『アステロイド・シティ』ルパート・フレンド&マヤ・ホークによる超陽気なダンスシーンメイキング映像が解禁!

(c)2022 Pop. 87 Productions LLC

ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』(9月1日(金)公開)のメイキング映像が解禁された。

先日のカンヌ国際映画祭で、BGMに合わせてダンスを披露する姿が話題となっていたルパート・フレンドマヤ・ホーク。マヤ・ホークが演じるのは、ジューンという8歳の10人クラスを率いる先生。一方ルパート・フレンドはバンドとともに旅をする詩人で、カウボーイのモンタナを演じている。“アステロイド・シティ”で出会う2人は、ジューンの生徒からモンタナが懐かれることで、親交を深めていく。そんな2人と8歳クラスの子供たちによる、キュートで陽気なダンスシーンのメイキング映像が到着した。

“アステロイド・シティ”に出現した宇宙人に夢中になった生徒が、モンタナ、バンドとともに宇宙人を称賛する楽曲を作成。その披露の場が、今回のダンスシーンである。軽快なテンポのなかで、「片足で跳んで踊ろう」という歌詞の通り、跳ねる動きが印象的なダンスが画面上のいたるところで繰り広げられる。手をつないで踊るルパート・フレンドとマヤ・ホークの動きも息がぴったりなのだが、なんとこのダンスシーンはすべてアドリブだったという。

「脚本には「みんな踊る」としか書いていなかった」とルパートは振り返る。「それでみんなで「振付師はいつやってくるのだろう?リハーサルはいつ?」などと疑問に思ったのだけど、そういうものは一切なかった。とにかくやってみるしかなかった。でも高揚感がすごかったのを覚えている。」ルパートが現場で感じたという高揚感は、観客にもあますことなく伝わってくる。さらに、「私はたまたま帽子を投げ上げたのだけど、カメラの後ろのほうで、たまたまセットを訪れていたビル・マーレイが落ちてくる帽子をキャッチしてくれたんだ。完璧だった」と、トレーラーがなく、役者が常に撮影を見守るウェス監督現場ならではの出来事も語ってくれた。

ダンスシーンで使用されている「Dear Alien(Who Art In Heaven)」は、ウェス・アンダーソンと、カウボーイバンドのひとりを演じるジャービス・コッカーによる共同制作。ジャービスは『ファンタスティック Mr.FOX』で声の出演、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でサウンドトラックに協力するなど、これまでもウェス監督作品で活躍している。

テネシー・アーニー・フォードの心に響くバリトンの哀歌やロイ・ロジャースの合唱のようなセレナーデといった20世紀中盤のカントリーウェスタンのサウンドにインスピレーションされてつくられたという「Dear Alien(Who Art In Heaven)」。音源は劇中のカウボーイバンドのメンバーであるジャービス、セウ・ジョルジ、ペレ・マレン、ジャン=イヴ・ロザックと、モンタナ役のルパート・フレンドによる演奏を生録音している。

ルパート・フレンドはウェス監督からセッションの依頼をされたとき、「ごくりと固唾をのんだ」という。「ずっと昔から憧れていたミュージシャンたちだったんだ。何せ彼らはプロだし、僕は蚊帳の外だったね。これはウェスが意識的にやっていることなのかもしれないけど、いつもちょっとばかり無理なお願いをしてくる。監督の挑戦状に果敢に挑むことができるから充実感があった」。この楽曲のためにスチールギターの習得をして臨んだルパート・フレンド。その勇姿にも注目したい。

ストーリー
1955年、忘れられないあの夏の7日間。
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。
隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー──それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!

作品タイトル:『アステロイド・シティ』
出演:ジェイソン・シュワルツマン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)、スカーレット・ヨハンソン(「アベンジャーズ」シリーズ/ブラック・ウィドウ)、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティーヴン・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム 他
監督・脚本:ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』『ムーンライズ・キングダム』)
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
制作:ウェス・アンダーソン、スティーヴン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン
製作総指揮:ロマン・コッポラ、ヘニング・モルフェンター、クリストフ・フィッサー、チャーリー・ウォーケン
配給:パルコ ユニバーサル映画
2023年/アメリカ/カラー・モノクロ/スコープサイズ/英語/104分/字幕翻訳:石田泰子/原題:Asteroid City/映倫:G

公式サイト:asteroidcity-movie.com
公式Twitter:twitter.com/asteroidcity_jp
公式Instagram:instagram.com/asteroidcity_jp
コピーライト:(c) 2023 Pop. 87 Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved

9月1日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開!

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