【応募終了】ベトナムの秘境を舞台に、第三夫人として14歳で嫁いだ少女が主人公『第三夫人と髪飾り』試写会10組20名様

19世紀、北ベトナムの絹の里。富豪のもとに若き第三夫人が嫁いでくる。愛、哀しみ、裏切り、希望が複雑に交錯する、濃密で甘美な女たちのドラマ。
スパイク・リー、トラン・アン・ユンなど、世界の巨匠が才能を絶賛する新鋭アッシュ・メイフェア衝撃のデビュー作『第三夫人と髪飾り』が、10月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ他で公開となる。

このたび、本作の公開に先駆け、一般試写会の実施が決定いたしました!本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、どうぞお見逃しなく…!
皆様のご応募を心よりお待ちしております。

『第三夫人と髪飾り』一般試写会10組20名様ご招待

【日時】9月5日(木)18:30開場/19:00開演(93分)
【場所】日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール
(東京都千代田区)
※上映終了後に監督によるトークイベントを予定しております。
※応募締切:2019年8月25日(日

【ご注意事項】
※本イベントは郵送(招待状)にて当選をご案内いたします。
※登壇ゲストは予告無く変更・キャンセルとなる場合がございます。予めご了承ください。
※当日はメディア取材が入る予定です。お客様が取材等で写り込む場合がありますので、予めご了承下さい。
※予告なくイベントが中止、日程や時間が変更となる場合がございます。
※悪天候、天災および公共交通機関の運行状況ほか諸事情により、やむを得ずイベントが中止となる場合がございます。
※録画・録音機器などのお持込は、ご遠慮ください。
※開演時間を過ぎてしまうとご入場できませんので、遅れずにお越しください。
※消防法の規定により、満員の際はご入場をお断りする場合がございます。
※会場までの交通費、宿泊費などは、当選者様ご自身のご負担となります。
※当選の途中経過や当選結果に関するお問い合わせは承ることができませんので、ご了承ください。


※プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
※当選の発表は、当選者のみに招待状(郵送)の発送をもって代えさせていただきます。

北ベトナム、絹の里の富豪のもとに嫁いできた14歳の第三夫人
女たちの愛と哀しみが眠る桃源郷を舞台に紡がれる、ある一族のファミリーヒストリー

19世紀の北ベトナムの秘境、息を呑むような美しい渓谷に囲まれた絹の産地。穏やかでエレガントな第一夫人、色香あふれる第二夫人を持つ大富豪のもとに、14歳の第三夫人が嫁いでくる。第一夫人には一人息子、第二夫人は三人の娘がいたが、一族にはさらなる男子の誕生が待ち望まれていた。そこに若く無邪気な第三夫人が登場し、静かな里に濃密な時間が流れ始める。

20世紀中頃まで一夫多妻が続いていた北ベトナムを舞台に、監督自身の曾祖母の体験をもとにしている『第三夫人と髪飾り』は、“14歳の第三夫人”というショッキングな題材でありながら、父権社会で男児を産むことが女の唯一の務めであった時代を生きる女たちの複雑な感情が丁寧に掬い上げられ、胸に迫ってくる感動のドラマだ。繭の中の蚕のように、生きる場所も役割も最初から定められていた女たち。しかし、才能あふれる一人のベトナム人監督が、自身のルーツをたどりながら歴史の闇に消えた彼女たちに命を吹き込んだ。愛、思惑、哀しみ、そしてたどり着く一筋の希望――。まるで一幅の水彩画に入り込んでしまったかのような世界で語られる一族の“ヒストリー”は大河小説さながらに壮麗であり、同時にその甘い官能は私たちを陶酔させてやまない。

世界の巨匠たちがその才能を絶賛する新鋭監督アッシュ・メイフェア
スパイク・リーが脚本に惚れ込み、トラン・アン・ユンが美術監修をつとめた衝撃のデビュー作

初の長編監督作とは思えない堂々たる演出手腕を見せたアッシュ・メイフェア監督は14歳までベトナムで育ち、以降欧米で教育を受け、スパイク・リー監督が教鞭をとるニューヨーク大学(NYU)で映画製作を学んだ。自身のファミリーヒストリーとも呼べる脚本はスパイク・リーから激賞され、2014年度のNYU脚本プロジェクトのファンドを勝ち取った。撮影のため故郷のベトナムへ戻ったメイフェアは自らロケーションを探し、さらに数ヶ月間スタッフと共に実際に19世紀の暮らしをするなど徹底したこだわりで、実に5年の歳月をかけ2018年ついに本作を完成させた。その年のトロント国際映画祭ディスカバリー部門でプレミア上映され、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞、シカゴ国際映画祭新人監督部門ゴールド・ヒューゴ賞(最優秀作品賞)等、多くの賞に輝いている。また、『青いパパイヤの香り』『夏至』でベトナムの魅力を世界に広めたトラン・アン・ユンが美術監修を務め、洗練された空間づくりに貢献している。

ベトナムの世界遺産を舞台に、東洋の美たちがスクリーンを彩る

舞台となる地は、2014年に世界遺産として登録され、世界中から観光客が訪れるベトナムの秘境ニンビン省チャンアン。輝く竹の翠、ランタンに灯る光、石を打つ雨だれの滴、女たちの纏うアオザイの色彩・・・、スクリーンには壮大な自然を背景に東洋の美が映し出されていく。初夜の儀、甘美な秘めごと、禁断の愛など、エロティックな描写さえも絵画的な美しさを湛え、観る者を陶然とさせる。隅々まで美で尽くされた桃源郷のような世界だ。その世界で生きる女たちもまた、多様な美しさを持ち存在感を放っている。

第一夫人のハにはトラン・アン・ユン監督作の常連で、妻でもあるトラン・ヌー・イエン・ケー。たおやかながら芯の強さを見せる、抑えた演技が光る。第二夫人スアン役のマイ・トゥー・フオンは、モデル出身で歌手としても活躍しており、冒頭の宴のシーンではその魅惑的な歌声を披露。そして第三夫人メイには映画初出演となるグエン・フオン・チャー・ミー。難しい役どころながら、メイの心の機微を見事に体現し圧倒的だ。また使用人のラオには『シクロ』『夏至』で知られる名バイプレーヤー、グエン・ニュー・クインが扮し、夫人たちを支えている。

ストーリー
19世紀の北ベトナム。14歳のメイは絹の里を治める富豪のもとに、三番目の妻として嫁いでくる。穏やかでエレガントな第一夫人には息子がひとり、美しく魅惑的な第二夫人には娘が三人いたが、一族にはさらなる男児の誕生が待ち望まれていた。やがて、まだ無邪気だったメイは、この家では世継ぎを産んでこそ“奥様”になれることを知る。若き第三夫人がやってきたことで静かな里はさざめきたち、女たちのドラマが幕を開けるのだった――。

作品タイトル:『第三夫人と髪飾り』
出演:トラン・ヌー・イェン・ケー、グエン・フオン・チャー・ミー、マイ・トゥー・フオン(Maya)
監督・脚本:アッシュ・メイフェア
製作:チャン・ティ・ビック・ゴック、アッシュ・メイフェア
エグゼクティブ・プロデューサー:ダン・ティ・ホアン・イェン、ダン・タイン・タム
撮影:チャナーナン・チョートルンロート
美術:ドー・チョン・アン
衣装:チャン・フオン・ターオ
メイク:グエン・キュウ・トゥー
編集:ジュリー・ベジオ
カラリスト:ヨフ・ムール
作曲:トン・タット・アン
サウンドミキサー:ロマン・ディムニー
サウンドデザイナー:エドゥアール・モラン
キャスティング:グエン・ティー
美術監修:トラン・アン・ユン
2018年/ベトナム/93分/DCP/カラー/1:1.5/
原題:Vợ Ba
英題:The Third Wife
字幕翻訳:原田りえ
配給:クレストインターナショナル

公式サイト:http://crest-inter.co.jp/daisanfujin/
コピーライト:(C)copyright Mayfair Pictures.

10/11(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

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