ワン・ビン監督作品『死霊魂』公開日再延期のお知らせ

死霊魂シアター・イメージフォーラムでの公開が6月27日(土)に延期となっていたワン・ビン監督作品『死霊魂』が、この度の新型コロナウィルスの緊急事態宣言の延期に伴い、公開日の再度の延期が決断された。

新たな公開日は2020年8月1日(土)~8月14日(金)が予定されている。

なお、全国での上映館でも、現在、公開日を調整中とのこと。各劇場の公開日は決定次第、『死霊魂』公式HPページにて発表される予定だ。

公式サイト:http://moviola.jp/deadsouls/

本作は、『鉄西区』『無言歌』『三姉妹~雲南の子』などで知られるワン・ビン監督の集大成となる8時間越えの大作

2018年のカンヌ映画祭に特別招待され、「カンヌ公式作品史上最長!」(Screen Daily紙)、「これは爆発物だ!」(The Hollywood Reporter)と大きな話題を呼び、山形国際ドキュメンタリー映画祭2019では見事、大賞と観客賞をダブル受賞した『死霊魂』。デジタルカメラ1台あれば、映画が世界と対峙できる時代に突入したと証明した『鉄西区』以来、たえず映画界を揺るがし続けてきた中国のワン・ビン監督の集大成であり、8時間26分にも及ぶ上映時間、映画館では休憩2回を挟む3部上映、という圧倒的な作品だ

そこで何が起きたのか?
ある日突然、送られた収容所は<飢餓収容所>と化した。
地獄を生き延びた者たちの証言が死者の魂をよびおこす。

映画が捉えたのは、いまだに明らかにされていない部分も多い<反右派闘争>という中国史の闇。<反右派闘争>とは、1950年代後半に、突然、中国共産党によって、<反動的な右派>と名指しされた55万人もの人が、理由もわからず収容所に送られたという政治闘争。そこに世界史に類のない大飢饉が重なって、彼らが送られた収容所は凄惨極まりない地獄と化し、大量の餓死者を続出したのだ。映画は、半世紀以上を経て、「生還率10%」ともいわれた収容所を生き延びた人々が、それぞれの体験をカメラの前で証言するドキュメンタリー。撮影は2005年から2017年にかけて行われ、120人の証言、600時間に及ぶ映像素材から完成した。

作品タイトル:『死霊魂』
監督・撮影:ワン・ビン
製作:セルジュ・ラルー、カミーユ・ラエムレ、ルイーズ・プリンス、ワン・ビン
原題:死霊魂
英語題:DEAD SOULS
フランス、スイス|2018年|8時間26分(3部合計)|DCP|カラー
日本語字幕:最上麻衣子(第一部)、新田理恵(第二部、第三部)
配給:ムヴィオラ

公式サイト:http://moviola.jp/deadsouls/
コピーライト:(c)LES FILMS D’ICI-CS PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINÉMA-ADOK FILMS-WANG BING 2018

8月1日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

 

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