ギヨーム・ブラック監督最新作『みんなのヴァカンス』予告映像&コメント解禁 ―2022年8月20日(土)より公開

ギヨーム・ブラック監督の最新作『みんなのヴァカンス』が、2022年8月20日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開されることが決定し、ギヨーム・ブラック監督のコメントが到着した。

女の子、もてない男、水遊び、サイクリング、嫉妬、諍い…。本作は、勢いにまかせて夏を謳歌しようとする若者たちの姿を、『女っ気なし』『やさしい人』のギヨーム・ブラック監督が優しい眼差しで描いた青春映画。南フランスのきらびやかな風景の中、不器用で愛おしいヴァカンスが、静かに映し出されていく。
『7月の物語』(17)に続いて、ギヨーム・ブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した。

俳優は長篇映画に出演するのがはじめての学生たちで、スタッフもできるだけ若い人、長編映画に参加したことが少ない人を揃えた。
製作にフランス・ドイツ共同出資のテレビ局であるアルテが加わっており、テレビ放映用に企画された作品であったが、その高いクオリティーが評価され、第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出、国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞し、2021年にはフランスで劇場公開された

ロケ地はパリからおよそ600km南に離れたドローム県の小さな町ディー。
撮影スタッフは12人という少人数で、撮影中に町の住人に追い払われることなく、町中を俳優たちと歩いて移動して撮影された。
脚本は物語の大筋のみにとどめ、つねにその時の光の変化や撮影現場の雰囲気を作品に取り込めるように、撮影での即興の余地を残したという。

ギヨーム・ブラック監督 コメント
私の新しい映画『みんなのヴァカンス』をみなさんに紹介できて嬉しく思います。
夏の物語、かなわぬ恋、さまざまなバックグラウンドを持つ若者たちの混沌とした友情。
みなさんがたくさん笑って、少しだけ涙を流してくれることを願っています。

ギヨーム・ブラック Guillaume Brac

ストーリー
夏の夜、セーヌ川のほとりで、フェリックスはアルマに恋をする。夢のような時間を過ごすが、翌朝、アルマは家族と共にヴァカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは、親友のシェリフ、相乗りアプリで知り合ったエドゥアールを道連れに、アルマを追って南フランスの田舎町ディーに乗りこんでいく。自分勝手で不器用なフェリックスと、生真面目なエドゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。
サイクリング、水遊び、恋人たちのささやき。出会いとすれちがい、友情の芽生え…。3人のヴァカンスも、みんなのヴァカンスも、まだはじまったばかり──。


第70回ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞特別賞(パノラマ部門) 
2020年シャンゼリゼ映画祭 批評家賞(フランス映画長編部門)
2020年カブール映画祭 グランプリ(長編部門)

作品タイトル:『みんなのヴァカンス』
出演:エリック・ナンチュアング、サリフ・シセ、エドゥアール・シュルピス
アスマ・メサウデンヌ、アナ・ブラゴジェヴィッチ、イリナ・ブラック・ラペルーザ
監督:ギヨーム・ブラック
脚本:ギヨーム・ブラック、カトリーヌ・パイエ
撮影:アラン・ギシャウア 録音:エマニュエル・ボナ 助監督:ギレーム・アメラン
製作総指揮:トマ・アキム 映像編集:エロイーズ・ペロケ 音響編集:ヴァンサン・ヴァトゥ
ミキシング:ヴァンサン・ヴェルドゥ 美術・衣装:マリーヌ・ガリアノ
プロダクション: Geko Films プロデューサー:グレゴワール・ドゥバイイ
共同プロダクション: ARTE France
原題:A l’abordage
2020年 / フランス / フランス語 / カラー / 100分 / 1.66 : 1 / 5.1ch / DCP
字幕翻訳:高部義之
配給:エタンチェ

公式サイト:minna-vacances.com
コピーライト:(C)2020 – Geko Films – ARTE France

2022年8月20日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開

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