『ドリーミング村上春樹』予告編解禁!公開記念イベント『風の歌を聴け』一夜限りの上映会9/30開催決定・ゲスト登壇予定

村上春樹の翻訳家として著名なメッテ・ホルム(デンマーク人)を追ったドキュメンタリー『ドリーミング村上春樹』が10月19日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショーとなる。
村上春樹が『風の歌を聴け』(講談社)で鮮烈な作家デビューを飾ってちょうど40年目となる日の7月23日、本作の予告編が公開された。

映画では、村上春樹を20年以上翻訳するメッテ・ホルムが、40年前のデビュー小説に戻り、翻訳する貴重な姿を追っている。

本作品は映画のカメラとは別に、村上春樹の短編小説『かえるくん、東京を救う』(短編集『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)に集録)の「かえるくん」の視点で追うメッテ・ホルムの姿も捉えている。監督のニテーシュ・アンジャーンは、村上春樹の『1Q84』(新潮社)の世界観を例えに、人が誰かを愛し、誰かに愛された瞬間に世界が変わって見えると話す。映画では、村上春樹の翻訳にメッテが没頭すると「かえるくん」が現れ、村上春樹との対談が近づいた瞬間に二つの満月が現れる。本作品で使用されているビジュアル・エフェクトは、デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーの『ハウス・ジャック・ビルト』や、ニコラス・ウィンディング・レフンの『ネオン・デーモン』のビジュアル・エフェクトを制作した、北欧最新のVFXチーム、TGBVFXが手がけたものだ。

また、10月19日(土)からの公開を記念し、公開劇場である新宿武蔵野館で、村上春樹原作の初めての映画化となった、『風の歌を聴け』35mm版(大森一樹監督作品)の一夜限りの特別上映会の開催が決定した。当日はメッテ・ホルムとスペシャルなゲストを招いた上映後イベントも実施される。

『ドリーミング村上春樹』公開記念イベント

映画『風の歌を聴け』(1981年製作/大森一樹監督作品/村上春樹原作)35mm版 特別上映会
開催日:9月30日(月)
劇場:新宿武蔵野館
ゲスト:メッテ・ホルム(翻訳家)&スペシャルゲスト
※上映時間、チケット発売日、その他詳細は追って劇場HPと映画公式HPで発表

『風の歌を聴け』
キャスト:小林薫、真行寺君枝、巻上公一、坂田明、室井滋 他
監督:大森一樹
1981年/日本映画/100分

夏休みに、生まれ故郷の海辺の街に帰省した主人公の大学生と、馴染みのバーでの旧友との再会や、女の子との出会いを描く。七十九年度『群像』新人文学を受賞した村上春樹の同名の小説の映画化で脚本・監督は「ヒポクラテスたち」の大森一樹、撮影は渡辺健治がそれぞれ担当。

(C)1981 オフィス・シロウズ/ATG

(C)1981 オフィス・シロウズ/ATG

(C)1981 オフィス・シロウズ/ATG


メッテ・ホルム(翻訳家)
デンマーク生まれ。6月より桐生市在住。村上春樹『風の歌を聴け』、『ねじまき鳥クロニクル』、『ノルウェイの森』、『海辺のカフカ』、『1Q84』、『騎士団長殺し』など多数翻訳。その他にも、大江健三郎、吉本ばなな、川上弘美、村田沙耶香、多和田葉子なども翻訳。

イントロダクション
村上春樹の翻訳家のメッテ・ホルムは1995年、『ノルウェイの森』と出会って以来、20年以上村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきた。村上春樹の作品はこれまで世界50言語以上に翻訳されてきたが、そのほとんどが英語からの翻訳となり、メッテのように日本語から直接翻訳することは珍しかった。映画は2016年、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞し、デンマークを訪れ王立図書館でメッテと対談する瞬間と、同時期にメッテが村上春樹のデビュー小説『風の歌を聴け』を翻訳する貴重な姿を捉えている―――

ドリーミング村上春樹作品タイトル:『ドリーミング村上春樹』
監督:ニテーシュ・アンジャーン
2017年/デンマーク/デンマーク語、日本語、英語、ノルウェー語/日本語字幕/カラー/60分/クリエイティブ・ドキュメンタリー
配給:サニーフィルム

公式サイト:https://www.sunny-film.com/dreamingmurakami
コピーライト:(C)Final Cut for Real
写真クレジット :(C)サニーフィルム

 

 

10月19日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー


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