【プレゼント】24カ国で翻訳された世界的ベストセラーが映画化!感動のドキュメンタリー『いろとりどりの親子』一般試写会

いろとりどりの親子
全米批評家協会賞や、ニューヨークタイムズ紙のベストブックに選ばれ世界中で大ベストセラーとなった「FAR FROM THE TREE」を原作にしたドキュメンタリー映画「FAR FROM THE TREE」の日本語タイトルを『いろとりどりの親子』とし、11月17日(土)、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定した。

国内外50以上の賞を受賞したノンフィクション本「FAR FROM THE TREE」。これまで数々の社会派ドキュメンタリー作品を手掛けてきたエミー賞受賞監督レイチェル・ドレッツインが、本書に深い感銘を受け映画化を決意。自閉症や、ダウン症、低身長症、LGBTなど、さまざまな“違い”をどう愛するかを学んでいく6組の親子の姿を映しながら、マイノリティとされる人々の尊厳と権利に光を当てた本作は、しあわせの形は無限に存在していることを、私たちに気づかせてくれるー。
このたび、本作の公開を記念し、下記日程において一般試写会の実施が決定いたしました!話題の本作を逸早くご鑑賞いただける機会となりますので、どうぞお見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。※応募締切:10月28日(日)

『いろとりどりの親子』 一般試写会5組10名様ご招待!

【日時】11月8日(木) 18:30開場/19:00開映 *本編上映時間93分
【場所】ユーロライブ
(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)

※プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
※当選の発表は、当選者のみに招待状(郵送)の発送をもって代えさせていただきます。


INTRODUCTION

親と子が愛情を持って困難を乗り越えていくことが、お互いの“違い”を受け入れることにつながっていく。違ったっていい。私たちを取り巻くしあわせの形は、無限に存在しているのだから。

「子は親に似るもの」という先入観を問う、ノンフィクションベストセラーの映画化
始まりは、大きな困難に直面し、愛、共感、理解をもってそれを乗り切った親子たちを追ったノンフィクション本「FAR FROM THE TREE」がベストセラーとして世界の人々のもとに届いたことだった。「FAR FROM THE TREE」は、作家アンドリュー・ソロモンが家庭を持つことが第一だと信じる両親が息子がゲイであることを受け入れようと苦悩し努力をしている姿を見て、親との“違い”がある子どもたちを家族を通じて検証した一冊である。

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彼は、10年をかけて、身体障がい、発達障がい、LGBTなどさまざまな“違い”を抱える子どもを持つ300以上の親子に取材をし、900ページにわたって、家族の本質を探ることに尽力した。その後、24か国語に翻訳され、国内外の50以上の賞を受賞した本書をむさぼるように読んだというエミー賞受賞経験もある女性監督レイチェル・ドレッツィンは、ドキュメンタリー映画化を決意。明確に本作に流れるテーマを理解していた監督は、30もの映画化のオファーがあった中から、その権利を勝ち取ることに成功する。
ちなみに、本書と映画の原題タイトルは、”The apple doesn’t fall far from the tree.(リンゴは木から遠いところへは落ちない)”ということわざに由来する。アンドリューは、「子は親に似るもの」という古くからの先入観に対して、まっすぐに疑問を投げかける。

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大きな困難を抱える子どもと親が語る、飾らない真実のストーリー
本作では、自分たちとは全く異なる子どもを育てる親と、“違い”を持った子どもが直面する困難とその経験から得られる喜びについてのプロセスが描かれる。映されるのは、6つの親子だ。
原作者であり映画の語り手でもある、アンドリューと父親ハワード・ソロモン。かつてダウン症の人々の可能性を世に示す代弁者として人気を博し、テレビ番組「セサミストリート」にもレギュラー出演していたジェイソンとエミー賞受賞脚本家のエミリー・パール・キングスレー親子。タイピングを覚えるまで、言葉を発することがなかった自閉症のジャックと彼のためにあらゆる治療法を試したエイミーとボブ・オルナット夫妻。

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アンドリュー・ソロモンと父親ハワード・ソロモン

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ジェイソン・キングスレーとエミリー・パール・キングスレー親子

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ジャック・オルナット

母親に完全に保護された生活を送る低身長症のロイーニ・ヴィヴァオ。「自分たちには治すべきところなんてない」と低身長症としての人生をありのままに楽しんでいるリア・スミスとジョセフ・A・ストラモンド夫婦。そして、息子トレヴァーが重罪を犯し、刑務所に送られることになったリース家の人々。最悪の時期を思い出させるからと一度はオファーを断ったものの、アンドリューの一年近くの説得の末、本作に協力してくれることとなった。
自分たちの闇の体験を話すことで、同じような経験を味わった人たちを彼らが救うことを望んだからである。深刻でときに悲惨な家族の物語にひとすじの希望を抱くことができるのは、本作がさまざまな形の“親密な愛情”を表しているからなのだ。

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ロイーニ・ヴィヴァオ

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リア・スミスとジョセフ・A・ストラモンド夫婦


それでも深く愛さずにはいられないことが、“違い”を受け入れることへとつながる
著書をもとに映画化された『いろとりどりの親子』は、“違い”は人々を分断するものではなく、“違い”のある人たちのことを真剣に考える“家族”という組織形態こそが、人々を結びつけることができることを教えてくれる。ここで映される深刻な問題を背負った親子の物語は、親の無限の愛情は何ものにも勝ることを証明するだけでなく、彼らが、愛、共感、相互理解への情熱を持って最も普遍的やり方で困難を克服していく様子を通じて、そうなるべき姿以前の、ありのままの姿を愛する勇気を与えてくれる。
プロジェクトを通して、アンドリュー自身にも変化が訪れ、父の祝福のもと同性パートナーのジョンと結婚し、子を持つ親になった。アンドリューは言う。「どんな問題があっても、我が子をほかの子と交換したいと願う親はいない」と。息子が重罪を犯した母が、それでも「子どもを愛することは止められない」と語るように。どんな親も普通の子を望むはずという考えも、決めつけでしかない。低身長症のリアとジョセフの夫婦は、障がいがあってもなくても待ち望んでいた子どもを出産する。愛する子どもと出会うことで、親自身も変わっていく。本作は、“違い”をどう愛するかを学んでいく親子の姿を映しながら、その“違い”を欠陥としてではなく、光として祝福する方法を見出している。“普通”と“マイノリティ”の間に引かれた線は曖昧になり、それぞれに向ける色も変わり始める。自分が思い込んできた“普通”の向こう側の人生を知るための、貴重な窓となってくれるドキュメンタリーがここに誕生した。そこから世界を見渡せば、全く新しい“私”と出会えるはずだ。

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ストーリー
10年の歳月をかけて、300におよぶ親子を取材した、作家アンドリュー・ソロモン。親や周りとは“違う”性質を持った子どもを持つ親子たちのインタビューをまとめた「Far From THE TREE: Parents, Children and the Search for Identity」は、世界24カ国で翻訳され、数々の文学賞を受賞した。この書籍をもとに、エミー賞受賞の、レイチェル・ドレッツィン監督が映画化。困難を抱えた6組の親子の、戸惑いや、親から子への愛情、ありのままをアイデンティティとして受け入れていく姿を見つめるドキュメンタリー。

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<2017年ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭 出品>

作品タイトル:『いろとりどりの親子
監督:レイチェル・ドレッツィン
原作:アンドリュー・ソロモン「FAR FROM THE TREE:Parents, Children and the Search for Identity」
音楽:ヨ・ラ・テンゴ、ニコ・ミューリー
2018年/アメリカ/英語/93分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/原題:Far from the Tree/日本語字幕:髙内朝子
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

公式サイト:longride.jp/irotoridori/
(C)2017 FAR FROM THE TREE, LLC

11月17日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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