、美しい恐怖を楽しませてもらいました」と本作の真髄に迫る応援コメントが贈られている。

さらに人喰いツイッタラーの人間食べ食べカエルも「常にその場所に留まり、決して先に進むことのない日常。悠久の時をそのまま映像作品にしたかのよう。抑揚も緩急もないのに一切画面から目が離せない。気付けば自分の魂も、あの場所に繋ぎ止められている。岡山の森と深い歴史を持つ建造物がもたらす畏怖と美しさ、そして現実世界と完全に切り離された時間を体感できる作品」とコメントを寄せている。

そして公開1週目の入場者特典として、「Fate/Grand Order」の岡田以蔵や、「刀剣乱舞」一文字則宗などのキャラクターデザインで人気を博すイラストレーター、lackによるスペシャルカードが決定。公開2週目は人気4コマ漫画「ねこようかい」や多種多様なねこ×昔話を描く「うごく!ねこむかしばなし」の作者でイラストレーターのぱんだにあが描いたオリジナルステッカーが配布される。(数量限定、無くなり次第終了)

映画『脛擦りの森』1週目入場者特典
lack描き下ろしスペシャルカード
映画『脛擦りの森』2週目入場者特典
ぱんだにあ描き下ろしステッカー(ランダム/全5種)

『脛擦りの森』
出演:高橋一生 蒼戸虹子 黒崎煌代
監督・脚本:渡辺一貴
エグゼクティブプロデューサー:川村岬 平賀督基 スージュン 伊藤義彦  北原豪 中村高志
プロデューサー:岡本英之 土橋圭介
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
ヴァイオリン演奏:福田廉之介
製作:『脛擦りの森』プロジェクト(Roadstead・モルフォ・シンカ・JR西日本コミュニケーションズ・Sunborn・NHKエンタープライズ)
製作幹事:Roadstead
制作プロダクション:CULTBLAN
配給:シンカ
(C) 『脛擦りの森』プロジェクト
https://synca.jp/sunekosuri

4⽉10⽇(⾦)全国公開

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