『ベルイマン島にて』これぞ”聖地巡礼”の最終形態!清涼感溢れる北欧の島暮らしを捉えた場面写真が一挙解禁

ベルイマン島にて

第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され高評を得た、ミア・ハンセン=ラブ監督の最新作『ベルイマン島にて』(4月22日(金)公開)の場面写真が解禁された。

スティーヴン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなどに多大な影響を与えた20世紀最大の巨匠イングマール・ベルイマン。ミア・ハンセン=ラブ監督は、彼の原風景と言われるスウェーデン・フォーレ島を舞台に本作を撮影した。フォーレ島は、スウェーデン本土の南東海岸に位置する、バルト海に浮かぶ島。ベルイマンが魅せられた神秘的な自然や郷愁を誘う風車、そして彼が公私共に時を過ごした家屋や傑作を生みだしたロケ地などが現存することから、いつしか映画ファンから「ベルイマン島」と呼ばれるようになった島だ。

この度解禁されたのは、映画監督カップルのクリス(ヴィッキー・クリープス)とトニー(ティム・ロス)が、フォーレ島で過ごした北欧での夏時間、そしてクリスが自身の初恋をモチーフに脚本を手掛けた劇中劇を切り取った場面写真8枚。

ベルイマンをリスペクトするクリスとトニーにとって、彼が実際に暮らし、傑作を生みだしたこの島は文字通り“聖地”。そこを訪れるだけでなく、実際に撮影に使われた部屋に滞在して仕事できるのは、ファンにとって夢のような体験であり、まさに<聖地巡礼の最終形態>と言えるだろう。

劇中に登場する部屋(繰り返しになるが、これらは実際にベルイマン監督作の撮影に使われたりした彼の仕事部屋なのだ)はどれも木をふんだんに使ったぬくもりが感じれるナチュラルかつ洗練されたインテリアで、ベルイマンファンや映画ファンはもちろんのこと、北欧インテリア好きも見逃せない。陽光に包まれる巨匠の仕事部屋に吸い寄せられるクリスを切り取ったカットは、聖地に足を踏み入れようとしているかのような1枚だ。

そこかしこに巨匠の息吹が宿る島や部屋での旅暮らしの中で、クリスは自身の実らなかった初恋を投影した次回作の脚本執筆に取り掛り、その構想は本篇中でエミリー(ミア・ワシコウスカ)を主人公とした劇中劇として描かれる。劇中劇を切り取ったカットには、北欧の夏の溢れんばかりの清涼感と、自分ではコントロールできないエミリーの恋の情熱や切なさが詰め込まれている。

その他の解禁になった写真には、海に行っても、草原を散歩しても、どこか心晴れない様子のクリスが写っている。彼女が“聖地”でインスピレーションを得て創作したストーリーの先にあったものとは一体ー?

憧れの人物の存在を全身で感じることのできる島で展開されるクリスの物語、クリスが生み出す劇中劇として紡がれるラブストーリーの行方、そして、クリスの目を通して目撃されるベルイマンの所縁の部屋や品々。ここでしかできない貴重な体験を是非スクリーンで。

ベルイマン島にて
ベルイマン島にて
ベルイマン島にて
ベルイマン島にて
ベルイマン島にて
ベルイマン島にて
ベルイマン島にて

ストーリー
アメリカからスウェーデンのフォーレ島にやってきた映画監督カップルのクリスとトニー。創作活動にも互いの関係にも停滞感を抱いていた二人は、敬愛するベルイマンが数々の傑作を撮ったこの島でひと夏暮らし、インスピレーションを得ようと考えたのだ。やがて島の魔力がクリスに作用し、彼女は自身の初恋を投影した脚本を書き始めるのだが─。

作品タイトル:『ベルイマン島にて』
出演:ヴィッキー・クリープス『ファントム・スレッド』、ティム・ロス『海の上のピアニスト』、ミア・ワシコウスカ『アリス・イン・ワンダーランド』、アンデルシュ・ダニエルセン・リー『パーソナル・ショッパー』
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ『未来よ こんにちは』『あの夏の子供たち』『EDEN/エデン』
原題:BERGMAN ISLAND│2021年│フランス・ベルギー・ドイツ・スウェーデン│英語│113分│カラー│スコープ│5.1ch│日本語字幕:平井かおり│映倫区分:G(一般)
提供:木下グループ
後援:スウェーデン大使館
配給:キノフィルムズ

公式サイト:bergman-island.jp
コピーライト:(c)2020 CG Cinéma – Neue Bioskop Film – Scope Pictures – Plattform Produktion – Arte France Cinéma

4月22日(金) シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

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