【重要】アネモ会員システム全面リニューアルのお知らせ

『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』ジェームズ・グレイ監督から⽇本へのメッセージ映像&本編映像が到着︕

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像

映画『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(本日公開)の製作・監督・脚本を務めたジェームズ・グレイからメッセージ映像と本編映像が到着した。

1980年代、ニューヨーク。ユダヤ系アメリカ人の中流家庭の末っ子ポール(バンクス・レペタ)は、公立学校に通う12歳。PTA会長を務める教育熱心な母エスター(アン・ハサウェイ)、働き者でユーモラスな父アーヴィング(ジェレミー・ストロング)、私立学校に通う優秀な兄テッド(ライアン・セル)と何不自由のない生活を送っていた。しかしポールは、クラス一の問題児である黒人生徒ジョニー(ジェイリン・ウェッブ)と親しくなったことで、複雑な社会情勢が突きつける本当の逆境を知ることになる。

あるとき、ポールとジョニーが学校でやらかした些細な悪さが、彼らの平穏な青春の日々に大きな波乱をもたらす。その解決しがたい問題に直面したとき、ポールは家族、特に強い絆で結ばれている祖父アーロン(アンソニー・ホプキンス)に頼ることができたが、家庭環境に恵まれないジョニーには支えてくれる大人が誰一人としていなかった。そして、このことが2人の行く末を大きく分けることになる――。

グレイ監督の実体験をもとに作られた、自伝的物語でもある本作。無邪気な子供時代を経て社会の現実と痛みを知りながら大人になっていく少年のヒリつく心を映し出す本作に「共感してもらえる部分があればうれしい」と語った。また、ある美術館の壁に書いてあった“歴史と神話は個人の小宇宙からはじまる。”という言葉を紹介。「僕個人の小さな物語が、皆さんに響くことを願ってる」と、その真摯な想いを日本の観客に寄せる。

続く映像は、そんなグレイ監督の少年時代を体現する<ポール>が、ハイクラスな教育が受けられる学校に転校させられるワンシーンを切り取ったもの。悪友と引き離され、“より良い人生”を送るために有無を言わさず転校させられたポールは「僕をパパと同じにしたいだけ」と不満を言うが、しかし父は「いやそうじゃない。私を遥かに超えろ、それが望みだ」と、父から子へ愛情と言う名の呪いをかけるー。

目次