『ファースト・カウ』新場面写真が一挙解禁!ケリー・ライカート監督が語るキャスティング秘話も

ファースト・カウ

ケリー・ライカート監督作『ファースト・カウ』(12月22日(金)公開)より、場面写真が解禁された。

現代アメリカ映画の最重要作家と評され、いま最も高い評価を受ける監督のひとりであるケリー・ライカート作品が、ついに日本の劇場で初公開。世界中の映画祭で157部門にノミネートされ、27部門受賞した本作は映画人からの評価も高く、ポン・ジュノ、ジム・ジャームッシュ、トッド・ヘインズ、濱口竜介ら名だたる監督たちが口を揃えて本作を称賛。さらに、配給会社A24との初タッグが実現した。

物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキー(ジョン・マガロ)と中国人移民のキング・ルー(オリオン・リー)は、ドーナツ作りを通して少しずつ友情を育んでいく。

本作の核となるのは、クッキーとキング・ルーの友情だ。森の中で毛皮猟師の一団と一緒に逃げ回るクッキーが、とある事情で追われる身となったキング・ルーと出会い、彼をかくまうところから物語は始まる。

広大な自然の中で偶然引き合わされ、のちに熱い友情を築きあげていくこととなる2人だが、そんな彼らをキャスティングした経緯について、ライカート監督は「ジョン・マガロのことは『キャロル』(15)でよく知っていて、初めて彼とスカイプしたとき、彼自身にクッキーの要素が多いと思いました。彼が引き受けてくれるか、はっきりしなかったので、決まったときはものすごく嬉しかったです。キング・ルー役は、キャスティング・ディレクターのゲイル・ケラーが必死に探してくれ、私たちは何百人もの役者をみました。オリオンには3、4回朗読をやってもらったのですが、どれもかなり面白かった記憶があります」と語る。

さらに、2人の行方を大きく左右する長官を、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(02)や『ネバーランド』(04)など、名作に多数出演するイギリスを代表するトビー・ジョーンズが演じ、物語に彩を添える。

解禁された場面写真には、クッキーとキング・ルーが温かい光に包まれながらたたずむ様子や、オレゴンの地に初めて牛が降り立つ場面、緑が生い茂る大自然の中で2人が出会うシーン、そしてトビー・ジョーンズ演じる長官の姿も。まさにアメリカの原風景といえる、広大な未開拓の地を発見することができる。

ファースト・カウ
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ストーリー
物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルー。共に成功を夢見る2人は自然と意気投合し、やがてある大胆な計画を思いつく。それは、この地に初めてやってきた“富の象徴”である牛からミルクを盗み、ドーナツで一攫千金を狙うという、甘い甘いビジネスだった―!

作品タイトル:『ファースト・カウ』
出演:ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズ
監督・脚本:ケリー・ライカート
脚本:ジョナサン・レイモンド
2019/アメリカ/英語/カラー/5.1ch/原題:First Cow/日本語字幕:中沢志乃
配給:東京テアトル、ロングライド

公式サイト:firstcow.jp
コピーライト:(C) 2019 A24 DISTRIBUTION. LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

12月22日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開

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