イタリアの至宝ルキーノ・ヴィスコンティ監督による不朽の名作『山猫 4K修復版』予告編解禁、3/17(日)より全国順次公開

画像02

没後43年、未だその名の輝きが褪せることなきイタリアの至宝ルキーノ・ヴィスコンティ。不朽の名作『山猫 4K 修復版』が、初めて35mmプリントとデジタルで同時上映することが決定。ヴィスコンティの命日である3月17日(日)より、東京都写真美術館を皮切りに全国順次公開となる。
このたび、本作の公開にあわせて再編集した予告編が解禁された。

イタリア有数の名門貴族の生まれであるヴィスコンティは、映画史の中でも唯一無二の存在。貴族文化の洗練をまとい、音楽、美術、文学の造詣が深いヴィスコンティは、ココ・シャネル、マリア・カラスをも虜にし、アラン・ドロン、ヘルムート・バーガーなど美しい男たちを愛した。ヴィスコンティ作品の中でも最も人気が高い名作が、この『山猫』。イタリア王国誕生の夜明け、ヴィスコンティの分身とも言える、シチリアを統治するサリーナ侯爵の滅びゆく美学を描いた一大巨編である。

先ごろ引退を宣言したアラン・ドロンをはじめ、バート・ランカスター、クラウディア・カルディナーレなど豪華キャストに加え、撮影に36日間をかけたといわれる大舞踏会シーンなど、伝説のエピソードに彩られた映像の世界遺産とも呼べる作品である。

画像03

2010年、マーティン・スコセッシ設立のフィルムファンデーションとGUCCIの資料提供により1万2千時間をかけて復元された4K版を、今回特別に、35mmプリントとデジタルの両方で上映。どちらでヴィスコンティを堪能するかという、まさにぜいたくな悩み。
プリントとデジタルの同時上映は初の試みとなり、最後の劇場公開となる。

画像01

ストーリー
統一戦争に揺れるイタリア。シチリアを統治する名門貴族の当主、サリーナ公爵(バート・ランカスター)は、自分たちの時代の終焉が近いことを感じていた。一方、公爵が目をかける甥のタンクレディ(アラン・ドロン)は革命軍に参加。新興ブルジョワの娘、アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)と恋に落ち、公爵はそれを後押しした。そして、世代交代を告げる大舞踏会の幕が開ける……

作品タイトル:『山猫 4K修復版』
出演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ他
監督:ルキーノ・ヴィスコンティ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ニーノ・ロータ
衣装:ピエロ・トージ
原題: IL GATTOPARDO
原作:ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ
1963年/イタリア=フランス合作/186分/カラー/シネマスコープ/モノラル/イタリア語版
配給:クレストインターナショナル

公式サイト:www.crest-inter.co.jp

3月17日(日)より東京都写真美術館ホール他全国順次

↑上に戻る