『アステロイド・シティ』スペイン・チンチョンに建てられた砂漠の街“アステロイド・シティ”のメイキング映像が解禁!

(c)2022 Pop. 87 Productions LLC

ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』(9月1日(金)公開)のメイキング映像が解禁された。

ウェス・アンダーソン監督といえば、CGを極力使用せず、実際にセットを建てて撮影するアナログな手法が特徴的であり、計算しつくされたセットに夢中になるファンも多い。本作についても、「ポスプロでいろいろいじることもしようと思えばできたけれど、あえてスペインのセットで撮影しています。これが役者におおいに影響を及ぼします。スカーレット(・ヨハンソン)が「まるで舞台劇みたいだった」と言っていたけれど、まさにそういう狙いなんです」とウェス監督は語る。

舞台となる砂漠の街“アステロイド・シティ”は、建物のみならず、岩や山、サボテンまでもが人の手で造られたセットだ。ほぼグリーンバックなしで撮ったとは信じられないような出来栄えだが、それを証明するメイキング映像が到着した。

(c)2022 Pop. 87 Productions LLC

メイキングで、砂漠のセットを作るために、広大な平地を探し求めてスペイン・チンチョンにたどり着いたと語るウェス監督。岩のセットには、まずミニチュアを作って配置を調整するといった徹底した仕事ぶりがとらえられている。さらに、1955年という時代を彷彿とさせる仕上がりの建物や、途切れた高速道路へのオンランプのようなセットへのこだわりなど、“アステロイド・シティ”に込められた魅力をウェス監督が語る。もちろん、本メイキング映像には、1度もグリーンバックは登場しない。

“アステロイド・シティ”の誕生は、プロダクションデザインのアダム・ストックハウゼンの存在なしには語れない。『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞(R)を授賞した彼は『ダージリン急行』『ムーンライズ・キングダム』など、ウェス監督作品の数々を手がけてきた。

“アステロイド・シティ”の建設でも辣腕を振るったアダムは、コロナ禍での作業となった本作での作業状況を「稀な状況だった」と語る。「私たちは、現場にいる人たちとつながりながら、遠隔で仕事をしていたんだ。その後、ごく少人数のスタッフが現場に出向いて確認したが、私自身は自分にこう言い聞かせていた。『きっとうまくいく。あらゆる状況が私にうまくいくと言っているぞ』とね。でもそれは、目の前にあるものに自信をもつことで起こる、ある種の魔法に頼っているだけなんだ。数字として証明できるものではないよ」

そんな試行錯誤の上で完成したセットに、スタイリストの北村道子からも「ウエス・アンダーソンの脳内映像をアダム・ストックハウゼンが完璧にビジュアルで変換させた逸品である!」と熱い称賛の声が届いた。

セットだけをとっても数多のこだわりが詰め込まれ、目が足りないほど見どころにあふれた“アステロイド・シティ”の風景にも期待が高まる。

(c)2022 Pop. 87 Productions LLC
(c)2022 Pop. 87 Productions LLC
(c)2022 Pop. 87 Productions LLC
(c)2022 Pop. 87 Productions LLC

ストーリー
1955年、忘れられないあの夏の7日間。
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。
隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー──それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!

作品タイトル:『アステロイド・シティ』
出演:ジェイソン・シュワルツマン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)、スカーレット・ヨハンソン(「アベンジャーズ」シリーズ/ブラック・ウィドウ)、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティーヴン・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム 他
監督・脚本:ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』『ムーンライズ・キングダム』)
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
制作:ウェス・アンダーソン、スティーヴン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン
製作総指揮:ロマン・コッポラ、ヘニング・モルフェンター、クリストフ・フィッサー、チャーリー・ウォーケン
配給:パルコ ユニバーサル映画
2023年/アメリカ/カラー・モノクロ/スコープサイズ/英語/104分/字幕翻訳:石田泰子/原題:Asteroid City/映倫:G

公式サイト:asteroidcity-movie.com
公式Twitter:twitter.com/asteroidcity_jp
公式Instagram:instagram.com/asteroidcity_jp
コピーライト:(c) 2023 Pop. 87 Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved

9月1日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開!

関連記事:
ウェス・アンダーソン最新作『アステロイド・シティ』戦場カメラマンと女優が風変わりな出会いを果たす本編映像解禁!
ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』1950年代アメリカのレトロ感漂うキャラクターポスター解禁!
『アステロイド・シティ』ウェス・アンダーソンすぎる!?こだわりがぎゅっと詰まったスチールが解禁
US公開の週末成績でウェス・アンダーソン監督史上最高記録を樹立!『アステロイド・シティ』日本語版予告編が解禁
『アステロイド・シティ』日本版ポスタービジュアル解禁!ウェス監督ファン必携のポストカード付きムビチケ販売も決定
『アステロイド・シティ』ウェス・アンダーソン監督が明かす本作の誕生秘話&メイキング写真が到着!
ウェス・アンダーソン監督『アステロイド・シティ』邦題決定&スチール解禁!ジェイソン・シュワルツマンら豪華キャスト集結

↑上に戻る