映画『ファースト・カウ』三宅唱監督が敬愛するケリー・ライカート監督とのスペシャル対談映像が解禁!

映画『ファースト・カウ』(12月22日(金)公開)にて、かねてよりケリー・ライカート監督の大ファンと公言し、本作に絶賛コメントも寄せた『ケイコ 目を澄ませて』、『夜明けのすべて』の三宅唱監督とライカート監督の夢のスペシャル対談が解禁された。

まず三宅監督が質問したのは物語が始まる冒頭のシーンについて。いつどのようにして、最初のショットを決めたのかと尋ねると、ライカート監督は「本作を捧げたピーター・ハットン監督のオマージュでした」と語る。続いて、「本作では“友情”は小さくて見つけづらいものとして表現されているのでは?そこの工夫は?」と、クッキーとキング・ルー2人の友情について疑問を投げかけると、ライカート監督は「クッキーの周りの男たちは殴りかかったり暴力的だけど、キング・ルーとはすぐに会話ができた。そんな驚きや二人の出会いを描きたいと思いました」と、本作のテーマを明かした。

さらに、対談の途中では、ライカート監督が三宅監督に「フィルムメイカーだから分かってくれると思うのですが…」と、脚本やシーンについて解説する場面も。他にも、劇中のショットはどのようにして生まれたのか。また、本作を制作するにあたりどんな作品を参考にしたのか。三宅監督の投げかけに応える形で、ライカート監督は細かなシーンのディテールまで解説をしていく。

そして最後に、観客に期待することについて。ライカート監督は「理想としては自分の作品を映画館で観た後、全く違う解釈や意見を持ってくれると面白いですね」と、日本の観客へ呼びかけた。

ストーリー
物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルー。共に成功を夢見る2人は自然と意気投合し、やがてある大胆な計画を思いつく。それは、この地に初めてやってきた“富の象徴”である牛からミルクを盗み、ドーナツで一攫千金を狙うという、甘い甘いビジネスだった―!

作品タイトル:『ファースト・カウ』
出演:ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズ
監督・脚本:ケリー・ライカート
脚本:ジョナサン・レイモンド
2019/アメリカ/英語/カラー/5.1ch/原題:First Cow/日本語字幕:中沢志乃
配給:東京テアトル、ロングライド

公式サイト:firstcow.jp
公式X:@FirstCow_JP
コピーライト:(C) 2019 A24 DISTRIBUTION. LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

12月22日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開

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